プロ、機材、使い方。 [動画撮影]
画家が筆を使って絵をキャンバスに描くように、フォトグラファーや、ビデオグラファーは、光で映像を描いています。
そもそもPhotograpy の語源は、Photos(光) Graphy(描く)というギリシャ語だそうです。
冒頭にフォトグラファーは、光で映像を。と書いたのはこれを意識してのことです。
でも、なかなか良い表現でないでしょうか。なんかロマンチックな感じを受ける。そして何よりも本質をついた言葉です。写真も動画映像も、光を捉えて記録しているわけですからね。
以前から、映像クリエーター(特にプロと呼ばれる方々)はどこで機材、ソフトに関して情報を得たり、学んだりしているのか。気になってしようがありませんでした。動画に関して言えば、静止画よりもさらに新しい撮影や表示技法だったり、機材が使われます。その変化たるものやら凄まじいです。
それだけに、その技術トレンド、そして具体的な機材選定、使い方を学び続ける姿勢が求められます。
プロである以上、常にその時代の先端を行く映像表現への理解を深めておく必要があるのは、間違いないと思います。
だだ、きっちり学んで、言われた通りにその道具で作品作りをしてもプロとしては、あまり喜ばれることがないのが現実。特に一流と呼ばれるクリエータは、その人ならではの作品を求められるだけに道具の使いこなしも必然的に独自のものであることが求められるようです。
先日、友人から聞いてみたテレビ番組(10月23日放送『関ジャム 完全燃SHOW』中田ヤスタカさんがゲストの回)がそれを表現していたように思います。[1]
中田ヤスタカさんと言えば、超売れっ子の音楽プロデューサーであり、作詞家、作曲家、編曲家。
音楽ユニット・CAPSULEとしてのアーティスト活動のほか、音楽プロデューサーとしてPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅなどのアーティストを手がけている。また、国内外のアーティストへのリミックスの提供。先のリオ・オリンピック閉会式での楽曲を手がけたとこでも有名。
同業者の間でも、一目置かれる存在だそうです。
番組の中でも、同業者が中田ヤスタカさんを分析。とにかく、べた褒め。作品作りの特徴や、音づくりに関してコメントしていました。
印象的だったのが、『中田さんの作る音が格好いい。と仲間内でも評判になっている。自分でも出してみたいと思ってチャレンジするが絶対に同じ音が出ない。中田さんも特別な機材を使っているわけでもない。市販のシンセサイザーと市販のソフト。全く、同じ道具を使っても同じ音が作れなのは謎。』
それに対する中田さんの回答に驚きました。
『ん〜っ。それってきっと僕がソフトの使い方を間違っているからじゃないですかね。正しい使い方をしていないですし、知らないんです。でもそれでいいと思っています。(プロセスやデータなどが)めちゃくちゃでもいい音、カッコイイ作品が作れればいいわけですから。PCの中(データの並びなど)がぐちゃぐちゃでも気にしないです。
つまり、
『この道具は、こう使ってください。こう使うのが正しいです。』というアプローチは、ことトップ・クリエーターさんにはミートしない。
以前からそうかな。と思っていましたが、今回のこの番組のおかげで確信につながりました。
特にトップ・クリエータに共通した考え方、姿勢なんだろうな。と。
ただ、反面、一般人はそうはいかないです。何をどう始めていいか。途方に触れる方々が大半。なんか興味があってやってみようかな。という程度だと尚更です。
道具の使い方を順序立てて教えてあげる。そんなやり方が求められます。
同じ製品でもお客様によって対応方法を大きく変えなくてはいけない。
なんか、そんな示唆に富んだ番組でした。
ではでは。
[1]『関ジャム 完全燃SHOW』バックナンバー (テレビ朝日HP)
http://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/backnumber/
そもそもPhotograpy の語源は、Photos(光) Graphy(描く)というギリシャ語だそうです。
冒頭にフォトグラファーは、光で映像を。と書いたのはこれを意識してのことです。
でも、なかなか良い表現でないでしょうか。なんかロマンチックな感じを受ける。そして何よりも本質をついた言葉です。写真も動画映像も、光を捉えて記録しているわけですからね。
以前から、映像クリエーター(特にプロと呼ばれる方々)はどこで機材、ソフトに関して情報を得たり、学んだりしているのか。気になってしようがありませんでした。動画に関して言えば、静止画よりもさらに新しい撮影や表示技法だったり、機材が使われます。その変化たるものやら凄まじいです。
それだけに、その技術トレンド、そして具体的な機材選定、使い方を学び続ける姿勢が求められます。
プロである以上、常にその時代の先端を行く映像表現への理解を深めておく必要があるのは、間違いないと思います。
だだ、きっちり学んで、言われた通りにその道具で作品作りをしてもプロとしては、あまり喜ばれることがないのが現実。特に一流と呼ばれるクリエータは、その人ならではの作品を求められるだけに道具の使いこなしも必然的に独自のものであることが求められるようです。
先日、友人から聞いてみたテレビ番組(10月23日放送『関ジャム 完全燃SHOW』中田ヤスタカさんがゲストの回)がそれを表現していたように思います。[1]
中田ヤスタカさんと言えば、超売れっ子の音楽プロデューサーであり、作詞家、作曲家、編曲家。
音楽ユニット・CAPSULEとしてのアーティスト活動のほか、音楽プロデューサーとしてPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅなどのアーティストを手がけている。また、国内外のアーティストへのリミックスの提供。先のリオ・オリンピック閉会式での楽曲を手がけたとこでも有名。
同業者の間でも、一目置かれる存在だそうです。
番組の中でも、同業者が中田ヤスタカさんを分析。とにかく、べた褒め。作品作りの特徴や、音づくりに関してコメントしていました。
印象的だったのが、『中田さんの作る音が格好いい。と仲間内でも評判になっている。自分でも出してみたいと思ってチャレンジするが絶対に同じ音が出ない。中田さんも特別な機材を使っているわけでもない。市販のシンセサイザーと市販のソフト。全く、同じ道具を使っても同じ音が作れなのは謎。』
それに対する中田さんの回答に驚きました。
『ん〜っ。それってきっと僕がソフトの使い方を間違っているからじゃないですかね。正しい使い方をしていないですし、知らないんです。でもそれでいいと思っています。(プロセスやデータなどが)めちゃくちゃでもいい音、カッコイイ作品が作れればいいわけですから。PCの中(データの並びなど)がぐちゃぐちゃでも気にしないです。
つまり、
『この道具は、こう使ってください。こう使うのが正しいです。』というアプローチは、ことトップ・クリエーターさんにはミートしない。
以前からそうかな。と思っていましたが、今回のこの番組のおかげで確信につながりました。
特にトップ・クリエータに共通した考え方、姿勢なんだろうな。と。
ただ、反面、一般人はそうはいかないです。何をどう始めていいか。途方に触れる方々が大半。なんか興味があってやってみようかな。という程度だと尚更です。
道具の使い方を順序立てて教えてあげる。そんなやり方が求められます。
同じ製品でもお客様によって対応方法を大きく変えなくてはいけない。
なんか、そんな示唆に富んだ番組でした。
ではでは。
[1]『関ジャム 完全燃SHOW』バックナンバー (テレビ朝日HP)
http://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/backnumber/
コメント 0