みなさんは、どのようにして映像制作に関して学んでいるのでしょうか。 [動画撮影]
◆体験が伴わう事で深まる理解。
ここ2,3か月間は、動画映像に関する勉強に注力しています。
以前からそれなりに動画映像制作には、興味はありましたし、
専門用語や機材に関してのそれなりの説明が出来る程度に記事なども読んできました。
しかしながら、実際のところは、
経験や体験が伴わない半ば「知ったかぶり」の「受け売り話」をそれっぽく話していただけでした。
映像制作に携わる方々との会話で唯、単に話しを合わせるだけではなく、
(それなりに)共感を持った会話が出来たり、
できることなら映像制作の各ワークフローにおける課題に対して
具体的な提案ができるようになりたいと思い立ち、
体験を重視した勉強方法に切り替えました。
今更言うのも。。。なんですが
やはりいざ自分でやってみると課題が”具体的”に浮彫なります。
その結果、課題も切実なものとして捉えられます。
やはり体験型の学習は重要ですね。
(講釈聞かされているだけだと生徒さんも眠くなっちゃいますしねW)
◆で、こんな順序で学び始めました。
映像制作と一言で言っても、多岐にわたるプロセスがあります。[1]
①プリプロダクション
②撮影
③録音
④仮編集
⑤本編集
など。
普通ならば、制作フローの初め①から順を追って体験して最後までいったら作品完成。
という筋道なのかなと思いますが、あえてプリプロや撮影を飛ばして、
『編集作業の体験』から始めることにしました。
理由は、いくつかあります。
例えば、映像制作を行うにあたり障害になるのが編集だからです。
撮影に比べて、
編集はとっつきにくい。
面倒くさかったり、よくわからないことが多いです。。
また、編集が分かっていないと、何を考えながら撮ればいいのか。
出来上がりをイメージ出来ないと結局のところわからない。
出来上がりを決定付けるのは、編集。
編集する事を考えながら撮影していないと、何となく撮影して有りものを合わせて
作品を作る。というのでは、いくら時間があっても足りない。
ストーリー性を考えて取る事も大切ですし、
撮影する際のフォーマット(コーデック、解像度を含めたファイルフォーマット)や
フレームレート、音声データをどうするのか。なども鍵になってきます。
最悪なのが、撮影したのは良いが編集ソフトに読み込めない。という状況。
静止画と違って、編集しないで撮りっぱなしの映像というのは動画の場合は、
普通”あり得ない。”ものです。
編集する段になって、アレっということが無いように、また自信をもって撮影セッティングを
するためにも欠かせない知識ということになります。
◆学び始めて気付いたこと。思ったこと。
動画編集を始めてみて思ったのが、
・何から始めてみようか。
・分からないことはどうやって調べればよいのか。
というところです。
僕なりの結論!
・何から始めるか?
→Adobeなど、編集アプリを提供している企業は大変質の良い
Tutorial Videoを提供してくれています。
それらを積極的に活用して、編集アプリの”いろは”から始めるのが良いと思います。
例えば、
Adobe Premiere Pro CC チュートリアルビデオ
(編集作業のモチベーションも掻き立ててくれる質の高い素材も用意してくれています。)
https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/how-to/create-video-story.html
Adobe After Effects CC チュートリアルビデオ
(いろんなことができてしまうAeですが、
主にモーショントラッキング、ノイズ、ブラーなどの
エフェクトによりリアリティを感じる映像表現にする。
そんな内容を効率的に学べる内容です。)
https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/how-to/add-video-special-effects.html
・分からないことは、どうやって調べる?
→①ヤリタイことが明確になっているときは、
(YouTubeなどの)ネット上の動画コンテンツが頼りになります。
具体的に手順を追って解説してくれている動画コンテンツが数多くあります。
[>]課題:英語で作られたコンテンツの充実度に比べて、
日本語で解説されているものは限りがある印象。
たとえ、日本語字幕で訳が付いていたとしても、
解説ビデオそのものが英語ベースだと
画面に映し出されているメニューなどが全て英語。
自分は日本語環境でソフトを使っていると
該当するメニューが見つけられなかったりします。
(→僕は、After Effectsなどは英語表示環境にして使うことにしました。)
②このソフトでやれる事ってなんだろうか?を知りたい時。
この場合は、アプリの機能を俯瞰してみたいところなので、ムック本。
に頼るのが良いと思いました。
YouToubeなどの動画コンテンツは、具体性があって分かり易いのですが、
自分の中でやりたいことが明確になっていないとき(逆引き辞典など)や、
一覧性をもってやれることをしりたいときは、
こんな時は、やはりムック本だと思いました。
一般的には、以上①、②のアプローチで分からないことを解決できる。
根性というか、何としてでも知りたい。理解しないとまずい。
という熱量が高ければ大半のことは何とかなることが分かりました。
何事も学ぶということは、そういうコトなのかと思いました。
◆『新規性の高い情報』や『高度な内容』を調べるには?
①、②のアプローチでは、カバーしきれない内容も勿論あります。
『新規性の高い情報』や『高度な内容』です。
アプリケーションソフトウェアなどは、常にアップデートされていたりするので
本やネットですら最新情報を反映出来ていなかったりします。
また、『高度な使い方』や、『どうしてそういう作業をするのか(理由)』まで
確認したくなる場合は、
こんな方法を取らざるを得ないように思いました。
③メーカーや代理店の担当者の方に直接問い合わせる
➃詳しい友人・知人に聞く
⑤コミュニティやフォーラムに質問を投げてみる
③、➃、⑤の場合は、なんらかのネットワーク、コミュニケーション手段が必要になりますが、
これもどれだけ知りたいか。どれだけ急いでいるか。
などによって選択肢が変わるように思います。
想い付くところで記述すると、下記の場所・手段でEvangelistや知人に聞く
@Exhibition(展示会)
@セミナー(*)
@ネットフォーラム
@メール問い合わせ窓口
実際このようにフォーラムなどもメーカー側で用意していて、
公式のものには企業のスタッフも参加していることを
明言しているようです。
僕は、もっぱら各種イベント(展示会・セミナー(*)など)に出かけていって
Evangelistもしくは、担当者の方に直接質問したり、
イベントで名刺交換させていただいた方に後日、メールで質問させて
いただくスタイルを取っています。こういう人って想像していたより
多いんだろうな。と、最近思うようになりました。
(このように、ユーザーがサービス、製品の提供者に直接聞くという行為は、
キャズム理論の中では、「イノベーターの行動パターン」として表現されています。
動画編集ソフトの大半は、「イノベーター」を対象としたビジネスモデルであると
言えそうです。BtoB領域のビジネスであり、イノベーターのための製品。
よって、情報提供の方法も一般的なコンシューマービジネスとは違うのでしょうね。
マーケットを拡大していくのであれば、それに応じた情報出しの方法、もしくは、
より直感的なインターフェース、サービス対応方法などを用意することが条件と成りそうです)
これも実体験をしたお陰で気付けたことなのかもしれません。
ではでは。
(*)各種セミナー事例(システムファイブ PROSEMINAR)
https://info.system5.jp/proseminar/reportlist
[1]グラスバレー(EDIUSWORLD.CO)(著)『映像制作ハンドブック』(2014玄光社)
[2]ジェフリー・ムーア(著)『キャズム』
ここ2,3か月間は、動画映像に関する勉強に注力しています。
以前からそれなりに動画映像制作には、興味はありましたし、
専門用語や機材に関してのそれなりの説明が出来る程度に記事なども読んできました。
しかしながら、実際のところは、
経験や体験が伴わない半ば「知ったかぶり」の「受け売り話」をそれっぽく話していただけでした。
映像制作に携わる方々との会話で唯、単に話しを合わせるだけではなく、
(それなりに)共感を持った会話が出来たり、
できることなら映像制作の各ワークフローにおける課題に対して
具体的な提案ができるようになりたいと思い立ち、
体験を重視した勉強方法に切り替えました。
今更言うのも。。。なんですが
やはりいざ自分でやってみると課題が”具体的”に浮彫なります。
その結果、課題も切実なものとして捉えられます。
やはり体験型の学習は重要ですね。
(講釈聞かされているだけだと生徒さんも眠くなっちゃいますしねW)
◆で、こんな順序で学び始めました。
映像制作と一言で言っても、多岐にわたるプロセスがあります。[1]
①プリプロダクション
②撮影
③録音
④仮編集
⑤本編集
など。
普通ならば、制作フローの初め①から順を追って体験して最後までいったら作品完成。
という筋道なのかなと思いますが、あえてプリプロや撮影を飛ばして、
『編集作業の体験』から始めることにしました。
理由は、いくつかあります。
例えば、映像制作を行うにあたり障害になるのが編集だからです。
撮影に比べて、
編集はとっつきにくい。
面倒くさかったり、よくわからないことが多いです。。
また、編集が分かっていないと、何を考えながら撮ればいいのか。
出来上がりをイメージ出来ないと結局のところわからない。
出来上がりを決定付けるのは、編集。
編集する事を考えながら撮影していないと、何となく撮影して有りものを合わせて
作品を作る。というのでは、いくら時間があっても足りない。
ストーリー性を考えて取る事も大切ですし、
撮影する際のフォーマット(コーデック、解像度を含めたファイルフォーマット)や
フレームレート、音声データをどうするのか。なども鍵になってきます。
最悪なのが、撮影したのは良いが編集ソフトに読み込めない。という状況。
静止画と違って、編集しないで撮りっぱなしの映像というのは動画の場合は、
普通”あり得ない。”ものです。
編集する段になって、アレっということが無いように、また自信をもって撮影セッティングを
するためにも欠かせない知識ということになります。
◆学び始めて気付いたこと。思ったこと。
動画編集を始めてみて思ったのが、
・何から始めてみようか。
・分からないことはどうやって調べればよいのか。
というところです。
僕なりの結論!
・何から始めるか?
→Adobeなど、編集アプリを提供している企業は大変質の良い
Tutorial Videoを提供してくれています。
それらを積極的に活用して、編集アプリの”いろは”から始めるのが良いと思います。
例えば、
Adobe Premiere Pro CC チュートリアルビデオ
(編集作業のモチベーションも掻き立ててくれる質の高い素材も用意してくれています。)
https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/how-to/create-video-story.html
Adobe After Effects CC チュートリアルビデオ
(いろんなことができてしまうAeですが、
主にモーショントラッキング、ノイズ、ブラーなどの
エフェクトによりリアリティを感じる映像表現にする。
そんな内容を効率的に学べる内容です。)
https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/how-to/add-video-special-effects.html
・分からないことは、どうやって調べる?
→①ヤリタイことが明確になっているときは、
(YouTubeなどの)ネット上の動画コンテンツが頼りになります。
具体的に手順を追って解説してくれている動画コンテンツが数多くあります。
[>]課題:英語で作られたコンテンツの充実度に比べて、
日本語で解説されているものは限りがある印象。
たとえ、日本語字幕で訳が付いていたとしても、
解説ビデオそのものが英語ベースだと
画面に映し出されているメニューなどが全て英語。
自分は日本語環境でソフトを使っていると
該当するメニューが見つけられなかったりします。
(→僕は、After Effectsなどは英語表示環境にして使うことにしました。)
②このソフトでやれる事ってなんだろうか?を知りたい時。
この場合は、アプリの機能を俯瞰してみたいところなので、ムック本。
に頼るのが良いと思いました。
YouToubeなどの動画コンテンツは、具体性があって分かり易いのですが、
自分の中でやりたいことが明確になっていないとき(逆引き辞典など)や、
一覧性をもってやれることをしりたいときは、
こんな時は、やはりムック本だと思いました。
一般的には、以上①、②のアプローチで分からないことを解決できる。
根性というか、何としてでも知りたい。理解しないとまずい。
という熱量が高ければ大半のことは何とかなることが分かりました。
何事も学ぶということは、そういうコトなのかと思いました。
◆『新規性の高い情報』や『高度な内容』を調べるには?
①、②のアプローチでは、カバーしきれない内容も勿論あります。
『新規性の高い情報』や『高度な内容』です。
アプリケーションソフトウェアなどは、常にアップデートされていたりするので
本やネットですら最新情報を反映出来ていなかったりします。
また、『高度な使い方』や、『どうしてそういう作業をするのか(理由)』まで
確認したくなる場合は、
こんな方法を取らざるを得ないように思いました。
③メーカーや代理店の担当者の方に直接問い合わせる
➃詳しい友人・知人に聞く
⑤コミュニティやフォーラムに質問を投げてみる
③、➃、⑤の場合は、なんらかのネットワーク、コミュニケーション手段が必要になりますが、
これもどれだけ知りたいか。どれだけ急いでいるか。
などによって選択肢が変わるように思います。
想い付くところで記述すると、下記の場所・手段でEvangelistや知人に聞く
@Exhibition(展示会)
@セミナー(*)
@ネットフォーラム
@メール問い合わせ窓口
実際このようにフォーラムなどもメーカー側で用意していて、
公式のものには企業のスタッフも参加していることを
明言しているようです。
僕は、もっぱら各種イベント(展示会・セミナー(*)など)に出かけていって
Evangelistもしくは、担当者の方に直接質問したり、
イベントで名刺交換させていただいた方に後日、メールで質問させて
いただくスタイルを取っています。こういう人って想像していたより
多いんだろうな。と、最近思うようになりました。
(このように、ユーザーがサービス、製品の提供者に直接聞くという行為は、
キャズム理論の中では、「イノベーターの行動パターン」として表現されています。
動画編集ソフトの大半は、「イノベーター」を対象としたビジネスモデルであると
言えそうです。BtoB領域のビジネスであり、イノベーターのための製品。
よって、情報提供の方法も一般的なコンシューマービジネスとは違うのでしょうね。
マーケットを拡大していくのであれば、それに応じた情報出しの方法、もしくは、
より直感的なインターフェース、サービス対応方法などを用意することが条件と成りそうです)
これも実体験をしたお陰で気付けたことなのかもしれません。
ではでは。
(*)各種セミナー事例(システムファイブ PROSEMINAR)
https://info.system5.jp/proseminar/reportlist
[1]グラスバレー(EDIUSWORLD.CO)(著)『映像制作ハンドブック』(2014玄光社)
[2]ジェフリー・ムーア(著)『キャズム』
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