自分の考える「リーダー像」とは。 [講義・授業]

 各人が思い描く「リーダー像」は、人によって違う。まちまちである。ということが前提にあると思う。実際友人、知人と「リーダーとは?」に関して語り合ったことがあり実感としてバラバラなんだな。と思った。グイグイ引っ張る、カリスマ性がある、勇気がある。といった組織の先導を切るようなイメージの物もあれば、部下に任せる度量があるとか、やる気にさせる。協調性がある。みたいな場の空気づくりが上手いタイプを指している意見もあった。また、表現手法に関しても実務に直結したような表現だけではなく、マネジメント力がある、対応力、突破力、思慮深さとか、公平性などとにかく多種多様な「リーダー像」が表現された。たしかに、ひとつの解は無いように僕自身も思う。
 多種多様なリーダー像が存在する理由は、求められるリーダーというのが場面、場面で異なったり、メンバーの性格、特性によっても違うからだろう。例えば、企業が起業したてのころと、成長期に差し掛かったとき、そして安定期に入ったときとでは、必要とされるリーダーとしての資質も異なってくると理解している。カカクコムなどは典型的に上手くいっているケース。企業が変態すると同時に異なるリーダーシップスタイルをもつ経営者にバトンタッチすることで各企業ステージでの適合が出来ている。羨ましい。リーダ―のあり方、メンバーへのアプローチの仕方もその組織の規模によっても異なってくると考える。直接話法と間接話法の使う比率が違うと言ったらよいだろうか。これもどちらかだけではなくバランスが大事で組織の規模によってバランスが変わる。
 多少ずれた。話を本テーマの「リーダー像」に戻す。リーダー像とは、「全く2つの異なる要素を持ち合わせてそれをバランス良く使いこなせる人」だと思う。その2つとは、「論理性」と「熱い心」。または、「抽象性」と「具体性」。リーダーというのであれば、自分以外の人、組織を動かさなければならない。それに必要なものがこれらの各々2つの組合せ。どちらだけでも人は動かないと思う。これもまた場面、状況によってWell-balancedな状態があるはずだと思っている。最適解(バランス、塩梅)や論理性や事例から抽象化(一般化)の手法を学ぶことは可能だと思っている。
 僕は、危機的な会社を変えたいと思い自分なりに模索し続けている。鍵は、組織、人事、管理会計という軸にあると思っている。だが、その各々の軸のなかで抽象論を具体化させるためには、リーダーシップが最重要項目だと思うのだ。学ぶことが難しいと考える「熱き心」は既に持ち合わせていると自負している。具体化は試すしかない。このような課題認識を持ちながらいままさに現場を回っている。(シンガポール→インドネシア→フィリピン→マレーシアを今週訪問させていただき現場のリーダーから学ばさせていただく事になっている。楽しみだ。)

ではでは。
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