WHIPLASH(邦題:セッション)を観て分かったこと。 [映画]

正直、知りませんでした。この映画。

La La Landを観るまでは。

映画に関して、いろいろ調べている割には映画を観ていない。。。それどころか友人には映画を
もっと観るように!と強要している自分に猛省です。

で、話を元に戻します。
冒頭で『この映画』と言ったのは、La La Landの監督デミアンチャゼル氏の作品
『WHIPLASH(邦題:セッション)』(2014)のコトです。

”Not Quite My Tempo !” というセリフとシーンがとても印象的なこの映画ですが
とにかく、ネタバレになるのが嫌なのでこれ以上は、ストーリーには触れません。

WHIPLASH.jpg

La La Landを観て、デミアンチャゼル氏に興味をもちググって予備知識が出来て
観たくなった。といういかにもど素人的な行動ですW.


率直に、面白かったです。楽しめました。心に残る作品の一つになりました。
興味が益々、増えてきてググってみて、いろいろ知ることになりました。

『WHIPLASHには、2バージョンある!』
らしいのです。

正しくは、2014年の本編を制作するための予算を集めるために、
台本の15ページ分だけを2013年に作った。というのが背景だそうです。

有りがたいコトに、2014年版と2013年版の比較動画がネットにアップしてあります。
動画の出だしにこの動画は、教育目的であることの断りがあります。

”This is for educational purpose only.
All rights belong to Damien Chazelle and Sony Picture ”

スクリーンショット 2017-05-10 3.00.11.png




どうやら映像制作者の皆さんのための教材として提供されているようです。


Whiplash Movie and Short Comparison (Movie and Short Audio) [1]




もちろん、僕もこの比較動画を観ました。




シーンやカットは、ほぼ同じ…



違いは?




画作り(照明とカラーグレーディング)



つまり、
映画制作関係者は、予算が許せば 画作りにお金をかけたい。
ということが伝わってきます。

2013年版は、外からの自然光で撮影して録りっぱなし。

20170412 『カラーセミナー振り返り』 (Cpro向け)ver1.2.jpg

20170412 『カラーセミナー振り返り』 (Cpro向け)ver1.3.jpg


それに対して、予算のかけられた2014年版は
明らかに柔らかいサイドキー(ライティング)と天井からの拡散光が当てられていて、
ポストプロダクション(カラーグレーディング)に時間とお金がかけられているのが
観てとれました。
(同じ俳優さんの演技でも表情がまるで違って見えますね。
 結果、観る人の没入感を引き出してくれるのが想像できます。ここに映像クリエーターたちの
 こだわりがあるのでしょう。)


映画業界は、他の映像業界に比べて 画作り に対して注力すると言いますが、
この比較動画のお陰でそれが良く分かりました。

ではでは。

20170412 『カラーセミナー振り返り』 (Cpro向け)ver1.4.jpg

[1]Whiplash Movie and Short Comparison (Movie and Short Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=uCUE_3k2tAY&feature=youtu.be&a








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