ドラマ脚本家、田渕久美子さん艶やかでした。 [講演会・セミナー]

慶応MCCの夕学五十講に行ってきた。7割は、マーケティングとか政治、経済に関係のある方の講演を選んで聴講しているのだが、あとの3割は自分の時間都合で選ぶ結果、自分とは違った業界の方の話を聴講することになる。面白いことにそういう偶然で選んだ講演会から得るものが多いと最近感じている。

今回も脚本家の田渕久美子さん(大河ドラマの篤姫とか、いま放送がはじまったこれまた大河の江~姫たちの~の脚本も書かれた方)だった。小説とかまったく読まない、成り行きで選んだ講演会なのでまったく田渕さんに関する予備知識もなく会場に向かった。
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慶応MCCの講演会としては、珍しい対談形式の掛け合い講演会。以前受けた、杉山愛さんの講演会と同じスタイルだった。当日、田渕さんの相手を務めたのは、雑誌AERAで取材をしてから付き合いの深い歌代幸子さんというノンフィクションライター。編集部の方かとおもったらライターさん。話の構成が上手なわけだ。正直、対談形式と聞いて良い気はしなかったが実際は、歌代さんが上手に田渕さんの様々な面を引き出していた。

自分のメモ目的の記述はあとに回して、今回の結論から書こうとおもっている。
田渕さんから学んだこと。

1.(すくなくとも田渕さん)売れっ子脚本家は、顧客志向が強いということ。「観ている皆さまに楽しんで頂く。脚本家は、サービス業。変な作家性を持たずにお客様が理解できる。興味が持てる。楽しい。というモノづくりの基本を守るもの。自分の作品を理解できないお客様が変だ。というのは間違っている。」

2.脚本を書く際は、現場への気遣いを心がける。現場が明るくなるようにとか、監督が読んで楽しいとか、演じている俳優が演じていて楽しいとか。それが無いとテレビを観ている人も楽しめない。という信念をもって書いている。(これ、顧客満足度の前に従業員満足度を上げろ。というのと通じる。)

3.なぜこのようなセリフが書けるのか?
人を観るのが脚本家。若い時から仕事はトントン拍子だったがいろんな体験をした。それが活きているのかも。結婚、離婚、再婚、そして死別。子育てもしている。そいう経験をしながらいつも愛ってなんだろう。を自問自答し続けてきた。それを今活かせているのだから不思議。

4.自分の器、役割を見つけること。見つけたらその器を質のよいものにする。決して器を大きくしようとはしない。出来ないから。とにかく自分の器を磨くこと。

5.人が感動するとは。
人は皆、良心を持って生きている。その良心を揺らすものを観たときに感動する。それが嬉しいことだったり、悲しいことだったり、怒りにつながることだったりする。

6.(会場の女性からどうしてそんなに田渕さんは輝いているのですか?の問いに対して)
寝る前に自分に対して自分自身で「自分に好き。」と言ってから寝る。
感謝することが日常生活において多い。
へらへらしている。(楽観的)
歳をとることが楽しい。

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(たしかに、51歳のそれもガリガリ脚本を書いている女性とは思えない艶やかで魅力的な女性、田渕久美子さん。という印象。精神年齢も若いという印象。)

と、脚本に向かう田渕さんの姿勢とか裏話などの面白ネタも多かったが、なにか人間力とはなにか。とか、商売の基本などを教わったそういうひと時だった。

面白ネタは、また後日。(うちの妻が喜ぶネタかも。当日、本を購入すればサインを貰えたがやはり小説は苦手。テレビを観る派なのと、うちの妻ってものに執着しないのでサイン本よりも話そのもを喜んでくれるので十分とおもったから購入しなかった。消費者は購入時にいろんな要素を同時に考えて購入するかどうかを決めるんですよね。)

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ではでは。



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