【株式会社 植松電機】通常業務と並行して宇宙開発を手がけている。これは大きなヒントだ! [インターネット]

イノベーティブカンパニーの復活を目標に日々、頭を悩ませている僕には大きなヒントかもしれない。押しつけではなく、アメとムチの基軸でもなく、あくまで本人のモチベーションに火をつけることが成果を最大にする秘訣だと常常考えているからだ。

世の中には、ブートレッキング(密造酒造り)を仕組化している企業はある。それをブートレッキングとは表現はしていないが。(Googleの20%ルール、3Mの15%。いいな〜Googleは、20%を好きなことに使えるのか。と思う人が多いと思うが、実は、20%業務外の事をしなさい!というルール、義務なのだ。そう見ることで見えてくること、見え方が変わるというのが僕なりの主張。)

タイトルに惹かれて読み始めたこの記事だが、内容はもっとグっと来る内容だった。
勿論、読む人によって響くところは違う。同一人物であってもその置かれた環境や、タイミングによって異なるのだろう。いまの僕にはこの箇所がグっと迫ってくる位にインパクトのあるものだった。

キャプチャ.JPG

■下記、2012年04月16日(月) 【現代ビジネス】
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32122

「重力とのケンカは、こんなにもおもしろい。」 からの引用

燃焼実験が行われたのは、国の研究施設ではない。民間企業の敷地の一角だ。北海道赤平市。札幌から特急と在来線を乗り継いで1時間半のところに、「植松電機」はある。リサイクル用機器の製作・販売で、シェア9割を誇る会社だ。地元高校出身の若者や、近隣の企業から転職してきたベテランら20人の社員が、通常業務と並行して宇宙開発を手がけている。

「役職とか部署ははっきりとは決めていません。リサイクルの機械を作って、ロケットを開発して、人工衛星を作って、無重力実験をして、農業機械の開発をして・・・やりたい人がやりたいことをやっています」と、専務の植松努さん。

(中略)

やりたいこと、とは「どうせ無理」という言葉をなくすこと。「あらゆるビジネスも、社会もだめにする恐ろしい言葉ですよね。だから、わぬ夢〞の象徴である宇宙開発を僕がやって見せれば、その言葉をなくせるんじゃないかと思ったんです」 

 誰もが憧れる宇宙。でも、誰もがあきらめてしまう宇宙---。

「星も雲も虹も、きれいなものはたいてい上にあって、子供の頃はみんな上を見ていたと思う。でもそのうち周りから『宇宙開発なんてよっぽど頭がよくないとね』『ものすごく巨大な予算がないとね』って言われるようになって、みんないつの間にか上を見なくなる。下ばっかり見て何も考えずにできることだけやっていたら、景気だって悪いままです」

 上を見ることは、「よりよく」を追求することだと、植松さんは言う。「よりよく、というのは人間が生き残るための手段として持っている、大事な欲求のような気がして。それを忘れてはならないんじゃないかと思う」宇宙開発は、まさに「よりよく」の世界。

「重力とケンカして上を目指し続ける。より軽く、より高く、より遠く、より速く・・・常にモアしか求めない世界ですからね」
 夢は、願っただけでは叶わない。願い、実行した人が自らの力で叶えていくものだ。「宇宙開発の分野で成功しているのは、一人で勝手に、自腹で、備えていた人たちです」

 彼らの努力を、植松さんは「闇夜の素振り」と名付けた。「野球部のレギュラーになる夢を叶えようと思ったら、学校の練習だけじゃ足りないでしょう。家に帰ってから夜の闇の中で、一人で素振りをし続けなきゃいけないんですよ。誰かにやれって言われてからやったのでは間に合わない。自分がすべきだと思ったことをいかに早く始めるか・・・準備した時間が長い人間が、勝つんです」

 そして「闇夜の素振り」をする上で最も大事なことは「儲かるかな、と考えないこと」と続けた。

(中略)
とにかく、行動の人だ。会社のトップにいながら、一番のプレイヤーでもある。その自負もある。

「こないだね、チャック・ラワー(共同でロケット開発を行うアメリカ民間企業の経営者)とお酒を飲みながら、リーダーシップってなんだろうね、という話をしていて。命令を出すことではない。命令を出す人やカリスマが出てくると、指示待ち族が増える。指示されたことだけやるなら、ロボットでいいわけで。結論としては、自ら動く人を育てるためには、リーダー自身がとにかく行動して、先に行くことが大事なんじゃないかと。夕陽に向かってひたすら走っていれば、そのうち誰かがついてくるでしょう」

 もし誰もついてこなくても、走るのをやめてはいけない。

「いったん考えよう、と足を止めるなんてもったいない。走りながら考えることだってできるんです。泣きたくなったら・・・走りながら、泣けばいいんですから(笑)!」

 泣きながら走る愛すべきリーダーを、青いつなぎを着た頼もしい20人の社員が、追いかけ続ける

(以上、引用文)


夢と希望と、現実と。なにかこう、熱くなってきますね。諦めない。とにかく情熱をもってやりたいことを突き進める。資金とか、自分の能力を言い訳にせず、とにかくのめり込む。そういう姿勢をトップがもてて、みんながそれに刺激される。そんな状態を作りだす。

何を目的に企業は存在するか。結局は、そいうことに繋がると思う。そういうことだと思う。

その辺りを突き詰めて考えていくと意外や以外、我々が日本人が今なやんでいることや、閉塞感と表現していることは取るに足らないことのような気がする。僕らにあるのは、明るい未来のみ。それを活かす、楽しむためにはどうしたらいいか。それに向けてどう皆でアプローチしたいか。悩むポイントがずれているのが我々の現状。変なところにこだわったり、縮み込む必要などない。
大きくおおらかに皆で構えて、これから何しようか。位でいいのかもしれない。僕も肩肘貼りすぎずにイノベーティブ、復活なんて凝り固まるのを止めてみようと思う。

■「想う」は「叶う」 植松努さん講演会 ダイジェスト
動画もチェックしておこう!
http://www.youtube.com/watch?v=jxj7twFSYEc


(註)サブ・ブログ「グっとくる記事」に載せた記事だが、”グっと”来るレベルが半端じゃないのでメインブログであるこのページでも取扱いたいと思った。


ではでは。



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