話題のHDR(High Dynamic Range)とは? [動画撮影]

HDRと聞くと、ハイダイナミックレンジ合成を思い浮かべる人がまだまだ多いのかもしれません。

つまり、通常の写真技法に比べてより幅広いダイナミックレンジを表現するための写真技法の一種で露出設定を変えた複数の写真を重ねることでダイナミックレンジの広い表現を試みる手法とウィキペディアなどにも記述があります。

いまTV業界など動画映像業界で話題になっているHDRは、それとはちょっと違うというお話です。
(実際は、静止画のように動画の撮影フレームを増やしてそれを合成することで静止画のHDRのような表現を試みた例(RED)などもあるそうですが、それとも違います。)

テレビも年々進化し続けています。
たとえば、思いつくだけでも

①白黒テレビ放送から
②カラーテレビ放送。
③アナログHDTVというものがあったな~。
とおもっていたら

➃デジタルHDTVになって
⑤3DTVなるものが出現、
⑥HDTVをもっと高解像度化しちゃえということでHDTVの4倍の高解像度4K TVの出現。
⑦その4K TVのハイフレームレート化ということで4K TV 60p
⑧で、このたびの4K HDTVにつながる。そんなお話なのですが

いったいどこからからお話ししていいやら分からないくらいTVの世界はややこしい。
というかルールの多い世界のようです。

(つまり詳しい人からすると当たり前のように扱われている世界のようです。
 反面一般消費者には、その辺りのことは一切ブラックボックス。
 というか、意識させずにTV放送を愉しんでもらえるように作り込まれた世界だとも言えますね。
 それが、TVはAV機器でありながら白物家電的な要素が大きい(市場規模が大きい)理由なのかと思います)


そもそもTVというものは、放送局が送った映像を各家庭にある受像機であるTVで受信して表示するもの。
放送局で撮影、編集されたものは、世の中にある無数の受像機で表示できるようにルールが決まっています。
創り手があるルールの範囲内で映像表現をしている。それもかなり厳格に。そして放送方式が異なるように
世界各国での運用ルールも微妙に違ったりします。
(NTSC方式、PAL方式という形式以外にも、画作りに関わる決め事も違ったりするようです。
 米国と日本では、違うガンマカーブ前提で配信されているらしいですし。
 これは、さらにヤヤコシイ話に至るので別の機会に)


Sony-X9300D-hero.jpg
(この映像は、4K HDTVが映像機器の展示会などでハイライトされているよ~っ。ってのを表現したくて、
Singaporeのページから拝借したものです。モデルさんもしっかり起用してアピールしている風景です。はい。
http://www.hardwarezone.com.sg/feature-sony-unveils-its-2016-4k-hdr-tv-lineup-singapore


いざ、説明しようとするとそれなりに紙面を割かなくてはならなさそうです。

時間をかけてジックリ表現してみたいと思います。

ではでは。



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