自分の成長とともに得られる知見も変化し続けるコトを実感 [よもやま話]

 僕もテレワークでの業務を前提に仕事をすることになって早くも1ヶ月が経ちました。

まあ、僕の場合は今までもオフィスを飛び出して社外での活動が多くリモートでの業務が
大半だったのでノマドワーカー的なスタイルでの仕事をしていたのでネットを中心とした業務への
シフトという変化に関しては多くの人たちほど大きくはありません。

業務上の裁量もかなり持たせてもらっているのでルーチンワーク、定例会議などもかなり以前から
少なかったという点でも会社員としては特殊な例なんだと思います。

とは言っても、そういう僕の場合でも何をどんな形でOUTPUTすべきかを今まで以上に
悩んでしまっています。

今まで以上に業務も「プロセス」よりも「結果(OUTPUT)」重視なのは明らか。
そのOUTPUTも形になっていれば良いのではなく、効果的なモノであることがより求められる
ある意味シビアな状況にこのコロナ対策を期に一気に向かう気がします。

そういう意味でコロナ前よりもより緊張感があるし質・量ともに苦心しているという実感があります。
ちょっと焦ってしまってるかなと自分でも感じるぐらいです



ちなみに、僕が業務として今取り組んでいるのは平たくいうと社員教育。
社員が今身につけて欲しい知識や情報を与えるコトに取り組んでいます。

難しいのは望ましい情報や経験を与えるコトではなくて与えたものことが
その社員らにとって実になるコトです。

その時々でより必要な情報や能力は変化します。社会情勢もあれば自社の特徴を活かす
物でなければならない。そこを大外しするコトは今までも無かったと思うし
今も外していない。
とは思うのですがこのコロナ対策でみんなと直接会う機会が
全く無い状況だとどこまで社員のみんなに響いているのか
どんなアプローチ方法がより刺さるのかがわかりづらい状況だと感じています。

もちろんネットを活用したオンライン配信形の講座を実施してみたり、DataBaseの検索性を
上げて過去の講座や豆知識などにアクセスしやすいように工夫もしているのですが
それがどこまでヒビいいているのやら手応えが薄いのが正直なところです。
(アクセス数とか誰が閲覧したかなどもモニターしていますがそれも表面的な部分に過ぎず、
 直接あって確認できるレベル、例えば顔色や生の声のフィードックが欲しいところです)

 以前は、マーケティング力(リョク)改善のためのアプローチを中心に行っていましたが
今はエンジニアにクリエーターマインドを理解してもらうことに注力しています。

 そうそう、先ほど触れたように過去のデータ(アーカイブ)の整理をしているのですが
大掃除の際に畳をめくったらひいてあった古新聞に目が行ってそこで手が止まる。みたいなことにも
遭遇しています。

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その一つをココで紹介しておきます。

2013年にNHKで放送(2015年に再放送)された「ハリウッド白熱教室」(全5回)[1]
名門USCの映画学部の名物教授ドリュー・キャスパーさんによる講義 コレを久しぶりに観ました

自分でも興味深かったのは、以前この番組を観た時と、今回見返した時とでは僕の理解レベルが全く
変わっていることでした。

キャスパー教授の解説や授業を受けている生徒の皆さんのコメントなどかなり聞き流していた、聞き逃していたということが自分でもよくわかりました。

 気になるコメントや映画も当時と変化していたり、こんなこと言ってたっけ?と全く記憶に残っていなかったりと。

当時もいい番組(授業)だなあ。と思いましたが、
今回見直すことで以前にも増して彼の授業の質の高さを感じることになりました。

自分の成長も実感できた気がするします。

特に教授は授業の終わりにとても心に響くメッセージを残してくれます。
その中の一つをここに書き残しておきたいと思います

「人間の心にとって「時間」や「空間」とは主観的なもの
 客観的な体験ではない。

 2057 2058と規則的に変わるものではない
 心は時間や空間を自由に飛び越える主観的な体験なんだ

 映画はほかの芸術とくらべて
 極めて人間のこころが時間や空間を体験する感覚に近い
 それこそ編集の力(ちから)だ

 編集をすることで時間や空間を自在に飛べる
 時間を主観的なものとして伝えることができる

 編集で時間を短く感じさせたり逆に長く感じさせたりすることもできる
 現実の人生では出来ないコトも映画なら可能だ

 時間を止めたり 動きを止めたり講義で観た(「チャイナタウン」「ファーゴ」
 「ゴッドファーザー」などからの抜粋)短い映像だけからだけでも映画の持つそうした力が
 伝わったと思う 」[2]


 コレを見返した時に社員のみんなは何を感じたのか聞いてみたい。(その前に見返してくれるかなW)

ではでは。



[1]ハリウッド白熱教室
第1回 脚本 人生をストーリーにする 2013年6月7日
第2回 ビジュアルデザイン 映画は見た目がすべて 2013年6月14日
第3回 撮影 すべてのショットには意味がある 2013年6月21日
第4回 編集 時間と空間の魔術 2013年6月28日
第5回 音響効果 世界は音でできている 2013年7月5日

[2]「ハリウッド白熱教室」
    放送日程:NHK Eテレ6月7日〜7月5日の毎週金曜日、午後11時00分〜11時54分
    2013年6月21日 第3回「撮影 すべてのショットには意味がある」より転記

[3]
ハリウッド白熱教室

ハリウッド白熱教室

  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2015/01/22
  • メディア: 単行本



[4]久米宏 Eテレ「ハリウッド白熱教室」を観て、「映画の空間」を語る 
  久米宏 ラジオなんですけど
  https://youtu.be/PJuu8BYIj9M

[5]USC Cinematic Art (HP)
https://cinema.usc.edu/directories/profile.cfm?id=6473&first=drew


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