知っているコトで楽しめる。 [映画]

気付いたら結構なペースで映画を観るようになってます。

とは言っても以前は観てなかったと言うわけでもなく、意外に観ていた方なのかもしれません。



年間110日間のペースで海外出張を繰り返していた頃は飛行機の中で。思い起こすと独身時代は

レンタルビデオとして映画を観てました。

そして近頃は映画館で観てることが多いです。

作品そのものへの興味ももちろん有りますが 観ていることで会話の話題にできると言うのも有ります。

そう言う背景もあって劇場で観る。それも公開早々に劇場で観ることが多いのが近頃の行動です。


 今、話題提供の側面よりも作品への興味上映を心待ちにしている作品が有ります
2020年1月10日日本でも上映開始する「Downton Abbey(ダウントン アビー)」です

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以前TVドラマとして放送されて海外では大反響を得たと聞いている作品で
僕も熱心に観ました。
ですが、それに反して日本ではそこまで盛り上がらなかったと言う印象なのも確かです。

実際、友人にこの作品を話題に出してもあまりポジティブな反応を得られることがないです

「メロドラマ」が好きではない。などの意見も聞きますが、それだけではないように思います。

物語の舞台となっているイギリスの文化、生活に関しての興味と理解があればもっと受け入れられたのではないかと思うのです。

かくゆう僕もボンヤリとしか知り得ていないイギリスに関してこの映画を観る前に予備知識を得る努力をしてみました。

下記の出所は「映画でわかるイギリス文化入門」(2008年 松柏社)[1]

■階級

イギリス人の中には階級意識が根強く存在している

 階級は上層・中層・下層の3つに分けて考えられる

 ⑴「上層階級(Upper Class)」いわゆる貴族 全人口の1%
   貴族の称号(侯爵・伯爵など)をもつ古い家系の人たち。代々引き継がれるもので有り 
   誰でも努力すればなれると言う「開かれた」ものではない。

 ⑵「中産階級(Middle Class)」は上層中産階級と下層中産階級とに分けられる
   Upper Middle Classには 主に高級管理職や専門職に従事する人たち(弁護士・医師・研究者
・会社経営者など)
   Lower Middle Classには 中間管理職や事務職全般に従事する人たち

 ⑶「労働者階級」いわゆる「ブルーカラーの仕事をしているひとたち」

 ただし、これらの階級は現在の職業以上に世襲的な要素が強いそうです。
 たとえ現在、弁護士の仕事をしていたとしても、代々「労働者階級」に属していたとすれば
 「労働者階級」として自らを呼ぶし、なんらかの不遇によって財産を失った人たちでも
 生まれが「上流階級」であれば、「上流階級」として生きていける。

 階級移動のためには、それなりの世代において新しい階級に相当する生活を維持し続けないと
 世間的には階級の移動は認められないとか。



 映画を通じて、このような文化、風習を知ることが出来る。ともいえるが
 事前にこのような知識がないと映画も十分に堪能できない気がします。

 知っているコトで楽しめる。
 映画に限らず、様々なことでこれは言えそうですね。
 いまさらながら 『ダウントンアビー(Downton Abbey)』[2]を観ながらそんなことを感じています。

[1] 「映画でわかるイギリス文化入門」(2008年 松柏社)


映画でわかるイギリス文化入門

映画でわかるイギリス文化入門

  • 作者: 板倉 厳一郎
  • 出版社/メーカー: 松柏社
  • 発売日: 2008/06/01
  • メディア: 単行本



[2]ダウントンアビー(Downton Abbey)
1912年から1925年のイギリス、ヨークシャーの架空のカントリー・ハウスであるダウントン・アビーを舞台とした、当時の史実や社会情勢を背景作られたイギリスのTVドラマ。
本国イギリスでの放映は、2010年9月26日 - 2015年12月25日(ITV)
アメリカをはじめ世界各国で放送されて大反響だったと聞くが日本ではそこまで盛り上がらなかった(?)のは、イギリスの文化への興味と理解がそれらの国と同じレベルではなかったってことかな。と思ったりもします。



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