これこそ経営者だ。事業の前に人の命。 孫正義 ソフトバンク [インターネット]

朝、出社直前の僕に妻が言った。「孫さんが100億円を義捐金として寄付するらしい。個人としての寄付で、今後の役員報酬も寄付し続けるらしいわよ。」 驚くと同時に、孫さんらしいと率直におもった。時間が無かったのでそのまま出勤したのだが、山手線の中でながれる共同通信ニュースでもこのニュースは、1番目にとりあげられていた。

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孫さんのTwitterは日頃からフォローしていて、この人凄いな。と思う事が多かった。携帯電話の料金体系や受信状況の悪いところへの対応に関して、一般ユーザーとTwitterつかって会話して、いいアイディアがあったら即決。そのまま、ソフトバンクの社員にし指示を出したりもしている。ソーシャルネットワークサービスの活用をここまで積極的にやっている人を僕はしらない。たしかにUSのBest BuyのCEO Brian J Dannもかなり積極的ということを先日、HBRの記事として読んだが孫さんの比ではない。

この姿勢が今回の大震災での対応にも現れていて、さまざまな対応(被災地への携帯電話の無償提供、通話料金無償などをバンバン打ち出しつつ、指示も出している。)も実際おこなっている。

当然、批判的な意見や、孫さんの表現によりフォロアーたちの誤解が生じたりしてるがそんさんは、そういうフォロアーたちとも逃げずに正面から会話している。(中には、かなり孫さんに対して好戦的な表現をつかってツイートしている人もいるが、それにもまったくめげている様子がない。立派だ。)

孫さんの100億円も凄いが、ユニクロの柳井さんの10億円、楽天の三木谷さんの10億円というのも凄い。オーナー社長だから?いやそれだけではないと思う。これで思ったことは、10億円という大金も100億円という金額にかすみんでしまうということだ。別に話題性のために孫さんは、100億円を打ち出したわけではない。(と思いうが)やるならとことん。という姿勢の大切さも感じた。


さすがの柳井さんも孫さんの前では、委縮してしまう? それとも、たんなる撮影のタイミングの問題?
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ソーシャルメディア戦略に関しての議論を自らの勉強会で取り上げてみようとおもっていたところなので、この孫さんの事例は良い題材になりそうだ。

孫さんのTwitterの履歴をみながら、どこで決断したのかどういう手法でこの義捐金の話をきりだしたのか追いかけてみた。(Mexcio、USからの出張から戻ったところで時差ボケのためタイムリーにはフォローしきれていなかったのだ。)

個人的な義捐金などはやらないの?との問いに。
「準備中です。日曜日にすこしコメントしましょうか」(4月2日)
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どうやらこのニコニコ生放送で発表した模様。(4月3日放送)
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これがその放送。USTREAMで閲覧可能だ。
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メディアとメディアは、深く絡み合っているのがよくわかる。Twitter,ニコニコ、Bloombergなどどこかで取り上げられた内容がそのまま、もしくは間接的な方法でヨコ展開(広がり)を見せる。
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ちょっと話題は、変わるがこれには気付いていた。孫さんのエイプリルフールねた。本人が以前に社員に仕込みを依頼していたようだ。孫さんのお茶目なキャラが伝わってくる。現在の状況を考えるとちょっとやるべきではなかった。という反省の意も遠まわしに表現されているようだが、それはそれとして良いのではないだろうか。
そういう社員との会話もOpenにTwitterでやっている。とにかく徹底しているところが凄い。

エイプリルフールでの出来事。決して孫さんのTwitterがハッキングされたわけではない。
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これも有名な孫さんのツイート。「私は、臆病者です。福島原発を心配しています。だから東京を出て福島に向かっています。」3月22日。
感動モノです。
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これこそソーシャルメディア戦略論だ!

ではでは。
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