クリエイティブな作業 「創作物に対する才能(センス)」 に関して [映像制作]

 まずは先日、娘が定期購読している中高生向けの新聞記事をみていて「なるほど!」と唸った。っていう話から。

記事は、悩み相談にヒャダインさんが答えるコーナー。[1]

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高一の女生徒からの質問で

⑴将来の夢として「医者と作曲家の両立は可能か?」
⑵自分に作曲家としてのセンスがあるか

特に唸ったのは⑵の方。
ヒャダインさん曰く
「自分にセンスがあるか。それはねえ。喝!!」
「やってもいないくせにセンスとかほざいてんじゃねえ!」
「まず1000曲作ってください。それで良い曲できなかったらセンスねえわ」

「『センスがあるかわからない』っていう人に必ず僕は聞くの。」
「何曲作った?」
「すると2、3曲なんだよ。それじゃなにもわからんでしょ!まず100曲作ってみて!」

確かに!

よく僕が開催している映像クリエターさんをお招きしての座談会(映像勉強会)でも

「どうやったらセンスが身につくんですか?」って質問を毎回連発するメンバーがいるのですが

(自分に映像制作のセンスを自分でも身につけたい。と思って質問したにせよ、
 クリエーターのみなさんの生態や苦労を少しでも理解したいという意図で聞いたにせよ)

まずは自分でトコトンやってみなさい。って話だな。と改めて思いました。

(あの無邪気な質問が出るたび主宰者として恥ずかしくて、顔から火が出そうになりながらもそんな質問を容認してきましたが、この言葉でどう伝えれば良いのかわかりました)


ちなみに、ヒャダインさんのこの連載について娘に聞いたら

あのコーナー?
「甘い励ましの言葉より」も「現実」を伝えているから好感が持てるだよね〜。
とのこと。

うちの娘も、ボーッとしているようでなかなかポイント押さえとるな。と
「自他ともに認めるW おやバカ」としてもうれしかったです。


 「創作物に対する才能(センス)」って話ついでに 先日ネット記事だったかをみていて、コレ言い当ててるな。と思った表現もココに書き残しておきたいと思います。

 通称オタキングで有名な岡田斗司夫さんの言葉(ご本人がそのままの表現されたかは知らないですが)
「知識とアイディアがあっても「創作物」にする才能があるとは限らない」[2]

エンジニアの多くは知識、特に技術的な知識はあっても 自分たちの作った機材で作る映像作品を
創造する才能があるわけでは無い。

でもその映像作品を創造する才能がある人たちのことを理解できるようになって欲しい。

常々思っていることです。そのための活動に注力してます。

ではでは。


[1]ヒャダ兄さんがノリノリでそうだんにノリますよ?(朝日中高生新聞 2020年6月7日付けより)
https://www.asagaku.com/article2.html


[2]岡田斗司夫 (Wikiペディア)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E6%96%97%E5%8F%B8%E5%A4%AB

[3]だまされるなアオイホノオ11のひみつ(テレビ東京HP)
https://www.tv-tokyo.co.jp/aoihonoo/special/blog/index.html

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Web会議の次の展開は? [よもやま話]

 先日「オンラインバスツアー」も題材にしながら僕の気づきについて触れてみましたが
僕もまだまだ頭が固いな。と反省しました。というお話です。

 必然性もあってWeb会議、Webinarなどが活発に使われるようになったのは今更いうことでもないと
思います。

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でもこの後は一体どうなるんだろうか。それに関しては、あまり?というか全く考えていなかった。と気付きました。

 Zoomなどに代表されるWeb配信アプリ 文字通り「会議」や「セミナー」用途がほとんど。ちょっと見かけるようになったのが「Web飲み会」かな。と。

 配信時の映像といえば、平面的かつ静的なモノ。唯一、「カスタマイズ」されているのが背景程度。
まずは繋がる、コミュニケーションが取れる。というところで市場は満足しているステージかと思います。

 活用する人が増え、リテラシーも向上し始めると他人と差をつけたい。個性を出したい。というのは人情。インスタ映えなんていうのもその類いですよね。で、一部の人たちの間ですでに始まっているのが「カメラ」で差をつける。かと思います。PC内臓のWebカメラでは撮影出来るアングルに限界があるのでデジカメやビデオカメラをWebカメラがわりに使って、少しでも画質がよくて独自の構図で配信したいというおもいで工夫されている方々も散見されますね。(キヤノンのカメラを使ってWeb会議みたいなのも話題になりましたよね。せっかく持っている機材なのでさらに有効利用したい。みたいな心情も働いているようですがいずれにしても需要はありそうですね)

 「カメラ」の次は、「音」へのコダワリ。すでにこだわりを持ってWeb配信システムを組んでいる方も多いですがそれがさらに広がると予想しています。マイクロフォンをより感度と(見栄えの)良いものにしたり(例:大口径のコンデンサーマイク)、室内の反響音などを拾いにくいように口元に近いマイク(リベリアマイクやヘッドセット)を使いたい。という衝動にかられる人が一定数生まれる。

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[1]コンデンサーマイク

 さらに凝りだすと複数のカメラやPCなどの素材を「スイッチャー」や 「ミキシングコンソール」などを使って、よりスマートにプロっぽく映像提供したい。ってフェーズへ。

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[2 ]ミキシングコンソール

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[3]ビデオ・スイッチャー

 実際、コレらの機材の需要はかなり伸びているようでどこのサイトをみても「品薄」もしくは「プレミアム価格」がついているのが現状ですね。

 で、話を機材から(より、やりたい)コト軸に戻すと
「移動型配信」なのかもしれない。と思いました。別に新しい発想でもなんでも無いのですが
Web会議、Webinarという言葉に囚われすぎて頭から抜けていたコトに気付きました。

「オンラインバスツアー」もその類いですが、もっと個人イベントベースでの「(ライブ)映像を伴った体験型」配信の需要が生まれる。今までもそのような動きはなかった訳ではないですが、リテラシーの向上、今回の市場形成によって、見直されるコトになるように思います。(運動会、Weddingなどの ローカル、家族のイベント配信など。コロナで人数制限、物理的な移動の制約が続くとなると益々あり得そうです。アマチュアによる生放送なんて分野も今以上にカジュアルに運営されるのかも)

そのための機材も注目されるコトになる。5Gなどはその中の構成要素になるのでしょうが、スマホだけでは満足出来ない。というステージになるのも想像に難くない。

突き詰めて考えるとまだまだありそうですね。

ではでは。

[1]Audio-technica AT4040 (オーディオテクニカ社HP)
   https://www.audio-technica.co.jp/product/AT4040

[2]YAMAHA AG03(ヤマハ社HP)
  https://jp.yamaha.com/products/music_production/webcasting_mixer/ag03/index.html
 
[3]Blackmagic Design ATEM mini Pro(ブラックマジック社 HP)
  https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/atemmini

  
 
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どこでもドア〜! (テレワークってまるで) [よもやま話]

新型コロナ対策で2ヶ月以上テレワークが続いています。

当初は、Web会議なんて使い物になるか!と正直思っていたのですが
必要に迫られてやってみたら結構イケる。という印象。

恥ずかしながら、こういうのを「食わず嫌い」だった。っていうコトなのかと
自嘲してます。

今ではWeb会議に止まらず 同僚に向けてWebinarまで開催する始末(?)
かなりお世話になっています。

こんな風に書くとWeb会議、Webinarはイイコトづくめ。って聞こえちゃうかもしれませんが
やはりFtoFの良さも再認識しています。

「雑談」的要素が無いのが悩みです。
リアルな世界にありがちな、予期せぬ出会い(思わぬところで、久っぶりにバッタリ。とか
なんとなく昼食を一緒にする)時に出てくる話題や思いつき。みたいなのが
Webを使った予定されたMeetingには無いのが悩みです。というか危機感です。

たまたま会ったから、たまたま空間を同じにしているから得られる情報って
すごく大切だった経験を幾つもしてきたからです。社内外の友人、知人、はたまた
とっさに紹介された人など。(シリコンバレーなどでも最先端の会話は大体そういうところで
されていると思っています)

とはいえ、こんな時節なのでWeb会議を使って出来るコト、Web会議だからこそ
出来ちゃうコトを考えて前向きに行動するコトこそ大切なのも確かですよね。

今朝ワイドショーを見ていて「オーっ」と思わせられるサービスをしりました。
出だしは、「何言ってるんだよ。そんなの誰も喜ばないよ」って思ったのですが
見ていくうちに、コレはあり!っていうか、考えた人賢い!って大絶賛です。



Web会議、Webinarもそうですがなんだか「どこでもドア」って感じもしますよね。
ドアを開けたらそこはオフィス。同僚や社外のお客様と会えちゃう。
それどころかバスツアーで半ばリアルな体験も出来ちゃうとなると。

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そうそう、言い忘れましたがテレワークの怖いところは 仕事とプライベートの切れ目が
なくなるコト。通勤というプロセスが無いコトでいつまでも仕事をしてしまう。ツイツイ。
まあ、僕の場合はノマド社員的な業務なので以前からもそういう気があったのですが
拍車がかかってる気がしますW
(土曜も日曜も、夜も昼も無い毎日。自分の興味の対象と会社の課題とが密接に絡み合っているので
 ストレスは皆無ですが。それもそれで危ないのかも爆)

ではでは。
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