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初級ウェブ解析士 認定試験公式テキストの面白いところ。 [書籍・雑誌]

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初級ウェブ解析士の認定試験にチャレンジしました。

その際の教科書「初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト」がなかなか面白い。

試験が近づくと余裕がなくなってしまって「面白い」と言っている場合でなくなるし、

面白い。と感じたところは実は試験にパスする上ではそんなに重要でなかったりする。という皮肉な部分はあるのですが読み物としてよく表現されている。と感心した箇所をピックアップしておきたいと思います。(繰り返しになりますが、認定試験にパスするためにはあまり重要でないです。)

「多くの経営者のウェブに対するスタンスは2つに分かれます。

①丸投げタイプ
 ウェブは将来重要になるが、今はほとんどの顧客には関係がない。と考えるタイプ。
 彼らは、全部IT担当者に任せて、見て見ぬ振りをする。

②夢見るタイプ
 テレビや飲み会で成功した事例を聞いて、同じ方法を自社や業界にも応用して成功を夢見るタイプ。
 大逆転を夢見て、ウェブ制作会社、コンサルタントなどを呼んで、聞きかじった成功法則に沿った
 ウェブサイトを作らせる経営者。」[1]

これって、何もウェブ関連の話ではなくいろんなところで起きている一般的なこととしても上手に言い当ててますよね。

また、担当者に関しても鋭いというか、リアリティのある表現をしてくれています。そうそう、いるいる。みたいな。

「①もっとウェブを活用したいウェブ担当者
 大抵、丸投げ経営者の下で働いています。
 彼らは、パソコンが詳しい、若いなどの理由でウェブの担当として別の業務と兼務になるケース。
 ...............................................
 昨今のウェブ業界の動きやニュースを見て、自社のウェブ展開への理解が少なすぎることに危機感を
 持っています。がもっと経営者や関係者に理解してもらいたいのですが、あまりにも無関心。
 よって、現場でもウェブへの理解は低く、ウェブ担当者から現場担当者にウェブサイトへの掲載記事
 を依頼しても、協力が得られません。「どうすればもっとウェブに関心を持ってくれるのだろうか」 と憂いています。

 ②多忙すぎて思考停止に陥るウェブ担当者
 こちらは、大抵の場合 夢見る経営者の下で過去のウェブ業界やウェブ担当者としての経験を買われ
 た責任者です。......................................
 ..................................................................
 全てが対応することができない中、どう経営者に妥協してもらうかの交渉力が求められる。
 その一方で、現場はやhり無関心で、ウェブサイトの記事を作るために費やす労力を無駄だと感じて
 います。
 「もうウェブの事より、実務や業務フローを考えて!」と嘆きます。」[1]

これももまた、うまく進まない業務(全般)の状況を良いあわわしているように思います。

ウェブ解析は、ウェブを通じて行う施策の全てを”事業の成果につなげる!”ことが目的。これが大前提。

ウェブ解析のプロは、マーケティングのプロでなくてはいけない。
マーケティングのプロにとって、今やウェブ解析への理解は、必須。

ウェブ解析のテキストの中でも、この点を重要視している事。そして、繰り返し、マーケティング活動の中での位置付け、そして、ウェブ解析自信がマーケティング活動の一部である事を知らしめてくれます。

そういった事を凄く上手に表現されているので、このテキストは面白い。


そして何よりも
本来、マーケティング、いやビジネスの基本である認知してもらってからコンバージョンいただくまでのトラッキング分析を可能としてくれるウェブ解析に触れる事で、原点に戻れます。


認定試験を志さない方にもオススメです。



(* 注意点というか、本テキスト、本認定試験に対しての僕の感想です。

 第1章 ウェブ解析とは
 第2章 事業分析
 第3章 KPIと計画立案
 第4章 ウェブ解析の設計
 第5章 全体傾向の解析
 第6章 参照元の解析
 第7章 コンテンツの解析
 第8章 ウェブ解析の提案とレポート
と構成されていますが、

 ①ウェブ解析用語が何の説明もなく出てくることがあります。
  →詳しい方、もしくはネットで用語の意味を確認しながら読み進むようにしましょう。

 ②用語、現象の紹介が複数の章を繰り返し出てくることがあります。
  →各章を各専門家が単独で記述されたと思われます。
   テキスト全体を管理、統合されていないように思います。どの章から読んでも構わないように
   思います。

 ③表現があいまい。と感じることが多いです。
  →これは、業界としてのスタンダードが定まる前に常に新しい技術、手法を取り入れていることの
   証査だと思います。

   反面、認定試験も含めて、記述されている内容の前提条件が曖昧だと感じることも多いです。
   手法、ツールによっては例外があって一概に回答できない。そんな文中の表現だったり、
   試験問題だったりします。
   表現を簡潔にしたい。ということなのかもしれませんが完成度が低いと感じる方も多いのでは。
   →認定試験で満点を取れる人はいないのではないでしょうか。


[1]

WACA初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト2016年版(第7版)

WACA初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト2016年版(第7版)

  • 作者: WACA 一般社団法人ウェブ解析士協会
  • 出版社/メーカー: WACA 一般社団法人ウェブ解析士協会
  • 発売日: 2015
  • メディア: 大型本



[2]

売れる会社のすごい仕組み~明日から使えるマーケティング戦略

売れる会社のすごい仕組み~明日から使えるマーケティング戦略

  • 作者: 佐藤 義典
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2009/08/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



[3]AIDMAの法則/マーケティングの基本(Web Marketing GP HPより)
http://www.pressure-point.info/marketing/

[4]AISASとは(MarkeTimes HPより)
http://marketimes.jp/consumer-behavior-model
aisas.png
※AISASは電通が商標保有をしている。そうです。

[5]ダブルファネルマーケティングの理論と実践/『ダブルファネルマーケティング』特別公開#2-1
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/06/25/14885

スクリーンショット 2016-04-24 10.55.08.png

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ウェブ解析とアクセス解析との違い。僕がウェブ解析士を目指した理由。 [書籍・雑誌]

これ、初級ウェブ解析士のテキストからの抜粋です。

「”私たちはウェブ解析を通じて事業の成果に繋げようとしています”が、クライアントは私たちを

 ”業界もお客も知らないウェブに詳しい業界の人”としてしか見ていません。そして私たちも

 ”ウェブは詳しい業界の人なのでウェブの提案をする”というイメージで立ち振る舞いがちです。

 しかし、クライアントと私たちが最初に共感するのはウェブの技術ではなく、ターゲットユーザーです。

 ターゲットユーザーの生活やタッチポイントを共有する活動を通して、

 私たちがユーザーを見ていること、

 オンライン以外の接点も意識していることを伝え、

 同じミッションであることを共有しなければこの後の

 ウェブ解析でも良い結果が出ません。」  [1]

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 この意識をベースにウェブ解析士の講座ならびに運営がされていることに大きく共感を覚えました。


 初級ウェブ解析士の受講を決めた当初は、ウェブへのアクセス解析(セッション数や、ページビュー数など)の
 
 数字の扱い方のKNOW HOW講座かと思っていましたが、

 KGI( Key Goal Indicator ) 「重要目標達成指標」は、事業の成否(売上げや利益)

 ウェブ解析数値は、
 KPI「重要業績評価指標(目的を達成するための過程をクリアできているかを計測する指標)」に過ぎない。

 という立場を明確にしているのは、ほんと腹落ち感バッチりでした。


 初級ウェブ解析士の検定試験には、手こずりましたが大いに刺激を得るものに出来ました。

 社内勉強会でも紹介してみようと思います。もちろん、テクニカルな部分ではなくコンセプトの素晴らしさに関してです。

ではでは。

[1]

WACA初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト2016年版(第7版)

WACA初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト2016年版(第7版)

  • 作者: WACA 一般社団法人ウェブ解析士協会
  • 出版社/メーカー: WACA 一般社団法人ウェブ解析士協会
  • 発売日: 2015
  • メディア: 大型本



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映像表現を理解するための基礎知識(錯視 : Optical illusion) [書籍・雑誌]

自然現象を表現する際に限らず、出来事、状況を表現する際には、

①『絶対値』で表現する場合と
②『相対値』で表現する。場合がある。

(厳密に言うとこの①②の関係も怪しくなっていくので話を簡略化していると思って以下の話においては、
 細かいところは目を瞑っていただきたい。)

①は、たとえば物理的な量を表現する際によく使う。
 なにかの重さ、長さ、なんらかの量(時間だったり、容積だったり)
 そしてそれらを表現するのに一般的に使うのがSI単位系と呼ばれるもの。

 SI単位系は、様々な物理現象を統一感をもって表現できるように各物理量を
 整備している。というのが特徴。物理学でのスタンダード。

 SI基本単位は秒 s、メートル m、キログラム kg、アンペア A、ケルビン K、モル mol、カンデラ cd で、対応する次元はそれぞれ時間、長さ、質量、電流、熱力学温度、物質量、光度。


ここで扱いたいと思っている②の相対値とは、
ここでは物質Aと物質Bを比較してどちらがどれだけ大きいか、長いか、古いか。という話ではなく、
あるエネルギー量に対して人がどのように知覚するか。

物理量にたいする知覚量。という意味での相対値。である。

学術的(心理物理学という分野らしい)にも
ヴェーバー・フェヒナーやスティーブンスの法則で表現されているように
人間の知覚は、対数関数のように振舞う.

というのもそれ。光束の量が倍になっても人間の知覚量は倍にはならない。
対数関数のように知覚量は変化する。という話。

今日は、とくに視覚量に関して話を向けていきたいと思う。

インフルエンザのため学校休んでいる娘のために図書館で本を借りようと立ち寄った際に
偶然目に入った本がキッカケ。[1]

自然現象も結局のところ、ヒトがどう感じるているか、感じさせるか。を取り扱うために便利な方法(単位)こそが大切。①のような絶対的な量を表現する手法、どうように②相対値(物理量に対する知覚量)が有効となる。

つまり、ここから事例を紹介する『錯覚』という現象もヒトがどう感じるか、どう感じさせたいか。を理解できれば
その法則をつかったより効果的な表現が可能となる。という話である。

絶対値的に明るい、鮮やかだ。といっても、ヒトがそのように感じなければ虚しい。
少ない絶対値で効果的な知覚をえられる。そんな表現方法こそが実用的なのは間違いない。

巷では、HDRの規格がどのように決まるのか。興味をもっている方も多いと思うが。HDRの目的も結局はヒトがどのように感じてくれるか。感じさせたいかがポイントのはず。物理的に正しいか、正しくないかは二の次だと思うのだ。

そんなことを思いながら、図書館で借りた本のページをめくるのだった。

■デルブーフ錯視

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■ミュラー・リヤー錯視

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■カフェウォール錯視
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■フレーザー錯視 [8]
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■ツエルナー錯視
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■市松模様の錯視

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■ポッゲンドルフ錯視

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■プレッセー錯視 [10]
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■へリング錯視

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■フレーザー錯視によるうずまき錯視

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■ホワイト錯視

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■明るさの対比

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■ヘルマン格子錯視

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■きらめき格子錯視

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■ムンカー錯視(色が違って見える)

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■色の土牢錯視(色が違って見える)[11]

スクリーンショット 2016-02-12 5.39.01.png



■フレーザー・ウィルコックス錯視(Fraser and Wilcox)

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■時間遅れ錯視(ゆれる)[12]

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■オオウチ錯視(ゆれる)

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■最適型フレーザー・ウィルコック錯視タイプⅡaを用いた波運動[6]

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■カニッツァの三角形

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■視覚的ファントム

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■ネオン色拡散

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■背景が黒のネオン色拡散

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■トロクスラー効果
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視覚だけではなく、聴覚、触覚などあらゆる人間の感覚には錯覚があり、それらとどのように付き合っていくか。を考えるのが心理物理学なのかもしれない。

「同じ図形を見ていても、強く錯覚して見える人もいればあまり見えない人もいます。(中略)もし、錯覚が感じられなくても心配する必要はありません。錯覚の感じ方には個人差があるものだからです。」[1] これもすごくポイントだと思う。


ではでは。





[1]

錯覚の大研究

錯覚の大研究

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/04/10
  • メディア: 単行本




[2]北岡明佳の錯視のページ
http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/


錯視入門

錯視入門

  • 作者: 北岡 明佳
  • 出版社/メーカー: 朝倉書店
  • 発売日: 2010/07/01
  • メディア: 単行本



[3]知覚心理学 
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/chikaku2012.html


[4]ILLUSION FORUM ( NTT Communication Science Laboratories)
http://www.kecl.ntt.co.jp/IllusionForum/v/colorAfterimage_scene/ja/index.html


[5][招待講演]フレーザー・ウィルコックス錯視族の現象とモデル 北岡 明佳
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/NCkenkyukai2012Kitaoka.pdf

[6]文学研究科 心理学特殊問題(立命館大学シラバス)
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/sakkaku2014.html

[7]赤いフレーザー・ウィルコックス錯視を用いたデザイン 北岡 明佳
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/shikisaigakkaishi2012color.pdf

[8]Tilt illusions and anomalous motion illusions Akiyoshi Kitaoka
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/riken2010.html

[9]錯視のカタログ 北岡 明佳
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/catalog.html

[10]La ilusión de Poggendorff
http://ilusionario-blog.blogspot.com.es/2012/09/la-ilusion-de-poggendorff.html


[11]色の錯視 12 北岡 明佳
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/color12.html


[12]「静止画が動いて見える錯視の検討」北岡 明佳
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/CRESTmeeting2012.html

[12]ヒラメク (著者 福井直樹と、全編にわたってイラストを担当する秋山孝の対談)
http://hirameku.com/interview2/post_2.html
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動画コンテンツの拡散。その多くは水曜日に行われている?! [書籍・雑誌]

年も押し迫り、「サバディカル」を気取って今年も自分のために時間を費やさせてもらっている。と言っても、いわゆる1ヶ月とか半年とかの長期ではなく1週間ではあるが。

好きなこと、興味のあること。日常の忙しさにかまけて調べてはみたがまとめきれていないものを整理するなどとにかく腰を据えて没頭できるこの1週間はかけがえのない充実した時間。

場所も図書館(先日は、目黒区八雲中央図書館、本日は千代田区立日比谷図書文化館)、スタバ、マック、大学 に籠ることもあれば、気になっていた店を視察にいくこともある。とにかく自由気まま。籠る際に大切なのは、電源が取れること。そしてネット環境があること。電源があっても、建物が地下にあったりしてネット接続がなく制約がある場合もある。あとは、昼食や息抜きが容易 にできる環境というもの重要。朝9時、10時から17時、18時までぶっ通しというわけにもいかないからである。

そうそう、先日訪れた図書館で手に取ったハーバードビジネスレビュー(2016年1月号)に興味深い記事があったので書き留めておきたい。

『どんな動画がバイラル(*)なのか』 (Harvard Business Review編)

*)バイラル・マーケティング(Viral marketing)とは、口コミを利用し、低コストで顧客の獲得を図るマーケティング手法である。情報の広まり方がウイルスの感染に似ることから、「ウイルス性の」という意味の「バイラル」の名を冠している。(出所:ウィキペディア)

つまり、消費行動の中でネットの影響力は膨らむばかり。以前は絶大なる影響力をもっていたTVCMもその意味合いポジションを変えてきている。
ネットのとくに動画による口コミは日増しに強くなっている。

また、以前のような単なる文字通りの口コミではなく、実際のコンテンツを『転送する、見せてしまう』そんな共有方法が可能になったのが現在。

動画による口コミは絶大なる効果をもたらす。拡散に要するメディアコストもゼロ。
上手く拡散できればこれほど理想的な広告手段はない。とされている。

では、どんな動画が「バイラル(口コミ)」につながるのか?
というのをピュリナの「パピーフッド」の動画をつかった分析(Unruly社)からコンテンツ拡散のポイントに
言及したのが此の記事。

中でも驚き。というか興味をもったのが動画が共有されるタイミング(曜日)。
理由に関しては、触れていなかったが『水曜日がピーク。木曜、金曜も多い』というのは面白い。


スライド1.JPG

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こんな風に、
普段、読み聴きして気になっていたこと。
この休みの間に整理しておきたい。

ではでは。

[1]『どんな動画がバイラルなのか』(Diamond Harvard Business Review January 2016)
ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2016年 01 月号 [雑誌] (意思決定の罠)

ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2016年 01 月号 [雑誌] (意思決定の罠)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2015/12/10
  • メディア: 雑誌




[2]Buzz-Video
http://www.buzz-video.tv/




[3]Puppyhood



https://puppyhood.com/


[4]Unruly(アンルーリーは、広告動画の視聴、トラッキング、シェア獲得を推進するアドテクノロジー企業)
https://unruly.co/jp/


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『スキル』と『センス』の話 [書籍・雑誌]

よく、それ結局は『センス』の話だよな。

という話をする。

たとえば、写真撮影。

スキルは教えられる。

真面目にやれば、時間をかければかけただけ習得できるのがスキル。

教えられたとおりにやれば、それなりの写真が撮れるようになる。


定性的に測定することも可能だ。

理解度テストをする。カメラの操作をしてもらう。
当然、教わったことは出来るようになっている。


bnr-03.jpg

そうそうたとえば、英語ならTOEIC。
『私、TOEIC 900点あります。』

なんて表現できる。ただそれはあくまでスキルでしかない。


じゃあ、もう一方のセンスは?というとそうはいかない。

そう英会話そのものは、センス。

スキル(TOEIC)がどれだけあっても、話せない人は話せない。


つまり教えることが出来ない。

直接的に育てることもできない。のがスキル。

じゃあ、どうすればいいの?となる。

経験、場数を自分で踏むことでしかセンスは身に付けられないのではないだろうか。


スクリーンショット 2015-12-12 8.18.26.png

 「失敗はイヤというのほどしたほうがいい。

  そうすると骨身にしみて
  判断力、分別ができてくる。

  これが成長の正体だ。」[2]

  これは、かの『稀代の政治家』田中角栄の言葉。


  ”多くの身にしみる”失敗経験こそがセンスを磨くのかもしれない。

ではでは。




[1]


戦略読書日記 〈本質を抉りだす思考のセンス〉

戦略読書日記 〈本質を抉りだす思考のセンス〉

  • 作者: 楠木 建
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2013/07/11
  • メディア: 単行本



[2]大宰相の格言『人を引きよせる天才 田中角栄」(2015 笠倉出版社)

人を引きよせる天才田中角栄―天才政治家の人の心をつかむ人間力 (SAKURA・MOOK 91)

人を引きよせる天才田中角栄―天才政治家の人の心をつかむ人間力 (SAKURA・MOOK 91)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2015/05/25
  • メディア: ムック



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商売の本質 『前垂れ商法』 ~銀行王・安田善次郎~ [書籍・雑誌]

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これもまた、安田善次郎ネタである。

戦前の商売人と現代のビジネスマンとの違いを言い表す表現だと思う。

『最近の起業家は、収益性の高いビジネスに力を注ぐが、

 善次郎はもちろんのこと戦前の商人は、

 ”客あしらい”にもっと力を入れた。

 客の気持ちになり、彼らの欲しているものを提供し、

 彼らに気持ちよく帰ってもらうことで、

 ひいきの客を作っている。

 これこそ商売の基本であり、いわゆる”前垂れ商法” である。』 [1]


たしかに、ネットなどでの価格情報の流通などにより購入価格に機敏に反応する購買行動が目につく。
なんだかドライなビジネスばかりが目立つ昨今ではある。

だが、商売は人と人との信頼関係の下に成り立っている。
短期的には、価格コンシャスな反応も否定できないが、
長い目で見た場合重要なのは、やはり『この人から買いたい。』と思ってもらうことではないだろうか。

改めてそう思うのである。

ではでは。

[1]

銀行王 安田善次郎: 陰徳を積む (新潮文庫)

銀行王 安田善次郎: 陰徳を積む (新潮文庫)

  • 作者: 北 康利
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/05/27
  • メディア: 文庫



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商売の本質 『善次郎・房子の接客の四か条』 ~銀行王・安田善次郎~ [書籍・雑誌]

日本における旧財閥系グループといって思い浮かぶのは、三菱、三井、住友など。

これらの名前を冠した企業も実際多いコトもあって先さきに思い浮かぶ。

それらのグループの中核には、かならず金融機関が存在する。




実際、金融機関を有していなかったゆえに姿を消した大企業、鈴木商店などもあったという。
(当時、鈴木商店の取扱額は三菱商事を凌駕していたというから驚き)

やはりビジネスにおいては、大小にかかわらず商流が鍵になるのは今も昔も同じのようである。

数あるグループにおいて、もっとも潤沢な資金源をもっていたと言われるのが安田銀行(現在は、みずほ銀行)。

その安田銀行、財閥を一台で築いたのが安田善次郎。
(曾孫の一人がオノヨーコさん。というのもスゴイ。また、我々の世代で絶大なる人気のあった漫画 俺の空の主人公の名前が安田一平だったというのも、安田財閥を意識したものだと思っている。というのも北陸でのエピソードも登場していたからである。ちなみに、安田善次郎は、富山の生まれ。)

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安田善次郎と妻・房子の「接客の四か条」を書籍から見つけた。
ここに彼らの商売の秘訣が込められているように思う。

『接客の四か条

1.お客の言うまま、店先に無いものは早く探してあげる。

2.選ぶときは最も良い品から取ってあげる。
  決して悪い品は混ぜない。

3.包み物は、よく堅くしばってあげる。*2

4.から世辞ではなく、こころからお礼を言う。』 [1]


*1
スーパーマーケットなどで青果物をかうと決まってパック売りされているが、
その中に、それも見え辛いところに傷んだものが混ざっていることがある。
隠そうとして見え辛いところに入れている。とは思いたくないが、そういうものが
入っていた時のガッカリ感はとてつもなく大きい。騙された。もしくは、やられた。。。

安田善次郎は、それどころか一番いいものからお客様に提供することを徹底していたそうだ。


*2
安田善次郎の当時の商売は、両替商。
彼らが提供する付加価値は、”包む”(帯封)こと。

今もそうだが、一万円を100枚束ねて銀行名の入った帯で束ねる。
束ねてあるお札は、100万円として数え直すことなく信用して扱われる。
両替商の包みは、信用。という付加価値だったと言える。

安田屋善次郎包は、決して間違いがない!との信用を勝ち得ていたそうだ。[1]

『安田○○』という名前の企業が少ないのは、安田善次郎が『陰徳を積む』ことに徹していたからだと言われている。善次郎は、ケチ。というのが表向きの評判。このイメージを嫌ったあらわれだといわれている。

たしかに質素倹約に徹底していたのは間違いないが、活きたお金の遣い方をいつも考えていた。実行していた人らしい。

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かの安田講堂も安田善次郎が存命の間は、善次郎が寄付したことは伏せられていたそうだ。(日比谷公会堂、千代田区立麹町中学校校地は善次郎の寄贈によるものらしい。すべて生前は伏せられていた。)

なによりもスゴイのは、京浜工業地帯。善次郎が出資しなければ、東京から横浜にかけて広がる埋め立て工業地帯は、存在しなかった。国家予算の8分の1を稼ぎ、国家レベルの投資をした男。と言われる所以はそこにある。(どの財閥よりも潤沢な資金源を有していたといわれている。)

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自分が小さい人間だけに、田中角栄といい、安田善次郎といい。大きい人間にしびれてしまいます。

ではでは。

[1]

銀行王 安田善次郎: 陰徳を積む (新潮文庫)

銀行王 安田善次郎: 陰徳を積む (新潮文庫)

  • 作者: 北 康利
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/05/27
  • メディア: 文庫



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『レッドブル・エアレース』は、イベント名であり競技名そのもの。単なる広告ではない! [書籍・雑誌]

レッドブルというマーケティング企業を調べていて『レッドブル・エアレース』というイベントいやレッドブルが開発・企画・運営している”競技”のことをもっと理解したくなった。

本来であれば、2015年5月16日(土)、17日(日)に千葉県千葉市美浜区の幕張海浜公園にて開催された レッドブル・エアレースを観戦してきた。といきたいところだが時すでに遅し。

僕のレッドブルマイブームは、ここ1か月の出来事。半年まえに開催されたイベントに遡ることはさすがに不可能なのだ。ってことで、Youtubeを探すと出てくる出てくる。その時の映像を見ることができるが、やはり質の高い映像を見たいならレッドブル・エアレースのHPを見るに限る。
http://www.redbullairrace.com/ja_JP/media



スゴイ迫力の映像に圧倒されているのも良いけど、技術的な話、競技のルールなどへの理解を深めたくて本の購入もしてみた。

[1]
レッドブルエアレースマガジン (NEKO MOOK 1556)

レッドブルエアレースマガジン (NEKO MOOK 1556)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
  • 発売日: 2010/08/31
  • メディア: 大型本



まず、気になるのがあのアクロバット飛行。
機体を立てたり、さらに270度素早く姿勢を変えたり。どんな操縦方法とメカニズムでそれらを可能にしているのだろうか。

操作の鍵を握るのは、操縦桿。だけだと思っていたら大間違い。
操縦桿と同時にラダーを巧みに操作しないといけない。らしい。

Cockpit.jpg
[5]


ほうほう、垂直尾翼と主翼のエロンとやらで空気を捉えながら操作するらしい。
Mechanizm.jpg[5]

とは言っても、分からない用語が多々出てくる。たとえばラダー。
ってことでここはやはりネットに頼ろうとGoogle検索。

[2]2.航空基礎座学(COMPUTER PILOT ACADEMIY HP)
http://www17.plala.or.jp/fox17/zagaku.html

ちょっとイメージが湧いてきた。

airplane.jpg


Technique.jpg[5]
極端な操作をすると曲がる、速度を出すどころか失速してしまうらしい。


ベースの機体は、アクロバット飛行用(エアロバディックス)に作られたものを改造してレッドブル・エアレースで使っているとのこと。かなりのバランス感覚、コツが要求されるのは間違いがない。

Variation.jpg[3]


少しわかった。もっと知りたくなる。知れば知るほど、疑問が出てくる。知識が増えると興味がますます湧く。
そんな循環を感じながら理解度を上げていく楽しみを感じている。

来年開催されるのか分からないが、是非来年も千葉あたりで開催してほしい。絶対観に行く。
それまでにレッドブルを何本飲んでいるのだろうか。

レッドブルの事業戦略、マーケティング戦略、広告戦略などを知るにつけ、製品への愛着も湧いてきた。依然は、こんな値段の高い飲み物飲まないや。とおもっていた自分が確実に変化しているのを感じている。

まさにレッドブルの戦略の虜の一人となってしまった。
そして今日もまた一本のレッドブルを飲みほしたのだった。
(売上の3割がレッドブルのマーケティングに活用されている。と思うとなんか嬉しい。)

ではでは。


[3]日本初開催のレッドブルエアレース2015千葉・決勝レース丸わかりレポート(Gigazine HP)
http://gigazine.net/news/20150517-red-bull-air-race-chiba-2015-2nd/


[5]

レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

  • 作者: ヴォルフガング・ヒュアヴェーガー
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2013/10/24
  • メディア: 単行本



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『お前めし喰ったか!』 人を引きよせる天才 田中角栄 [書籍・雑誌]

先日観た、テレビ番組*をキッカケに田中角栄さんにハマっている。


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[1]*池上ワールド~秘蔵のVTR・未発表の肉声で紐解く田中角栄のすべて!


[2]

人を引きよせる天才田中角栄―天才政治家の人の心をつかむ人間力 (SAKURA・MOOK 91)

人を引きよせる天才田中角栄―天才政治家の人の心をつかむ人間力 (SAKURA・MOOK 91)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2015/05/25
  • メディア: ムック



[3]

田中角栄突破する力―日本人の魂をつかんだ男 (英和MOOK)

田中角栄突破する力―日本人の魂をつかんだ男 (英和MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 英和出版社
  • 発売日: 2015/08
  • メディア: ムック



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「文系、理系を右脳、左脳。」と例える人が多いが、「右脳は芸術。」と 捉えるべきだろう。 [書籍・雑誌]

右脳と左脳の働きの違い。特徴。

右脳は、感性の働きを主につかさどり、左脳は、論理、言語などの処理を行う。

もうすこし、突っ込んだ表現をすると

『同一人物であっても、右脳をつかうか左脳を使うかによって、
 全く別人のように、2つの異なる思考と判断をする。』[1]

そう、右脳(知覚思考)と左脳(理論・言語思考)の使い方。使い分け。そして連携。
これらを理想的に行えば、
いつもとは違った成果、結果を生む事ができる。

ましてや、学校教育の中心は、どうしても左脳の働きを鍛える事に偏っている。
意識的に右脳も鍛えることが出来れば、格段の結果が導き出せるようになるだろう。

これはなにも、個人の頭の中の構造、使い方だけにあてはまらない。
組織にもこれがあてはまる。

組織が大きくなっていくと、ベンチャーの頃は、右脳的な思考や活動が中心だったのに
大きくなる過程で左脳的な会話、業務のすすめかた。左脳派ばかりが大切にされ
感覚を重んじる人材は、重用されなくなる。

学校教育では、進路決定においても一部の人たちを除いて
『文系』『理系』という選択しかしない。
それにむけた準備が主。

感性を磨くための『芸術』がどうもおざなりにされる。
(書道などもふくめて、描くことにたいする能力は、小学生レベルで
 止まってしまっている。[1]たしかに、お世辞にも上手い字、
 絵心のある大人をみかけることは少ないのも事実。)

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文系、理系を右脳、左脳。と例える人はいるが、右脳は芸術。と
捉えるべきだろう。

芸術に対しての向き合い方を社会、組織、教育という面で
大体的にみなおすべきなのではないだろうか。

ではでは。

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[1]

気付力が夢を叶える! -研究開発力を格段に高める思考と実践法- (B&Tブックス)

気付力が夢を叶える! -研究開発力を格段に高める思考と実践法- (B&Tブックス)

  • 作者: 石原 信行
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: 単行本



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