クリエイティブな作業 「創作物に対する才能(センス)」 に関して [映像制作]

 まずは先日、娘が定期購読している中高生向けの新聞記事をみていて「なるほど!」と唸った。っていう話から。

記事は、悩み相談にヒャダインさんが答えるコーナー。[1]

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高一の女生徒からの質問で

⑴将来の夢として「医者と作曲家の両立は可能か?」
⑵自分に作曲家としてのセンスがあるか

特に唸ったのは⑵の方。
ヒャダインさん曰く
「自分にセンスがあるか。それはねえ。喝!!」
「やってもいないくせにセンスとかほざいてんじゃねえ!」
「まず1000曲作ってください。それで良い曲できなかったらセンスねえわ」

「『センスがあるかわからない』っていう人に必ず僕は聞くの。」
「何曲作った?」
「すると2、3曲なんだよ。それじゃなにもわからんでしょ!まず100曲作ってみて!」

確かに!

よく僕が開催している映像クリエターさんをお招きしての座談会(映像勉強会)でも

「どうやったらセンスが身につくんですか?」って質問を毎回連発するメンバーがいるのですが

(自分に映像制作のセンスを自分でも身につけたい。と思って質問したにせよ、
 クリエーターのみなさんの生態や苦労を少しでも理解したいという意図で聞いたにせよ)

まずは自分でトコトンやってみなさい。って話だな。と改めて思いました。

(あの無邪気な質問が出るたび主宰者として恥ずかしくて、顔から火が出そうになりながらもそんな質問を容認してきましたが、この言葉でどう伝えれば良いのかわかりました)


ちなみに、ヒャダインさんのこの連載について娘に聞いたら

あのコーナー?
「甘い励ましの言葉より」も「現実」を伝えているから好感が持てるだよね〜。
とのこと。

うちの娘も、ボーッとしているようでなかなかポイント押さえとるな。と
「自他ともに認めるW おやバカ」としてもうれしかったです。


 「創作物に対する才能(センス)」って話ついでに 先日ネット記事だったかをみていて、コレ言い当ててるな。と思った表現もココに書き残しておきたいと思います。

 通称オタキングで有名な岡田斗司夫さんの言葉(ご本人がそのままの表現されたかは知らないですが)
「知識とアイディアがあっても「創作物」にする才能があるとは限らない」[2]

エンジニアの多くは知識、特に技術的な知識はあっても 自分たちの作った機材で作る映像作品を
創造する才能があるわけでは無い。

でもその映像作品を創造する才能がある人たちのことを理解できるようになって欲しい。

常々思っていることです。そのための活動に注力してます。

ではでは。


[1]ヒャダ兄さんがノリノリでそうだんにノリますよ?(朝日中高生新聞 2020年6月7日付けより)
https://www.asagaku.com/article2.html


[2]岡田斗司夫 (Wikiペディア)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E6%96%97%E5%8F%B8%E5%A4%AB

[3]だまされるなアオイホノオ11のひみつ(テレビ東京HP)
https://www.tv-tokyo.co.jp/aoihonoo/special/blog/index.html

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Web会議の次の展開は? [よもやま話]

 先日「オンラインバスツアー」も題材にしながら僕の気づきについて触れてみましたが
僕もまだまだ頭が固いな。と反省しました。というお話です。

 必然性もあってWeb会議、Webinarなどが活発に使われるようになったのは今更いうことでもないと
思います。

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でもこの後は一体どうなるんだろうか。それに関しては、あまり?というか全く考えていなかった。と気付きました。

 Zoomなどに代表されるWeb配信アプリ 文字通り「会議」や「セミナー」用途がほとんど。ちょっと見かけるようになったのが「Web飲み会」かな。と。

 配信時の映像といえば、平面的かつ静的なモノ。唯一、「カスタマイズ」されているのが背景程度。
まずは繋がる、コミュニケーションが取れる。というところで市場は満足しているステージかと思います。

 活用する人が増え、リテラシーも向上し始めると他人と差をつけたい。個性を出したい。というのは人情。インスタ映えなんていうのもその類いですよね。で、一部の人たちの間ですでに始まっているのが「カメラ」で差をつける。かと思います。PC内臓のWebカメラでは撮影出来るアングルに限界があるのでデジカメやビデオカメラをWebカメラがわりに使って、少しでも画質がよくて独自の構図で配信したいというおもいで工夫されている方々も散見されますね。(キヤノンのカメラを使ってWeb会議みたいなのも話題になりましたよね。せっかく持っている機材なのでさらに有効利用したい。みたいな心情も働いているようですがいずれにしても需要はありそうですね)

 「カメラ」の次は、「音」へのコダワリ。すでにこだわりを持ってWeb配信システムを組んでいる方も多いですがそれがさらに広がると予想しています。マイクロフォンをより感度と(見栄えの)良いものにしたり(例:大口径のコンデンサーマイク)、室内の反響音などを拾いにくいように口元に近いマイク(リベリアマイクやヘッドセット)を使いたい。という衝動にかられる人が一定数生まれる。

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[1]コンデンサーマイク

 さらに凝りだすと複数のカメラやPCなどの素材を「スイッチャー」や 「ミキシングコンソール」などを使って、よりスマートにプロっぽく映像提供したい。ってフェーズへ。

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[2 ]ミキシングコンソール

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[3]ビデオ・スイッチャー

 実際、コレらの機材の需要はかなり伸びているようでどこのサイトをみても「品薄」もしくは「プレミアム価格」がついているのが現状ですね。

 で、話を機材から(より、やりたい)コト軸に戻すと
「移動型配信」なのかもしれない。と思いました。別に新しい発想でもなんでも無いのですが
Web会議、Webinarという言葉に囚われすぎて頭から抜けていたコトに気付きました。

「オンラインバスツアー」もその類いですが、もっと個人イベントベースでの「(ライブ)映像を伴った体験型」配信の需要が生まれる。今までもそのような動きはなかった訳ではないですが、リテラシーの向上、今回の市場形成によって、見直されるコトになるように思います。(運動会、Weddingなどの ローカル、家族のイベント配信など。コロナで人数制限、物理的な移動の制約が続くとなると益々あり得そうです。アマチュアによる生放送なんて分野も今以上にカジュアルに運営されるのかも)

そのための機材も注目されるコトになる。5Gなどはその中の構成要素になるのでしょうが、スマホだけでは満足出来ない。というステージになるのも想像に難くない。

突き詰めて考えるとまだまだありそうですね。

ではでは。

[1]Audio-technica AT4040 (オーディオテクニカ社HP)
   https://www.audio-technica.co.jp/product/AT4040

[2]YAMAHA AG03(ヤマハ社HP)
  https://jp.yamaha.com/products/music_production/webcasting_mixer/ag03/index.html
 
[3]Blackmagic Design ATEM mini Pro(ブラックマジック社 HP)
  https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/atemmini

  
 
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どこでもドア〜! (テレワークってまるで) [よもやま話]

新型コロナ対策で2ヶ月以上テレワークが続いています。

当初は、Web会議なんて使い物になるか!と正直思っていたのですが
必要に迫られてやってみたら結構イケる。という印象。

恥ずかしながら、こういうのを「食わず嫌い」だった。っていうコトなのかと
自嘲してます。

今ではWeb会議に止まらず 同僚に向けてWebinarまで開催する始末(?)
かなりお世話になっています。

こんな風に書くとWeb会議、Webinarはイイコトづくめ。って聞こえちゃうかもしれませんが
やはりFtoFの良さも再認識しています。

「雑談」的要素が無いのが悩みです。
リアルな世界にありがちな、予期せぬ出会い(思わぬところで、久っぶりにバッタリ。とか
なんとなく昼食を一緒にする)時に出てくる話題や思いつき。みたいなのが
Webを使った予定されたMeetingには無いのが悩みです。というか危機感です。

たまたま会ったから、たまたま空間を同じにしているから得られる情報って
すごく大切だった経験を幾つもしてきたからです。社内外の友人、知人、はたまた
とっさに紹介された人など。(シリコンバレーなどでも最先端の会話は大体そういうところで
されていると思っています)

とはいえ、こんな時節なのでWeb会議を使って出来るコト、Web会議だからこそ
出来ちゃうコトを考えて前向きに行動するコトこそ大切なのも確かですよね。

今朝ワイドショーを見ていて「オーっ」と思わせられるサービスをしりました。
出だしは、「何言ってるんだよ。そんなの誰も喜ばないよ」って思ったのですが
見ていくうちに、コレはあり!っていうか、考えた人賢い!って大絶賛です。



Web会議、Webinarもそうですがなんだか「どこでもドア」って感じもしますよね。
ドアを開けたらそこはオフィス。同僚や社外のお客様と会えちゃう。
それどころかバスツアーで半ばリアルな体験も出来ちゃうとなると。

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そうそう、言い忘れましたがテレワークの怖いところは 仕事とプライベートの切れ目が
なくなるコト。通勤というプロセスが無いコトでいつまでも仕事をしてしまう。ツイツイ。
まあ、僕の場合はノマド社員的な業務なので以前からもそういう気があったのですが
拍車がかかってる気がしますW
(土曜も日曜も、夜も昼も無い毎日。自分の興味の対象と会社の課題とが密接に絡み合っているので
 ストレスは皆無ですが。それもそれで危ないのかも爆)

ではでは。
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自習・独学のすすめ方(例えば 映像編集) [映像制作]

 『高い専門性を身に着ける。』とまで行かなくても
『専門性の高いヒトたち』と会話が出来る。話が通じるレベルでありたい。と考え
自分なりに知識を蓄えるようにしています。

 最も効果的な学習方法は、実務として取り組むコトのように思います。迫られた状況、必然性が伴う
状況に置かれれば誰でも真剣に取り組まざるを得ない。あるテーマを達成するためには手段も選ばず
「面倒臭い」とか「難しい」などの言い訳も言ってられない状況に追い込まれるからです。

 加えて、業務ともなると「情報」「機材」などの量や質も自然に上がる事になります。業務になると相手(クライアント)も社内外に発生することになり責任が生じる代わりに、協力者や提供者も格段に増えることになるからです。

 そのように業務として「学べる環境」が強制的にある場合はラッキー。
明確な業務ではないが、今後の自分のキャリアの中で身につけて置くと良さそうだ。と漠然とした
状況で何かを身に着けるためにはそれなりに工夫が必要に思います。それが冒頭で述べた
『高い専門性を身に着ける。』とまで行かなくても『専門性の高いヒトたち』と会話が出来る。話が通じるレベルだとしてでもです。

 映像制作という特殊な分野において『専門性の高いヒトたち』と会話が出来る。話が通じるレベルでありたい。というのが目下僕の取り組み課題です。
(以前は、経営、マーケティング、教育分野だけでしたが訳あって対象分野を映像制作にも広げました)

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『映像制作・製作分野』の専門性の高いヒトたちと噛み合った会話が出来るようになるには、
 『過去の』映像制作・製作
 『最新の』映像制作技術・製作スタイル
  映像分野ごとの特徴(映像制作・製作の違い)
 などに関して、具体的に理解しておくコトが求められます。

 さらには、実際に『映像制作・製作』に取り組んでいるヒトたちがどんなヒトたちなのかを
 知っておくコトがとても重要になります。

全てに関してココで触れるのは諦めて、今日は映像制作それも、映像編集に関して学習をするための
僕なりの工夫に関して書き残してみたいと思います。

(僕はこうやっています。って話なので特殊な方法論ではありません。同じようにやっているヒト
 共感を持っていただければいいし、みんなそう言うよね。って思っていただければ十分です。
 賛同できない、自分には合わない。と言うかたもきっといらっしゃるのであくまで参考事例
 として捉えてください)

我々は、映画、TV番組、Music Video、YouTube映像など多種多様な映像を視聴する機会が
ありますが目にする多くの映像は編集作業をしたものを観ています。

しかしながら、編集作業そのものが一体どのようなモノなのか目にすることは少ないかと思います。
実際作業しているところを観てもなんだか分からないと思います。なんだか凄いな。と思うのが
関の山。そう言う状態から「実際に編集しているヒト」たちと噛み合った会話が出来るようになるには
どうすれば良いか。

(僕の)答えは、「自分でやってみる」です。

「言いたいことは分かるけど。でも、何から始めればいいの?」って多くの人は言いたくなると
思います。

そして、こう言う言葉もアドバイスとしてよく耳にすると思います。
「自分が映像表現したいモノをテーマ、素材にしながら編集ソフト覚えれば効果的だよ」

僕もこの意見に大賛成なのですが、これもちょっと突き放し過ぎな気もします。
このアドバイスで出来るヒトならすでにもう自分で簡単な編集ぐらい出来るようになっている
きがします。

以上を意識しながら具体的な方法論を羅列してみようと思います。
具体性を持たせるために対象とする映像編集ソフトとしてDaVinci Resolve、After Effectsなどを例にしてみます


■Step1: 編集ソフトの基本操作を体験してみる
    具体的に映像にしたい素材は、まずは諦めて「操作画面」「(基本)用語」などを網羅的に
    触れ、慣れる

 ◎【具体的な方法①】DaVinci Resolveで体験するなら

[1]DaVinci Resolve トレーニング(Blackmagic Design社HP)
       編集、VFX、カラー、オーディオの完全カリキュラム!
       https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/training
     
[2]DaVinci Resolve トレーニングの活用ヒント
       

◎【具体的な方法②】Adobe AfterEffectsで体験するなら
[3 ]After Effectsはじめに
       https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/get-started.html

■Step2:映像化したいコトをマネながら体験する
    映像化したいコトが具体的になっていない場合は、How To映像の中から
    興味がモテるモノ、真似してみたいものを探すのが良いかと思います

    きっと、DaVinici Resolveを使ったHow To VideoもYouTubeにいっぱい
    あると思いますが、Effect編集に関しては僕自身AfterEffectsで取り組むコトが
    多かったのでココに関しては、AfterEffectsのみを紹介します。

    [4]ダストマン tips

こういう映像作りたいなー。って思うテーマを丁寧に解説してくれているサイトの一つ。
    (みっちりしっかり型なので分からないなりになぞっていくと完成出来る。何よりも
   テーマの選定が好きです!After Effectsの場合はYouTubeにかなりの量のTutorialがUP
   されていますが僕にとって相性が良いのはココかな。ってコトで紹介しました。)

    https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3+tips

■Step3:そうやって得た知識を自分でも繰り返し使ってみる。

    Step1→Step2→Step3
   時々、もしくは必要に応じてStep1、Step2を繰り返す。

って継続できればある程度の知識は付くように思います。
映像制作は日進月歩なので継続はいずれにしても重要に感じます。

あくまで「技術論」「操作」的なコトしか触れられませんでしたが、
本当に大切なのは「映像化」のイメージなのかもしれません。

どんなものをどう表現したいか。ここを具体化するのも
難しい。いわゆる「演出」的な要素。このあたりはきっと多くの作品に触れるコト。実際に作った人たちとコミュニケーションをとるコトが有効なのかもしれません。


ダストマン TipsさんのTutorial動画を真似ながらいくつか作品?作ってみました。
(*撮影&編集は全て2019年の年末です。)





★ココまでの下り、なんだか分かったような、偉そうな書き振りになっているかと思います。
でも実際はそうでは無いのです。
本来、僕にとって重要なのは「僕自身が出来るようになる」コトでなければ「僕が理解する」コト
でもない無いのです。極端な話、どーでも良いことなんです。
つまり、僕が出来るコト、わかるコト自体は、手段になったとしても目的を達成した事にはならないのです。

大事なのは、ヒトに理解してもらうコト。
少なくとも、本人がやる気になって努力研鑽するコトで各自のリテラシーが向上するコトです。

まだまだ、工夫が足りていない。。。改善が必要なこをと感じています。
こんな時に課題視すべきは、ティーチングではなく、コーチングの領域ですね。きっと。
苦手〜っ。

ではでは。
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この環境だから何が出来るか。この後に必要になりそうなコトは何か。アフターコロナ [よもやま話]

 コロナ対策としてヒトとの接触を可能な限り減らそう。
そのための施策のひとつとして可能な限り自宅で業務をしよう。の呼び声とともに
テレワークが推進されていて、僕自身もその遂行者のひとりです。って話、

結果として、いままで以上に
いかにして、OUTPUTを出していくのか。それを見える化できるかが重要になりそう。
って話は、前回の記事でも触れましたが、今日はもう少し突っ込んだ内容を自分なりに
思い巡らせてみたいと思います。

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Free-PhotosによるPixabayからの画像

今まで以上に業務も「プロセス」よりも「結果(OUTPUT)」重視な状況なのは明らかです。
みんなが同じ場所に集まって、業務を(忙しそうに)やっていればそれだけでそれなりに評価
されたのが今まで。(Before コロナとでもいいましょうか。)

テレワークになると、自己裁量が一気に広がっているはずです。管理すると言っても管理しきれない。
各個人の工夫で何を、どこまで進めるかを委ねられるのが実際だと思います。

それは、「だれが、何をやっているか。どうやっているか。」という仕事のプロセスをだれも評価できなくなる。ということです。

では、何がポイントになるか。といえばOUTPUTが評価対象の唯一。つまり、それがしっかり
他の社員(上司なり同僚たちなり)に認知してもらわないといけない。

さらに言うと、そのOUTPUTも形になっていれば良いのではなく、効果的なモノであることがより求められるということです。

ある意味このシビアな状況にこのコロナ対策を期に一気に向かう気がします。Afterコロナ(アフターコロナ)ではなく
このコロナ対策の今現在、すでにそれが始まっていると思っています。(During コロナ)

そういう意識が強くあるので、僕自身はコロナ前よりもより緊張感があるし質・量ともに苦心しているという実感があります。もともと、オフィスを離れて社外からリモートで業務をすることが多かった僕ですがそういう僕でも緊張しています。自分でも焦りを感じるくらいです。


そんな僕の感じている意識の変化は、すでに多くのヒトの行動の中にも観て取れます。

ヒト、モノ、カネ に関して本当に必要なのは何か?
要らないオフィス(スペース)や不要な人材なども一気に選別され始めています。
不要と思われるオフィス(不動産)は、解約され始めていると言います。

みんなが毎日出社しないと業務にならない。それどころかそんなコトしているから効率が上がらない。
必要な時だけ、必要なヒトだけが集まれるスペースが確保出来ればいい。

業務の状況、タイミング、内容にあわせてオフィスなり、自宅なり、社外なりで仕事をする。
単純なコトながら今までは半ばタブー視されていた仕事観にメスが入ったように思うのです。

おそらく想像以上に思い切った判断を経営者のみなさんはするでしょう。やりすぎ?と思うぐらいに
スペースを削って、再稼働。やっぱり必要だ。と判断した際は再契約する。
という方法で必要最小限に切り詰めてくると思います。
ヒトの雇用に対しても厳しい目が光のは間違いないです。


会社にいけないから出来ない!しょうがないじゃない。ではなく、
この環境だから何が出来るか。この後に必要になりそうなコトは何か。

このコロナ対策の間に、出来る限りのコトをしておかないと。。。。。

と思うのです。

あくまでミクロな視点それもかなり狭い世界における考察ですが、全ては連鎖しているのが世の中。
じわりじわりそして、気がついたら指数関数的に変化が顕在化するように思います。


ではでは。





[1]2020年5月1日深夜に日テレで放送された「新・日本男児と中居」で僕が感じているコトを
上手に表現してくれていました
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[2]2020年5月1日深夜に日テレで放送された「新・日本男児と中居」
https://www.ntv.co.jp/shinnihon/
5月9日の放送で「後編」を放送とのこと

[以下5月9日UPDATE]
見逃したヒトは
⑴「前編」は、huluで視聴可能
⑵「後編」は、下記TVerにて視聴出来ます(2020年5月16日(土)0:29まで)
https://tver.jp/corner/f0051039

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自分の成長とともに得られる知見も変化し続けるコトを実感 [よもやま話]

 僕もテレワークでの業務を前提に仕事をすることになって早くも1ヶ月が経ちました。

まあ、僕の場合は今までもオフィスを飛び出して社外での活動が多くリモートでの業務が
大半だったのでノマドワーカー的なスタイルでの仕事をしていたのでネットを中心とした業務への
シフトという変化に関しては多くの人たちほど大きくはありません。

業務上の裁量もかなり持たせてもらっているのでルーチンワーク、定例会議などもかなり以前から
少なかったという点でも会社員としては特殊な例なんだと思います。

とは言っても、そういう僕の場合でも何をどんな形でOUTPUTすべきかを今まで以上に
悩んでしまっています。

今まで以上に業務も「プロセス」よりも「結果(OUTPUT)」重視なのは明らか。
そのOUTPUTも形になっていれば良いのではなく、効果的なモノであることがより求められる
ある意味シビアな状況にこのコロナ対策を期に一気に向かう気がします。

そういう意味でコロナ前よりもより緊張感があるし質・量ともに苦心しているという実感があります。
ちょっと焦ってしまってるかなと自分でも感じるぐらいです



ちなみに、僕が業務として今取り組んでいるのは平たくいうと社員教育。
社員が今身につけて欲しい知識や情報を与えるコトに取り組んでいます。

難しいのは望ましい情報や経験を与えるコトではなくて与えたものことが
その社員らにとって実になるコトです。

その時々でより必要な情報や能力は変化します。社会情勢もあれば自社の特徴を活かす
物でなければならない。そこを大外しするコトは今までも無かったと思うし
今も外していない。
とは思うのですがこのコロナ対策でみんなと直接会う機会が
全く無い状況だとどこまで社員のみんなに響いているのか
どんなアプローチ方法がより刺さるのかがわかりづらい状況だと感じています。

もちろんネットを活用したオンライン配信形の講座を実施してみたり、DataBaseの検索性を
上げて過去の講座や豆知識などにアクセスしやすいように工夫もしているのですが
それがどこまでヒビいいているのやら手応えが薄いのが正直なところです。
(アクセス数とか誰が閲覧したかなどもモニターしていますがそれも表面的な部分に過ぎず、
 直接あって確認できるレベル、例えば顔色や生の声のフィードックが欲しいところです)

 以前は、マーケティング力(リョク)改善のためのアプローチを中心に行っていましたが
今はエンジニアにクリエーターマインドを理解してもらうことに注力しています。

 そうそう、先ほど触れたように過去のデータ(アーカイブ)の整理をしているのですが
大掃除の際に畳をめくったらひいてあった古新聞に目が行ってそこで手が止まる。みたいなことにも
遭遇しています。

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その一つをココで紹介しておきます。

2013年にNHKで放送(2015年に再放送)された「ハリウッド白熱教室」(全5回)[1]
名門USCの映画学部の名物教授ドリュー・キャスパーさんによる講義 コレを久しぶりに観ました

自分でも興味深かったのは、以前この番組を観た時と、今回見返した時とでは僕の理解レベルが全く
変わっていることでした。

キャスパー教授の解説や授業を受けている生徒の皆さんのコメントなどかなり聞き流していた、聞き逃していたということが自分でもよくわかりました。

 気になるコメントや映画も当時と変化していたり、こんなこと言ってたっけ?と全く記憶に残っていなかったりと。

当時もいい番組(授業)だなあ。と思いましたが、
今回見直すことで以前にも増して彼の授業の質の高さを感じることになりました。

自分の成長も実感できた気がするします。

特に教授は授業の終わりにとても心に響くメッセージを残してくれます。
その中の一つをここに書き残しておきたいと思います

「人間の心にとって「時間」や「空間」とは主観的なもの
 客観的な体験ではない。

 2057 2058と規則的に変わるものではない
 心は時間や空間を自由に飛び越える主観的な体験なんだ

 映画はほかの芸術とくらべて
 極めて人間のこころが時間や空間を体験する感覚に近い
 それこそ編集の力(ちから)だ

 編集をすることで時間や空間を自在に飛べる
 時間を主観的なものとして伝えることができる

 編集で時間を短く感じさせたり逆に長く感じさせたりすることもできる
 現実の人生では出来ないコトも映画なら可能だ

 時間を止めたり 動きを止めたり講義で観た(「チャイナタウン」「ファーゴ」
 「ゴッドファーザー」などからの抜粋)短い映像だけからだけでも映画の持つそうした力が
 伝わったと思う 」[2]


 コレを見返した時に社員のみんなは何を感じたのか聞いてみたい。(その前に見返してくれるかなW)

ではでは。



[1]ハリウッド白熱教室
第1回 脚本 人生をストーリーにする 2013年6月7日
第2回 ビジュアルデザイン 映画は見た目がすべて 2013年6月14日
第3回 撮影 すべてのショットには意味がある 2013年6月21日
第4回 編集 時間と空間の魔術 2013年6月28日
第5回 音響効果 世界は音でできている 2013年7月5日

[2]「ハリウッド白熱教室」
    放送日程:NHK Eテレ6月7日〜7月5日の毎週金曜日、午後11時00分〜11時54分
    2013年6月21日 第3回「撮影 すべてのショットには意味がある」より転記

[3]
ハリウッド白熱教室

ハリウッド白熱教室

  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2015/01/22
  • メディア: 単行本



[4]久米宏 Eテレ「ハリウッド白熱教室」を観て、「映画の空間」を語る 
  久米宏 ラジオなんですけど
  https://youtu.be/PJuu8BYIj9M

[5]USC Cinematic Art (HP)
https://cinema.usc.edu/directories/profile.cfm?id=6473&first=drew


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音楽では明らかに「マジョリティ属性」な僕。 [よもやま話]

 マーケティングの基本戦略の一つにSTP(S:セグメンテーション→T:ターゲティング→P:ポジショニング)ってのがありますがセグメンテーションの難しさを思い出しました。って話を少しだけ。

 ざっくり表現すると、STP戦略って、
 「市場をどのように分類分けして(セグメンテーション)」
 「どのセグメントを狙って(ターゲティング)」
 「どのようにアプローチするか(ポジショニング)」
 ってことですが

 「市場を分類分け」をデーター分析する作業の立場で言い換えると、
 市場という存在をどのような「断面」でみるか、
 どのような「(評価・測定)軸」で整理するかってことになります。

 同じデータの塊も軸、断面を変えることで各サンプルが所属するグループに
 違いが出てきます。

 Xという断面で分けた時にAさんとBさんは赤組で CさんとDさんは白組だったのに
 Yという断面で分類するとAさんとDさんは黄組でBさんとCさんは緑組に分類されるみたいな。

随分昔になりますが、大量にある顧客データを使って顧客のセグメンテーションを「テクノロジーライフサイクル」的に分類してみよう。という議論をしました。

新しいテクノロジー、製品に対して顧客によって振る舞いが違う。その違いを軸に顧客データを
分類してみよう。ということです。

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 ある先輩が疑問を投げかけました。その時は僕もなんだかその先輩の投げかけにポカン。。。でしたが後になって自分なりに掴めた気がします。

 その「データの塊の素性」(どのように集めたデータなのか)と
   「用途」(どんなアクションのためのセグメンテーションなのか)を冷静に見つめた上で議論しないと意味をなさないのではないか?ということです。

 例えば、製品の購入に関する行動パターン(属性)には
新製品の発売間も無く購入する人もいれば、
評判が上がって流行して触手が動く人もいます

ただ、その購入行動の属性は 対象となる製品カテゴリーが違えば、同じ人でも違う振る舞いを
するのではないだろうか。
つまり、一般的なデータを単純に分析分類して使うことは出来ないのではないか。ということです。

こんなことがたとえになるのかわかりませんが、映画、映像に関してはかなり市場の評判が定る前に
手に取る方だと思うのですが、音楽に関しては全くのマジョリティ(流行してから聴いている)です。

そんな僕がこの週末に一気にのめり込んだのがKing Gnu.
はい、今回も全くもっって大衆市場化した状態でその良さに気づいたことになります。

まあ、良いではないですか。良いものは良い。知った、気づいた時点で心地よいものに触れられれば。
どの属性に属しているのが良いとか、優れているかというわけではないですからね。




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「やり切るコト」「振り切るコト」の重要性 [よもやま話]

 我ながら振り返ってみると中途半端で終わっているコト、いやヤメちゃってることだらけだなアと
思ってしまいます。

その時は「もうダメ限界」と思ったり「まあ、続きはあとで」って途中でヤメてることだらけって反省
してしまいます。問題は反省が活かされてないから繰り返してしまってるんでしょうけど。。。

柔らかめの話で言うと、映像の編集ですね。
撮影するだけして編集をしていない素材の多いこと。

クリエーターの方にも言われました。
「撮った映像は直ぐに編集するのが効率が良い」
「編集はその週の週末までに仕上げてしまうこと」

確かに、その通りですね。途中まで編集して週をまたいでしまった素材は
よほどの理由がないと「塩漬け」になってしまっています。
クライアントの存在するプロの映像制作者の方ならまだしも、編集したものの用途があやふやな
僕のような人間にはそうなってしまちゃいますよね。

映像編集を例にとってカジュアルに書き連ねてみましたが これって何事にも通じる話だと
しみじみ思ってます。そこまでやってそこでヤメちゃうんだ。本人以上に周りからみると
冷静に見えるおかげで 尚更はっきり見えてくるように思います。

「やり切るコト」の大切さ、有効性と言う点で違う例を挙げると
「新しいアイディアの提案」ですね。コンセプトやちょっとした生煮えのアイディアだけだと
振り向いてもくれなかった上司も具体的かつ荒削りであっても とりあえず「動いたり」「機能したり」「触れたり」するもので説明すると突然、反対意見から支持する側に豹変してしまう。
サービスやワークフローの改善などもその例に漏れないですね。部分的に見せたり説明しても
訴えたいポイントが伝わらない。いや理解しようとさえしてもらえなかったりします。

「精度の高い」部分最適を見せても傾いてくれないヒトたちも「荒削りな」ホールストーリーを具体的に見せて上げると途端にポジティブになってくれる。と言う体験を多くしてきました。


説得する相手を中心に対象に語ってみましたが、もう一つ難しいのはことにあたる側にも課題があると言うことです。

個人で「やり切る」のではなく、集団、グループで「振り切ろう」としている時です。
特にややこしいのは「目指すところ」や「フリ切りどころ」の設定が違う人たちが一緒にコトに
あたる時ですね。大規模なプロジェクトでなくても起きることです。

つまり「中途半端な状態」か「振り切ったところまできているか」の判断がそのメンバーの中で
判断、思いが変わることになるからです

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 まあ、誰の目からみても「中途半端だろ!」と思うケースも多々あります。関わった人たちの思いやゴール設定からしてもそれはやりきってないでしょ。と思われるケースです。
その場合の多くは「自分の都合を押し通す」もしくは、「そのテーマ、案件から逃げる」行為のいずれかに過ぎない。そう言うのは「論外」ですね。
 さらに、「進め方、取り組み内容、ゴール設定」に途中変更が自分たちの中であった際にも明言せずにうやむやな進め方で進めるなんて言うのはあり得ないですね。思いの違う相手が絡んでいるのであれば尚更で、その立場、考え方が違う人たちの立場で考えてコンセンサスを常にとるのが当たり前。人間として最も重要な部分なはずですから。あ〜つ、ここでの主題ではないのにツイツイ熱くなってしまいました。


ちょっと強引にまとめちゃいますが
同じ「やり切る」に関しても、一人で取り組む場合と、チーム、メンバー ましてや異なる組織が絡み合う状態では意味合い、難しさがが違ってきそうですね。


ではでは。
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ビジネスでもっとも大切なもの [よもやま話]

 そもそもビジネスという言葉が好きではないです。

なんか捉えどころがないというか実感、リアリティが薄れる気がするからです。

あえて言うならば「商売」という言葉の方が僕にとってはしっくりきます。

って話が 本日のテーマではありません。

 その時その時 思ったコトを背伸びせずに自分なりの思いを書き連ねていますが

今日もご多分にもれず 今、今日感じたコトを書いてみます。

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Freepik - jp.freepik.com によって作成された business-card 写真

 ビジネスにとってもっとも大切なもの とは。。。。

それは、「信用」だと思います。それしかない。ぐらいに大切なものだと思います。



 今日 信用していた仲間うちに裏切られました。確認しないと結論は出せませんが
少なくとも現時点では裏切りにあった気分です。

僕が裏切られただけならまだしも、パートナーとして一緒にプロジェクトをやっている人たちまで
騙していたようです。

本人たちはきっと、騙した、裏切ったつもりはない。というでしょう。

ハッキリとした態度、明言をせずにいただけだ。上手に立ち回っただけ。というかもしれません。
でも、相手が誤解をするような状況を自分たちの半ば保身のために放置したのは
明らかに裏切り行為です。

そんなことはうまく立ち回ったことにはなりません。

僕自身は、許せないという感情以上に悲しい気分です。

わかっていないようです。信用こそがすべてだということを。
彼らはこれで信用を失ったことになります。

彼らを通じてパートナーからは僕を含めた我々組織全体への信用をなくしたのです。

救いようがあるかないかは 今一度 深く会話をした後で判断しようと思います。

ではでは。



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「長篠の戦い」を経験しているのかもしれない [よもやま話]

 いまさらの出来事ではないのかもしれませんが

 こんなことをシミジミ感じていますって話を書き留めておこうとおもいます


 映像機材における変化が目まぐるしく起きています

以前だったらクレーンやドリー(レール)などが無いと到底撮影できなかった映像が

ドローンや電動ジンバルなどの出現によって低予算 少人数で可能になっています

(もちろん依然 クレーン レール じゃないと表現できない演出は多々あります
 だから決して無くなることは無いのも確かです
 それは「テクノロジーライフサイクル」[1]に照らし合わせても説明できそうです)


 クリエータの知人と話をしていてふっと思ったのです。

これってまるで「長篠の戦い」みたいじゃない?って
(これまさに「いまさら感」満載なんですが 僕はようやく気付きました)

「武田軍の騎馬隊」vs 「織田軍の鉄砲隊」

使う武器が変われば 戦術も戦略も変わる
兵士に要求されるスキルも大きくかわる
チーム編成 人数なども適切な形が違うモノになる
武器が変わるということは防具までも今までのものでは対応できなくなる

などなど

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いままでも幾度となくこのような変化・変革がおきてきた映像業界

遡れば
フィルム→ビデオ映像→ITテクノロジーの導入

そして現在は、ゲーム制作の技術なども広く導入されている


過去の変遷の際は「遠巻きに見ていた」傍観者にすぎなかったが
今回の変化においては当事者とはいかないまでももっと近い距離でこの変化を体感してみたいと
思っています。

「変化についてくのは大変」 という状況から「変化を作っている」
 そんな立場を目指したいところです

ではでは。

スライド5.PNG

[1]
キャズム

キャズム

  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2002/01/23
  • メディア: 単行本



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