人の心に棲む。人間の達人。[2]それこそが一流の証。本田宗一郎さんに学ぶ。 [テレビ・ラジオ]

テレビをめっきり見なくなった。僕の場合、テレビを観なくなったキッカケは、夜間学校。テレビを観ている時間が毎晩夜間学校に通うようになったことで無くなってしまった。今は、卒業してしまって通学はしていないのだが、テレビを観ないことが習慣付けになってしまったこともあってやはりあまり観ない。

でも、まったく観ていないわけではない。地上波放送8局全番組録画機 ガラポンTVをつかって気になる番組を観る事もある。そうやって目にとまった番組が『先人たちの底力知恵泉(ちえいず)人がほれ込むリーダーとは▽本田宗一郎』[1]だった。

本田宗一郎さんに惚れる人が絶えなかったは、「人の心に棲む」この言葉がすべてなのだろう。

感情的に怒っていたとしても、そこには私心が一切なく、怒った理由を知ると誰しも納得してしまう。経営者だろうが社長だろうが、平等。議論においても、昼食においても。我々のような日系企業にしか務めたことが無い人間には、感動が薄いかもしれないが、欧米諸国のように現場で働くスタッフとマネジメント層では、昼食のメニューは違うは、同じ場所でご飯を食べるなどということはあり得ないそうだ。だが、ホンダは、アメリカに自動車工場を作った際には、本田宗一郎さんですら工員と一緒に昼食をとり語り合ったという。

ホンダのスポーツカーNSXは、選ばれし若手エリートエンジニアが中心になって開発したそうだが、その若者たちを讃える写真が工場に貼ってあったのをみて本田宗一郎さんは激怒したという逸話が残っている。その写真に映っていたのは、若手開発エンジニアの面々のみ。それを観た本田さんは、「なんで、食堂で働くひとたちや、清掃してくれている人たちも一緒に映ってないんだ!みんなの協力があって初めて仕事が出来ているのになぜ、ここに映っている人間だけが讃えられているんだ!」と激怒されたそうだ。平等ということ、チーム作りということに純粋に熱くなる方だったそうだ。

すべてにおいて私心がなく、矛盾がなかった。そういいきれる人。それが本田宗一郎さん。飾らずそれをストレートに表現していたそうだ。だからこそ、社長とか、本田さんとすら呼ばれる事もなく、社員全員からオヤジと呼ばれたという。

小林三郎さんも言っていた。「ホンダで◯◯さん、なんて呼ばれているようじゃ二流。あだ名で呼ばれて始めて一人前。役職で呼ばれる? 退場!」[3]


見逃した人もまだ、大丈夫。NHKには再放送というのがある。(無い物もあるが)2014年9月16日午前5時30分〜再放送されるそうだ。

スクリーンショット(2014-09-13 1.36.24).png

本田宗一郎 「創立35周年記念式典でのあいさつ」


スクリーンショット(2014-09-13 1.33.51).png


本田宗一郎 ー挑戦と成功ー


[1]NHK Eテレ 2014年09月02日&09日 23:00:00
『先人たちの底力知恵泉(ちえいず)人がほれ込むリーダーとは▽本田宗一郎』
スクリーンショット(2014-09-13 1.35.46).png

スクリーンショット(2014-09-13 1.55.42).png

[2]

人間の達人 本田宗一郎

人間の達人 本田宗一郎

  • 作者: 伊丹 敬之
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/06/08
  • メディア: 単行本



[3]

ホンダ イノベーションの神髄

ホンダ イノベーションの神髄

  • 作者: 小林 三郎(元・ホンダ経営企画部長)
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2012/07/26
  • メディア: 単行本



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。