普段の生活で正しい判断をすること。出来る事。 [講演会・セミナー]

随分前(2010年12月14日)のことだが、杉山愛さんの講演会で聞いた話がいままた頭の中を過っている。

杉山愛さんといえば、
WTAツアー最高世界ランク シングルス8位 ダブルス1位 にまで上り詰めた選手。

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女子ダブルスで3度の優勝(2000年全米オープン/2003年全仏オープン/
2003年ウィンブルドン)と、混合ダブルスでも優勝(2000年全米オープン)を経験し、グランド
スラムのシングルス連続出場62回の世界記録を樹立。[1]

そのときの話は、世界のトップクラスになるために自分がしたことが語られていた。

幼い頃からテニスを初めたこと。テニスを始めたキッカケは、自分でテニスをやってみたいと思ったから。熱心に母親を口説いて許してもらったという背景。

やるなら徹底的にということで、友人と遊ぶ時間もなくテニスに没頭していた。
だが、テニスが好きで好きでたまらなかったので全く苦になることはなかった。そうだ。

そんな大好きだったテニスも、ランキングを気にすると挫折感を覚えることになった。
夢中でやっていた期間にはなかった心境。

そこでやったことの一つが世界のトッププレーヤーの観察。彼ら彼女らをロールモデルとして自分を高めよう。そのためにトッププレーヤーのプレースタイルだけではなく、日頃の身のこなし(歩き方や仕草、人との会話の仕方など)あらゆる事を真似たそうだ。

それは、単純な物まねというより、彼女にはこんな理解があったようである。

「コートの上で的確な状況判断をする秘訣は、すごく単純なのですが、普段の生活で正しい判断をすることです。普段それができていないのに、ましてやコート上でなんか判断できるわけがない。生活のバランスを含めて、自分のすべてを見直して再スタートを切ったことがよかった。もう少し、私が大きな器を持てるようになれば自然に上がるのだと」

まさしく、禅などでも言われる事、「禅はあらゆるところに存在する」という教えにも通じる。

『禅の達人が起こす清風は余すところなくあらゆる所に吹いている。
誰の窓にも、平等に吹き込んでいる。
真理は、常にそこにあって、誰に対しても平等に与えられているのだ。』[2]

なんらかのキッカケで、そういう理解を杉山さんはしてたんだな。と今更ながらに感心した。

[1]慶應夕学五十講 2010年12月7日(「世界で戦うということ」杉山愛さん)
https://www.sekigaku.net/Sekigaku/Default/Normal/OpenedRecordDetail.aspx?SGTermID=20

[2]おてらさん 一日一禅 
http://ameblo.jp/zuiunzan/entry-11773191557.html
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