【嗚呼!涙メシ】 僕にもある。誰にもあるんだろうな。 [機内番組]

ANAの機内番組といえば、【発想の来た道】。いやそれ以外にもある【嗚呼!涙メシ】〜愛と絆の感動料理〜だ。各界の著名人が若かりし頃、苦労していた頃に食べて励みになった、心の支えになったそいう食べ物のことをまつわるエピソードとともに番組にしたものだ。
 でも、ツクヅク思う。これは大きく成功したものだけではなく、食の原体験を通じてこころの奥深くに残っている記憶、大切にしたい思い出を誰しも持っていると思うのだ。僕自身にも当然ある。田舎から東京に出ていくという仮定の中で意識するようになった食べ物というものを僕も持っている。だから尚のこと、この機内番組に共感を覚えるのだ。

註)【涙メシ】とは。
①涙するほど美味だった食
②人生における大切な思い出と結びついた食体験 のこと。

キャプチャ.JPG

http://media.ana.co.jp/html/movie/namida_highlight/

■秋川雅史(テノール歌手)
テノール歌手になることを夢見てイタリア留学を目指した、秋川青年は肉体労働をし、かつ生活を切り詰めていた。その空腹をみたしてくれたのが大盛りスタミナ定食(中華料理 暁)4人前のスタミナ焼き、5人前の丼飯。これを食べてエネルギーチャージしていたそうだ。5年ぶりにお店におとづれた秋川さんは懐かしみながらペロリと食べきった。並々ならぬ思いで単身イタリア留学したころを思い出したのだろう。食という原始的な体験と貴重な思い出とは相性がいいのだろう。なんかじ〜んとした。

■荒川静香(オリンピック金メダリスト:フィギュアスケート)
オリンピック1年前にアメリカ単身していたときに、元気づけてくれたのが利寿司の対象。うなぎとアボカトの握りを【静香ロール】と言って出してくれたそうだ。5年ぶりに食した荒川さんが画面に写っていたが本当に輝いていた。

■服部幸應(料理研究家)
どうやら彼は、代々料理研究家の家柄に生まれたようで、料理に関する英才教育を父からうけていたそうだ。課題を父からだされて料理を作ったそうだが、かなり厳しい評価を受けていた。ある日天丼を作ってみなさい。といわれて苦労して作ったのに父親に言われた一言が「まずい。」だったそうだ。それを見て不憫におもった祖母がつれちったのが当時神田にあった「天政」そこで、大将に天ぷらの揚げ方を教えてもらうようにお願いしたところ、答えはOK.親切に教えてくれた大将も優しいというか凄い。で、なんとか天ぷらを揚げられるようになって再度、父に天丼を出した時に言われたのが「うまい!」だったそうだ。料理研究家としての原点がここにある。というストーリー性のある話。人生のターニングポイントの一つ。

それ以外にも
■室井滋(女優)
友人がくれた、とろろ昆布のオニギリ
父の男手ひとりで育てられた室井さんは、弁当を持参して学校に行くということが出来なかったようで、それをみてかわいそうに思っていた友人が差し出してくれたオニギリが忘れられないと語っていた。

http://media.ana.co.jp/html/movie/namida/01.html

■宮川俊二(アナウンサー)
お袋の味、一杯の芋粥。母の多くを語らない、でも凄く心遣いがあることが伝わってくるなにかを愛情一杯の芋粥を通じて思い出として心に残している。という話。その母の思いに気づいたのは50年後だったという話。

■東国丸英夫(政治家)
森迫のうどん(宮崎県都城) 学生の頃、よく食べたうどん。だそうで、今食べても美味しいと思える自分に嬉しくなった。あのころの思いが風化していない自分自身に嬉しかった。とコメントしていた。

そいういう自分自身の嗚呼!涙メシを帰省先の富山県高岡市でいままさに感じている。なんか原始的かつシンプルなモノだからこそ体の奥底に染み付いている。本能に近い部分だからだろうか。懐かしく、かつ力強く残っているものだ。まさに僕にとっての食の原体験。
【僕の嗚呼!涙めし①】 今庄のうどん
以前は、高岡駅の立ち食いうどんとして駅の待合室前にあったが、いまは駅南口を出たロータリーの一角に店を構える。久しぶりに食べたが味は変わっていない。うまい。30年前に上京する際の風景をおもいだしてしまった。

【僕の嗚呼!涙めし②】 ますや食堂のカツ丼と中華そば
大学生になるときに上京して早30年近く経つが、帰省するたびに家族で行く。僕にとって故郷を思い出させる味の一つ。高岡に住んでいた時以上に食べている気がする。

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(お袋の味はもちろん永久欠番ゼロだ。いまでも食べられるというのは有難い。両親には、まだまだ元気でいて欲しい。)


ではでは。
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