年末年始は、サバティカル(気分)! [書籍・雑誌]

社内でDevalueされたり(というか間違いなく年明けに”実行される”それを感じ取ったり)、また社外では(悪意の有無も確認されることなく一方的に)強いコメントを頂いたりと、くらい事、やるせない事が多いがなぜか、以前のようにジタバタしなくなっている。

一つには、年齢的なもの。年とともに落ち着きを持つ。もう一つは、禅とかメンタルトレーニング、アドラーなどの哲学者に関する書籍にふれたりしているお陰なのではないかと思う。(決して、禅とかメンタルトレーニングにおいて精通したと言う訳ではなく、そういうモノがあるんだ。と知っただけである。)

Devalue(雇用条件が悪くなる)されたとしても、じゃあ辞めます。って気分でもない。

一つには、自分の実力を認識しているからである。社会的価値と社内的価値。自分の評価では、いまのところまだ社内的価値の方が高く評価されていると認識している。たとえDevalueされたとしてもだ。

もう一つの理由は、やはり好きで好きでしょうがなく入社した会社。今でも大好き。(ここに問題がある。と指摘される方もいる。たしかに層かもしれないが、好きなもんは好きなんだからしょうながいではないか。とさえ思うのである。)やはり、おいそれとは辞めようとは思えない。

自分のもつ”社内的価値 X 会社としての可能性” これにかけてみたいと思う。
この恵まれた環境で成果を出せないようであれば、転職、起業したとしてもままならないだろう。
自分の目の前にあることをしっかりとやる。やり通す。
と同時に、自分の好きな事、やりたい事も誠意パイやる。
本望ではないか。

年末年始は、なかばサバティカル的な過ごし方をしながら充電しようと思う。
いつもと環境の違う所(海外&実家 半々)で過ごしたり、より読書に勤しんだりしながらいろいろ思いを巡らせてみたい。

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ではでは。


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たとえ師の言葉に従って地獄に堕ちたとしても構わない [書籍・雑誌]

禅を学ぶには、”誰から学ぶか。” が大事だという。

ひとつには、禅は、哲学と違い理論ではなく体験から学ぶという前提があると考える。
理論であれば、話を聞く、本を読むなどで考えが深められる。もちろん、誰が書いた本かによって視点や解説のアプローチが違ったりする事は多々あるが分かり易いかどうかの違いに繋がる程度である。

体験から学ぶとなると、誰から教わるかというのは大きな違いを有無ように思う。禅に関しては、理解がまったく浅いので多少はイメージしやすいスポーツの世界で考えてみる。

プロおよび、一流スポーツ選手は、野球でもゴルフでも、技術面以外にも、メンタル、コンディション、トレーニング、栄養面に至るまで、優秀な専門家がつくのが普通である。

なかでも、メンタルコーチ。技術面のコーチング以上にだれがコーチになるかで結果に大きく差がでそうなのは想像がつく。ひとつは、先ほどの理屈ではなく体験ベースの話だからコーチの違いが結果の違いにつながりそうだと想像出来る。

また、目に見えないメンタルという要素なので本当の力につなげられるメンタルトレーニングにするにはそのコーチと選手との絆の強さが大きく関係してくるように思う。

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リン・マリオット コーチ(前左)ピア・ニールソン コーチ(前右)宮里藍選手(後ろ)


『たとえ師の言葉に従って地獄に堕ちたとしても構わない』というのは、親鸞がその師法然について語った言葉だそうだ。


そういう縁が持てるには、運もあるだろうが自分自身の心構えも大いに関係があるように最近感じるようになった。

[1]

心を鍛える言葉 (生活人新書)

心を鍛える言葉 (生活人新書)

  • 作者: 白石 豊
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書




我が師二人。またご挨拶にいかねば。

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中央大学教授 大久保信行先生

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早稲田大学教授 黒須誠治先生

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性善説 性悪説 そして、中庸と道徳律 [書籍・雑誌]

生き方、考え方のベースになるものとして、哲学だったり宗教(感)だったりするものがある。
それらの背景、歴史を知る事は、なんらかの示唆に繋がるのは間違いない。

性善説、性悪説そして中庸。これらの思想について自分なりに整理してみたくなった。

性善説:孟子が生きた時代は人の本性についての関心が高まり、「性には善も悪もない」とする告子の性無記説(または性白紙説)や「性が善である人もいるが、悪である人もいる」とする説、「人の中で善悪が入り交じっている」とする諸説が流布していた。これらに対し孟子は「性善説」を唱えた。これは孔子の忠信説を発展させたものとされる。[1]

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性悪説:性悪説(せいあくせつ)とは、紀元前3世紀ごろの中国の思想家荀子が、孟子の性善説に反対して唱えた人間の本性に対する主張。「人の性は悪なり、その善なるものは偽(ぎ)なり」(『荀子』性悪篇より)から来ている。

ここで言う悪とは、「(人間は様々な意味で)弱い存在」という程度の意味であり、「悪=罪(犯罪あるいは悪事)」という意味では無い(「弱い存在」である人間が、犯罪や悪事に手を染めずに一生を終える、という事もありうる)。

いわゆる「厳罰主義」や「厳罰化」のバックボーンとして性悪説が指摘される事がしばしばあるが、本来の性悪説に厳罰は含まれておらず(むしろ後述するように教育に力点を置いている)、性悪説を解釈する側の二義的な問題である。また、「人間を信用する/しない」という問題も性悪説自体には含まれておらず、やはり解釈する側の二義的な問題である。[2]

ということで、罰金制度=性悪説 というのは単純化しすぎた表現のようである。
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中庸:人間はうまれつき性善でも性悪でもない、まあ習慣によって、悪人にも善人にもなるのだという孔子の考え。(ただ、これは常識説で、理論的には意味がない。)[3]

道徳律:我々は日々生きる中で、様々な欲求を満たそうとしている。だが、「~したい」と思う一方で、「~してはならない、…すべきだ。」という声にぶつかるというのは、きっと誰もが経験しているだろう。この声は、例え他人に知られていようといまいと、自分の心に、こうすべきだ、と言い聞かせる。また、この声に従えば欲求が満たされるなどの報酬を提供することはない。ただ無条件に、その声に従うことを強いるのである。この内なる声は一体どこから来るのだろうか。カントは、このような内なる声を、「義務」ないし「道徳法則」、あるいは「道徳律」とよんだ。[5]
 欲求(性向)とは素性の違う義務の声は、言ってみれば、誰にとっても疑うことのできない道徳的事実である。(もちろん、自然科学などで言われるような事実とはまた違うものである。)
道徳律を共有しているからこそ、人間はお互いに話し合うことで、理解しあえる。というカントの思想[4]


[1]ウィキペディア 性善説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E5%96%84%E8%AA%AC
[2]ウィキペディア 性悪説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E6%82%AA%E8%AA%AC

[3]

心を鍛える言葉 (生活人新書)

心を鍛える言葉 (生活人新書)

  • 作者: 白石 豊
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書



『中国には古くから3つの道徳論が対立していたんだよ。1つは、人間の本性は善であるという孟子の性善説。これにたいして、人間は本性が悪なのだから、厳しく教え込まなくてはならないという荀子の性悪説。そして3つ目は、人間生まれつき性善でも性悪でもない、まあ習慣によって、悪人にも善人にもなるのだという孔子の中庸という考え方。ただ孔子のは常識説で、理論的には意味が無いんだね』(佐保田鶴治 大阪大学名誉教授)[3]

[4]

わたしがリーダーシップについて語るなら (未来のおとなへ語る)

わたしがリーダーシップについて語るなら (未来のおとなへ語る)

  • 作者: 中曽根康弘
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2010/10/08
  • メディア: 単行本



[5]カントの思想
http://page.freett.com/I_B_dog/shiryo_kant/k_morality.htm

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相手の状態(置かれている環境・理解度・意識レベル)に合わせたアプローチをする事 [書籍・雑誌]

川上哲治さんが、禅の教えを野球に活かすことで巨人をV9(日本シリーズ9連覇)を成し遂げた。といいう話は、幾度となくした。

だが、その禅を当時の巨人軍の選手たちに強要したかというとそうではないらしい。選手から坐禅に連れて行って欲しい。と言われて連れて行ったことはあるようだが。

その経緯に関して、川上さんが白石豊さんとの対談のなかで語られている。

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『白石さん:川上さんは、監督時代ずっと梶浦老師の教えを受けられ続け、そのことはジャイアンツの選手やコーチの人たちはしっていたわけですよね。

川上さん:知っていましたね。

白石さん:川上さんがシーズンオフに修行に行かれるわけですから、一緒に連れて行って欲しいという人はいなかったのですか。

川上さん:それはいましたよ。毎年2、3人はね。でも一週間、最後まで続いたのは誰もいませんでしたね。とにかく、まず脚が痛いですからね。

白石さん:よくわかります。

川上さん:それから食事が一汁一菜でしょう。脚は痛いわ、お腹はすくわですから、みんなげっそりして、途中でにげちゃうんうですよ。だからやっぱり何か相当の思いがないと続きませんね。
ただちょっと坐禅がいいらしいからやってみようというぐらいでは、まあ続きませんね。

白石さん:それでは選手たちには、ご自身は坐禅をやってよかったからお前もやってみろとは言われなかったわけですか。

川上さん:全く言ったことがありません。ただ指導したり、ミーティングの席で、禅の心のようなものは折に触れて言ってたんでしょうなあ。』[1]

この質問、投げかけを白石豊さんが川上哲治さんにしたのは、こんな思いと理解があり確認されたかったからのようだ。

『私(白石豊)個人としては、坐禅の効用めいたものを感じ取ってはいました。しかし、同時にそれを選手たちに課すことができるだろうかという疑いも自分の中に生じ始めていたのです。

 スポーツ選手たちは、技術の練習とそれを支える体力トレーニングに毎日、相当な時間を費やさざるを得ません。また、それ以上に、こうした東洋の哲学的伝統などほとんど理解出来なくなってしまっている現代の若者たちに、私が体験したような坐禅そのものを課したところで、とてもやりきれないのではと思えたのです。
 (中略)
 禅書の中の言葉を素オーツ風にアレンジして、選手たちへのアドバイスに利用しています。』[1]

相手の状態(置かれている環境・理解度・意識レベル)に合わせたアプローチをする事の大切さを示唆しているように思う。

[1]

心を鍛える言葉 (生活人新書)

心を鍛える言葉 (生活人新書)

  • 作者: 白石 豊
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書



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スポーツを通じて、人間性を向上させる。 [書籍・雑誌]

『現役時代の私は、技術に対する工夫は人一倍してきたが、自分以外の人たちの働きにつてまで関連づけて考えた事はなかった。

 しかし参禅して、自分自身をそとから見る事と、人からいかに恩恵をうけているかということを教えていただいたお陰で、私の考え方は変わった。

 野球は一人では出来ない。三割を打った、首位打者になったといっても、その裏には、一緒にプレーしているチームメートや、いつも応援してくださるファンといった社会の恩恵がある。

 それによって、はじめて自分の成績が上がってきたということがわかれば、今までは、お金の為に成績を上げようと努力したものが、今度は自分以外の人たちの恩恵にこたえるため、お返しをするために努力するようになる。


 こうした観点に立って考えると、個人の技が全体につながっていることに思い当たり、次に野球という職業を通じて、社会とともに歩み、世のため、人のために働くというように視野がひろまっていくのである。

お互いに恩恵を感じ合って、勝つという共通の目的達成のために努力しようという考え方が、巨人軍のチームプレーの原点である。

このように、禅の根本的な考え方の上に野球をのせて、野球と禅との一体化のなかでチームを運営したのは、長いプロ野球史のなかで、
私が最初である。』とは、川上哲治さんのお言葉。[1]

個人と社会との関係に気付いたことが、人間性の向上につながり、それがチームプレーのレベルを上げている。そのチームプレーの向上がまた、人間性をさらに高みに上げて行く。そんな好循環がそこにはあるように思えた。

禅の考え方をスポーツに取り入れている人が以外と多いらしい。外国人からすれば、日本人は当然”禅”をスポーツにとりいれているんでしょう。と思っている人もいるくらい。

だが、日本の場合は、剣道、柔道、茶道、など、”道”と名が附物以外は、直接的には禅を取り入れているケースは限定される。

反面、西洋のプロ選手には、専属コーチが禅の考え方を取り入れたメンタルトレーニングをしているケースが散見され、また結果を残しているという。

事例としては、

ゴルフ:ビジェイ・シンのジョセフ・ペアレント 
   アニア・ソレンタムをコーチしたピア・ニールソン

バスケットボール:シカゴブルズ(マイケルジョーダンら)やレイカーズ(シャキール・オニールら)をコーチしたフィル・ジャクソン

テニス;コナーズ、ナブラチロワ、アガシ、サバティーニらを指導したジム・レイヤー

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もちろん、坐禅を選手に強要する。そんな指導をしているわけではなく、禅の心、正しく判断する力を禅の教えから抽出して選手に分かる言葉に翻訳しているようです。(これはまた別の機会に)[2]

いずれにしても、コーチングと禅の親和性は高そうである。

たしかに、高いパフォーマンスを継続的、コンスタントに出せる選手たちはみな人間性という面で評価してもレベルが高い。これは、人間性が高い選手がパフォーマンスが高いのか、それとも、人間性を高めたからいつも高いパフォーマンスを発揮出来るようになったのか。

まあ、イチローさん、松井秀喜さん、王貞治さん、長嶋茂雄さん、思い浮かぶハイパフォーマーたちは、人間性のレベルも高い。

[1]

坐禅とスポーツ

坐禅とスポーツ

  • 作者: 川上哲治
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 1981/06
  • メディア: 単行本




[2]

心を鍛える言葉 (生活人新書)

心を鍛える言葉 (生活人新書)

  • 作者: 白石 豊
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書



[3]

禅ゴルフ―メンタル・ゲームをマスターする法 (ちくま文庫)

禅ゴルフ―メンタル・ゲームをマスターする法 (ちくま文庫)

  • 作者: ジョセフ ペアレント
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2012/09
  • メディア: 文庫



[4]

ゴルフ「ビジョン54」の哲学 楽しみながら上達する22章

ゴルフ「ビジョン54」の哲学 楽しみながら上達する22章

  • 作者: ピア・ニールソン&リン・マリオット
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2006/11/09
  • メディア: 単行本



[5]

シカゴ・ブルズ 勝利への意識革命

シカゴ・ブルズ 勝利への意識革命

  • 作者: フィル ジャクソン
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1997/02
  • メディア: 単行本



[6]

ビジネスマンのためのメンタル・タフネス

ビジネスマンのためのメンタル・タフネス

  • 作者: ジム レーヤー
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 1992/11/01
  • メディア: 単行本



[7]

新インナーゲーム―心で勝つ!集中の科学

新インナーゲーム―心で勝つ!集中の科学

  • 作者: W.ティモシー ガルウェイ
  • 出版社/メーカー: 日刊スポーツ出版社
  • 発売日: 2000/07/04
  • メディア: 単行本



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すべては、集中力 [書籍・雑誌]

すべては、集中力。

こう思ったのは、大学生の頃。
高校生の頃は、なにのために勉強しているのだろうか。何をしに大学に行くのだろうか。
ただ何となく、大学には進学するものだ。だって、周りは皆進学するし。まあ、行ってた方がなんか聞こえがいい。聞こえが良い学校に楽して入れればいいかな。位の考えしか無かった。

大学に入学して1年目もまあ、4年間で卒業出来ればいいや。
単位を落とさなければそれでよし。そんな過ごし方をしていた。

でも、周りの友人からこんな事を言われた。3年後半になると研究室に所属することになるけど、
どの研究室に所属になるかは、成績次第。基本、希望で研究室を選べるというのが大方針だが、人気が集まった場合は、成績順で決まる。よって、成績が悪いと興味が湧かない研究テーマになったり、就職の際の有力なコネが期待出来なくなったりする。

幸か、不幸か、僕の所属していた野球のサークルのメンバーは同期、先輩ともに成績が良かった。勉強を教わったというよりは、妙なプレッシャーを受けた。

単なる授業ではなく、研究室というなにやら実践的な課題に取り組むのであれば興味が持てそう。どうせやるなら興味が持てるテーマを選べる研究室にしたいし、就職先もイメージしやすくなる。

こうはしていられない。と一念発起で、2年生の時から俄然勉強に勤しんだ。そもそも物理とくに力学には得意意識が高かったので機械系を専攻していた僕にとっては、やれば点数は稼げた。全優(A)に近い成績。この一年は、とおい昔に忘れかけていた集中力を取り戻してくれた。

そんな矢先に、東京に棲むオヤジの友人に飯に誘ってもらい、其の関でこんな事を言われたような気がする。『何かを為すのになにがひつようか?』

『結局は、集中力なんじゃないですか?』と言いかけたのだが、そのオヤジの友人にハズレ〜っ。って言われたらどうしよう、と考えてしまって答えられなかったのを思い出した。

『集中力は、政治、戦争、ビジネス、スポーツ等、人間が行うすべての活動を成功に導く秘訣である』(詩人 エマーソン)[1]

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やはりそうだったか。と約25年前からずっと自分のなかでモヤモヤしていたのがスッキリはれた気分である。


心を鍛える言葉 (生活人新書)

心を鍛える言葉 (生活人新書)

  • 作者: 白石 豊
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書



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言葉の持つ力(ちから) [書籍・雑誌]

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『最初からやる気の無い人はいない。

 誰でも新しく何かをスタートさせるときは、やる気に満ちあふれている筈。

 ところが、燃えるようなやる気がいつしかしぼんでしまう。ということが多くある。

 やる気を失う原因としては、失敗や敗北などさまざまなことが考えられる。

 しかし、それ以上に影響を及ぼしているのが言葉』[1]

『やる気をなくす言葉かけ

⑴他人から完全を要求されている

⑵欠点ばかり指摘されている

⑶出来そうにない目標をかされている

⑷常に他の人と比較されている

⑸自発性がそこなわれている
 「どうせ、三日坊主だよ」
 「ほら、やっぱり、ダメだったじゃない」

これでは、まるで「悪くなれ、悪くなれ」と睡眠術にかけられているようなもの』[1]

言葉には、やる気を引き出したり、やる気を無くさせたりする力がある。
それが、他人から貰う言葉だけではなく、自分が自分にかけることば(自己暗示)の両方に言える。そうだ。

知っている事と、出来る事。とは違う。
大いに意識しながら行動していきたい。



[1]

心を鍛える言葉 (生活人新書)

心を鍛える言葉 (生活人新書)

  • 作者: 白石 豊
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書



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心の鍛え方 [書籍・雑誌]

『「リラックスしていこう」、「深呼吸をしよう、気が落ち着く」プレッシャーのかかる場面でよくかけられる言葉です。
 でも、「リラックス」とか「集中」という言葉をかけられたことで、そのように出来るかというと、そんなことは先ずないですね。かえって、緊張してしまうほうが多いのではないでしょうか

(中略)

生徒から「どうやったら、リラックスできるのですか」とか「集中の仕方をおしえてください」と聞かれて、こたえられる人はどれだけいるでしょうか。

「そんなことは、自分で考えなさい」といいたくなると思いますが、それでは何の解決にもなりませんね。

そういった”心の鍛え方”をみんな学べるといいのでしょう。

心の強さ。を、生まれつきのもの。とか、精神力、根性を鍛えればいいんだよ。辛い事に耐えているうちに強くなる。と仰るかたもいるかもしれませんが、それは正しくないのです。

心は鍛えられます。そしてその方法がメンタルトレーニングなのです。
心の力=根性 という図式も、時代遅れだと思ってください。

だからといって、頑張らなくてもいいというわけではありません。頑張る事は大切。
だけど、頑張っていれば心はそのうち強くなる。といったノンビリした考えでは世界で通用しないです。』[1]

『最近のメンタルトレーニングでは、鍛えるべき心の力をメンタルスキルという要素に分けて評価、それに応じて具体的にトレーニングするという手法をとります。
(1)意欲
(2)自信
(3)感情コントロール能力
(4)イメージ想起能力
(5)集中力
(6)リラックス
(7)コミュニケーションスキル

まずは、自分をあるがままに見られるようになること。
その時点で問題の半分は解決したようなものです。』[1]

他人の率直な評価も受け入れましょう。ただし、その評価理由を確認することも大切。
スコアだけだと、どのように改善すれば良いのかわからないからです。(NPSもそうでしたね。)




[1](語調と内容に手をくわえましたが、ベースおよび文意は下記資料から転用させていただきました。)

心を鍛える言葉 (生活人新書)

心を鍛える言葉 (生活人新書)

  • 作者: 白石 豊
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書



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[2]目指せ強い心の持ち主!心を鍛えるお悩み相談室
http://www.mensholos.com/feature/2625.html/2

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何事に対しても誰に対しても感謝の心をわすれてはいけない。 [書籍・雑誌]

『平凡な仕事を、自ら進んで実行して、初めて、色々な仕事に従事する人々の立場と、その仕事のもつ深い意義とを理解することが出来る。
(中略)
 精神的な仕事は高尚であり、之に反して肉体的な仕事は低級である。とするのは仕事本来の意義に徹した見方ではない如く、社会の上層に、或るいは表面に立って活動する人の仕事こそ、男子の本懐であると考え、下積みになって働く人を軽蔑するのは、人情の自然であるとはいえ、前にいった仕事に含まれる二つの意義が生かされる限り、凡て聖なるものとして、其の間に差別が立てられるべきではないと思う。
(中略)
 物事に誠意を持つ事は、吾々の片時も忘れてはならないことである。
 人間の凡での行為は、誠意を中心として之から出発すべきであって、
 教育の理想も、誠意ある人をつくることである。(以下略)』[1]

 自らの仕事に感謝し、周りのどんな人のあらゆる仕事に感謝する。

 自分一人では、何も出来ない。

 一見自分とは無関係と思われる人にも実は、支えられている。助けられている。

 お金を払っているから偉い。とか、給料を払っているから感謝しなくていい。とか。
 みんなが嫌がる仕事をしているから軽く見る。なんてことは決してあってはいけない。
 そういう人たちが誠意パイ皆の為に仕事をしてくれているから我々も気持ちよく生活出来ているのだ。そういう事が分かれば、自然と感謝の念が湧くし、感謝の言葉も自然と出てくるはず。


 そう心から思えるようになることが、第一歩なのではないだろうか。
 最近この年になってようやくそんな事が考えられるようになった。
 随分遠回りをしてきたように思う。。。

 人に挨拶をする。という基本的な行為が出来ていなかった自分にも反省。
 毎朝、職場の皆は勿論、交通整理をしてくれている人や食堂で仕事をしてくれている人たちにも
 挨拶、ありがとうの言葉を意識してするようになった。(意識しなくても自然と言えるように
 ならないとイケナイのは分かっているがまずは意識して徹底するように心がけている。)

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内観法もその気付きを促す手法の一つだそうだ。

『内観法とは、今から40年程前に、奈良の故吉本伊吉さんが親鸞上人の「身調べ」をベースにして、宗教的な部分を取り除き、独特な真理転換技法として発展させていったもの。

内観法の「集中内観」では、自分のこれまで生きて来た半生を振り返って、1日13時間、7泊8日、のべ100時間ほどの間、部屋の四隅を屏風で囲んだわずか半畳ほどの空間に静かに座り続け、具体的な誰かに対して(両親、先生、仲間など)、次の3つのことがどうだったかを調べていく。

3つの調べごと
一 ◯◯さんに何をしていただきましたか。
二 ◯◯さんにどのようなお返しができましたか。
三 ◯◯さんにどのようなご迷惑をおかけしましたか。』[2]

実際にやってみると、今の自分があるのは自分の力でなった。という錯覚をしていた自分に気付かされるそうです。
 
両親がいて先生がいて、そういういろいろな人たちからお世話になって、今があるという仕組みが改めて分かってくる。自分の半生を振り返って、涙がでるような思いもしたりして、そのあとは随分心が軽くなった気にもなる。

そう、何事に対しても誰も対しても感謝の心をわすれてはいけない。ということなのでしょう。

[1]

禅と日本野球(サンガ文庫)

禅と日本野球(サンガ文庫)

  • 作者: 川上哲治
  • 出版社/メーカー: サンガ
  • 発売日: 2013/03/25
  • メディア: 文庫




[2]

心を鍛える言葉 (生活人新書)

心を鍛える言葉 (生活人新書)

  • 作者: 白石 豊
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書



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「不二の妙道」(「無心になるくらい徹底してやる」「こだわるな」) [書籍・雑誌]

川上哲治さんは、ジャイアンツの監督になる際に当時の社主 正力松太郎さんの勧めもあって禅を始められたそうだ。

以来、V9を成し遂げる間、欠かす事無く12月1日から1ヶ月毎年参禅されたそうだ。
その時に川上さんが体得されたと言われている事がこのように記されている。

(その時の話が記されている本の一つ『禅と日本野球』からの抜粋である。)

『始めの1年目の1ヶ月 禅から(梶浦老師)学ばれた事を要約すると
「無心になるくらい徹底してやる」
「こだわるな」
ということだったという。

言葉でいうだけではなく、本当に寝食を忘れるくらい徹底して、そのものになりきってやれば、かならず体得するものがある。

それとは、反対に、真剣に取り組むのはいいが、真剣さのあまり、そのことにこだわって身動きできなくなってはいけない。

だから、一瞬一瞬、真剣に取り組むが、その一瞬が過ぎたら、すぐ切り替えて行く。
その切り替えが大事だ。とらわれてはいけない。

(中略)

この考えは一見矛盾があるように思う。が、一日に夜と昼とがあり、人生に生と死があるように対比するものがあって総体的に一つになる。という考えなのである。

人間の手は2つ。足は2本、目も耳も2つだ。目が2つあるからと言ってモノが2つに見えるわけではない。

ここに一つの真理がある。
不二、二つで一つ。一つで二つ。

主観と客観は不二だ。
禅の立場で言うと「不二の妙道」という。

野球のチームで言えば、監督と選手、企業でいえば、経営者と従業員。
この両者は、二つで、実は一つなのである。

野球選手の持つ実力ということを考えてみると、技術だけではなく、その技術を生かす精神力がなければならない。

”心と技”が一体となって、始めて実力となるのである。

心と技、それは2つではない、不二なのだ。』[1]

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「無心になるくらい徹底してやる」
「こだわるな」
そして、
「不二の妙道」

イノベーションの極意でもありそうだ。
大いに参考にしたい。

[1]

禅と日本野球(サンガ文庫)

禅と日本野球(サンガ文庫)

  • 作者: 川上哲治
  • 出版社/メーカー: サンガ
  • 発売日: 2013/03/25
  • メディア: 文庫



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