子供と大人へのアプローチ。違うんですね。きっと。 瞬足 [よもやま話]

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おっ、何どうしたの。ってお思いでしょう。うちの娘がうれしくてポーズ決めているところです。なにがって足下みてやってください。この赤い運動靴ずっと前から欲しがっていた”瞬足”を4歳の誕生日のプレゼントとしたのです。そしたら家の中で履くは、走るわで大変。まあ、親としては娘の喜ぶ顔が観たくてかったようなものなのでそれを観ている親としても大満足です。(娘にとっては、幼稚園や公園で見かけるお兄ちゃんお姉ちゃんがはいている(娘ごころに)カッコいい靴。親にとっては、この笑顔のためにお金を払ったというところです。同一のもの、サービスだとしても立場、人によってその価値観は違うのですね。まさに全ては、お客様の頭の中にある。といったところでしょうか。)
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で、この瞬足ですが以前から個人的に興味をもっていました。小学校などでは、運動会の必須アイテムになっているらしく年間540万足以上売れている化け物商品らしいのです。近所のダイエーに購入しにいったのですがこの瞬足だけのコーナーがしっかり常設されていました。店に来ていたお客様の声を聞いていたら「運動会になったら在庫空になっちゃうんだよね。」ですって。この靴のコンセプトは、運動会などで勝つ為の靴。らしいです。早く走る。それも運動会のトラックで効果的な走りが出来るような基本設計をしている等のがコンセプト。それを物語っているのがソール(裏面)のパターン。運動場のトラックって反時計回りで走るじゃないですか。その方向に走るときにグリップが効くように左右非対称のイボイボ配列になっているのです。大人の僕は履いた事がないですが、すくなくとも機能が視覚化されている。それがストーリーと密接にリンクしているところがすばらしい。
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売り文句としては「コーナーで差をつけろ!(これを履けば勝てる!)」くらいなのでしょうが、実際は、これを履かないと負ける。というところまで行っちゃってる気がします。なんたって殆どの小学生が履いていますから。親としても「瞬足買ってくれなかったから運動会で負けた。」って空気になってるんでしょうね。天国と地獄のマーケティングってあったら天国のマーケティングメッセージでアプローチし始めたんだけど、あまりにも売れて地獄(なかば脅迫)的なポジショニングにおさまってしまった例でしょうね。(さすがにアキレスさんは、”これを履けば勝てる。”とか、”履かないと負ける。”なんてストレートかつ下品なアプローチはされてません。ちょっと面白おかしく伝えたかっただけの表現です。ご理解のほどを。)

で、早速娘が瞬足を履いて近くの公園に行きたい。といったので一緒にいったのですが、遊びにきている少年、少女たちの足下も当然きになってみていたのですが瞬足でした。サンダル履き以外の運動靴は100%瞬足。実際に娘に買ってやったこともあって興味が依然にもました。そういう切っ掛けでもなかったらそういう観察しなかったですね。大人相手のスポーツ用具だとプロスポーツ選手がなにを何処のブランドのものを使っているかがかなり影響力を持ちますが、子供の場合はアプローチが違ってくるようですね。(なんとなく子供のころの記憶が戻ってきました。お客様はだれか。そのお客様の気持ちを知る。という原点にもつながる話です。)

やはり好奇心と問題意識をもって物事を観れるかどうかは大切なことのようです。そういうことにも思いを馳せてしまいました。

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(あっ、これ? 漁サン。嵐の大野君のお陰でちょっとしたブームになっているそうです。妻が嵐ファンなので喜ばせようと衝動買い。履くかな。。。)

ではでは。
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