「かっこいい還暦男」これだ! 菅野敬一 AERO CONCEPT [機内番組]
これもロスから成田への帰国の際の全日空機内での出来事。時差ぼけやら、メキシコ、サンディエゴ、そしてロサンジェルスでのハードな出張を終えて疲労感と充実感、達成感を憶えながら帰国の飛行機に倒れ込むように乗った。ほんの1週間弱の出張だったが中身は濃かった。行って良かったと思える旅が出来て今回も満足している。
その機内では、時差ぼけを調整するためもあるがトコトン機内のオンデマンドビデオを観まくった。先日記事にした「英国王のスピーチ」「トロン•レジェンド」と映画も観たし、「ガイアの夜明け」やグローバルビジョン(全日空機内専用コンテンツ)などのドキュメンタリーものも楽しませてもらった。今日は、そのドキュメンタリーもの中の「発想の来た道」を観たときの感想を記してみたい。
■菅野敬一 カッコいい還暦男
どこかで見かけたかもしれないが、ハッキリとは認識していなかった話の一つ。トコトン拘って作り込んだアルミと革でつくった鞄や名刺入れなどを提供しているブランドAERO CONCEPT。宣伝は一切しない。口コミだけで広がったそんなブランドと商品。
気づけば、ユマ•サーマンや、ジョージ•クルーニー、ロバート•デ•ニーロなどのセレブが直接オーダーし、愛用しているブランドに。エルメスの社長も興味をもって商品の作り方などにまで調査をかけた。いまや英国王室御用達のお店、ギーブス&ホークスなどにもラインナップされている数少ないブランドだ。
元々は、超精密機械部品のプレス板金製造をやっていた会社で、航空機部品や新幹線などの部品を手がけていた。ところが景気の冷え込みなどの影響を受けて経営がトコトン厳しくなった。借金の山を築きどん底まで落ちてしまった。。。その時見えてきたものそれが「死ぬまでに自分の、自分オリジナルのものを作りたい。」だったそうだ。
ただ、ただ自分が欲しいものを作った。宣伝などは、お客様が嫌いなものまでも好きだ。と錯覚させるくらいの効果があったりするが、そういうアプローチはしないし。マーケティングなどにより「この方がいい。もっと厚目にしたほうが売れますよ。」とかアドバイスがあったりするのだろうが、そういう手法は使わないし、そもそもそういう事は知らない。だから宣伝もしないし聞かない。とにかく自分が欲しい。と思う物を作ってきた。始めて作った鞄も売るつもりは無かったが友人に欲しいと言われ作り始めた。そしたらモナコの国王などからも発注がくるようになって。
拘り?たとえば、この鞄の閉まる音。「ライカカメラのシャッターの音って聞いた事あります?その音が出るように作り込んだりしている。時間はかかるよ。でも作りたい。欲しいと思うんだ。」
そういう本能的に感じたものを形にする。とにかくロジックではなく、感情を大切にしている。
だから、便利とか不便とかもあまり考えない。そもそも”不便”ってお洒落なんですよ。「面倒なことが心を豊かにすることがある。」(英国風のものに、ヨーロッパ人が大切にするものの中にもそういうものが多い気がする。日本の文化もそうかな。特に伝統的な風習(祭り)とか習慣(茶道、華道など)、建造物(純和風な家)などにも言えるかもしれない。機能的とは言えないが、味わいがあるみたいな。そういえば、そういう事を以前、妻にも言われた。「お洒落なことって、得てして不便なものよ。」)
「心を豊かにするもの」をこれからも作って行きたい。「かっこいい還暦男」かっこよく生きたい。
そういう菅野さんの言葉を聞いていて、目指すものは違うが僕も生きている間は、「かっこよく生きたい、生き続けたい」と思っている。それが僕の場合は、生涯、働くというかたちで社会貢献したい、好きなマーケティングおよび、経営などにまつわるコンサルティング、大学講師などによる若者への教育という形で達成したい。それが夢だ。そう考えると僕自身の親父(第一線は昨年退いたとは言え取締役相談役)も義理の親父さんも生涯現役経営者だ。実にカッコいい!自分の身近にもカッコいい先輩がいる。僕も頑張るぞ。
Mac Air買ったらこのケースに入れたいな。本体並みの値段も覚悟だ。
この拘りの数々、マス•マーケティングでは醸し出すことの難しい「しずる感」がありますね。この菅野さんの生き方ふくめて結果としてしずる感のあるストーリとなっている。たまらない。
で、これi-PadとPortfolioとの組み合わせ。APPLE社の商品との相性も抜群!
ではでは。
その機内では、時差ぼけを調整するためもあるがトコトン機内のオンデマンドビデオを観まくった。先日記事にした「英国王のスピーチ」「トロン•レジェンド」と映画も観たし、「ガイアの夜明け」やグローバルビジョン(全日空機内専用コンテンツ)などのドキュメンタリーものも楽しませてもらった。今日は、そのドキュメンタリーもの中の「発想の来た道」を観たときの感想を記してみたい。
■菅野敬一 カッコいい還暦男
どこかで見かけたかもしれないが、ハッキリとは認識していなかった話の一つ。トコトン拘って作り込んだアルミと革でつくった鞄や名刺入れなどを提供しているブランドAERO CONCEPT。宣伝は一切しない。口コミだけで広がったそんなブランドと商品。
気づけば、ユマ•サーマンや、ジョージ•クルーニー、ロバート•デ•ニーロなどのセレブが直接オーダーし、愛用しているブランドに。エルメスの社長も興味をもって商品の作り方などにまで調査をかけた。いまや英国王室御用達のお店、ギーブス&ホークスなどにもラインナップされている数少ないブランドだ。
元々は、超精密機械部品のプレス板金製造をやっていた会社で、航空機部品や新幹線などの部品を手がけていた。ところが景気の冷え込みなどの影響を受けて経営がトコトン厳しくなった。借金の山を築きどん底まで落ちてしまった。。。その時見えてきたものそれが「死ぬまでに自分の、自分オリジナルのものを作りたい。」だったそうだ。
ただ、ただ自分が欲しいものを作った。宣伝などは、お客様が嫌いなものまでも好きだ。と錯覚させるくらいの効果があったりするが、そういうアプローチはしないし。マーケティングなどにより「この方がいい。もっと厚目にしたほうが売れますよ。」とかアドバイスがあったりするのだろうが、そういう手法は使わないし、そもそもそういう事は知らない。だから宣伝もしないし聞かない。とにかく自分が欲しい。と思う物を作ってきた。始めて作った鞄も売るつもりは無かったが友人に欲しいと言われ作り始めた。そしたらモナコの国王などからも発注がくるようになって。
拘り?たとえば、この鞄の閉まる音。「ライカカメラのシャッターの音って聞いた事あります?その音が出るように作り込んだりしている。時間はかかるよ。でも作りたい。欲しいと思うんだ。」
そういう本能的に感じたものを形にする。とにかくロジックではなく、感情を大切にしている。
だから、便利とか不便とかもあまり考えない。そもそも”不便”ってお洒落なんですよ。「面倒なことが心を豊かにすることがある。」(英国風のものに、ヨーロッパ人が大切にするものの中にもそういうものが多い気がする。日本の文化もそうかな。特に伝統的な風習(祭り)とか習慣(茶道、華道など)、建造物(純和風な家)などにも言えるかもしれない。機能的とは言えないが、味わいがあるみたいな。そういえば、そういう事を以前、妻にも言われた。「お洒落なことって、得てして不便なものよ。」)
「心を豊かにするもの」をこれからも作って行きたい。「かっこいい還暦男」かっこよく生きたい。
そういう菅野さんの言葉を聞いていて、目指すものは違うが僕も生きている間は、「かっこよく生きたい、生き続けたい」と思っている。それが僕の場合は、生涯、働くというかたちで社会貢献したい、好きなマーケティングおよび、経営などにまつわるコンサルティング、大学講師などによる若者への教育という形で達成したい。それが夢だ。そう考えると僕自身の親父(第一線は昨年退いたとは言え取締役相談役)も義理の親父さんも生涯現役経営者だ。実にカッコいい!自分の身近にもカッコいい先輩がいる。僕も頑張るぞ。
Mac Air買ったらこのケースに入れたいな。本体並みの値段も覚悟だ。
この拘りの数々、マス•マーケティングでは醸し出すことの難しい「しずる感」がありますね。この菅野さんの生き方ふくめて結果としてしずる感のあるストーリとなっている。たまらない。
で、これi-PadとPortfolioとの組み合わせ。APPLE社の商品との相性も抜群!
ではでは。
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