先行者利益(i-Tunesの場合はとてつもなく先行していますね。) [よもやま話]
先日講演会を拝聴してからすっかり大ファンになってしまった、内田和成教授(早稲田大学ビジネススクール)のブログがトリガーです。(先生のブログはフォローし続けています。興味の対象が合う。コメントに共鳴できることが多いのが理由です。気付きをいつもありがとうございます。)
最近のNHKは、そうとうイケテイルと思っていましたがまた今回も感心させられました。毎週日曜日にNHK教育テレビで放映中の「ハーバード白熱教室」です。気になっていたのでHDDプレーヤーに録画はしていたのですが観ていませんでした。DVDに焼きなおして、家族が寝静まったところで自分の部屋で観る。というオプションは、いまの僕には時間的に厳しい。で、内田先生のブログを拝見してたら、i-Tunes Universityってメニューの中に同じコンテンツがUpされているというではないですか。(ただし英語。まあ、英語力が無いのを鍛えなおすにもいい機会だ。一挙両得。とポジティブにとらえて)小生もi-Pod Touchを持っているので電車の中で観ちゃおう。ってことで、今朝の通勤時間にi-Podに落としたコンテンツを満員電車で観ながら出社しました。観てみて感動です!
短期サマースクーリングでUSの大学にに1週間だか2週間集中的に通った経験はあるのですが、それと比べてもこの番組の授業はすごかった。活発な議論、それを引き出すMichael Sadel教授の話術とそれを支える事前準備が自然と伝わってきました。迫力です。内田先生もブログのなかで絶賛されていました。
こういうコンテンツをi-Tunesに無料で提供しているHarvard も凄いと思いましたが、それよりも強く感じたのは、i-Tunesというビジネスモデルの他社との先行具合。よく、先行者利益という言葉を聞きますが、これちょっとやそっとじゃ他社は追いつけないですね。音楽コンテンツだけじゃなくて教育機関が積極的にi-Tunesを活用している。だって、Harvard だけじゃないんですよ。Stanfordだろうと、Yaleだろうと、 Pennsylvaniaだろうと、英国のOxford だろうと活用しているんです。YouTubeでもコンテンツがUpされているようですがそれとは、趣旨、意味合いがちがいます。
経営戦略論的には、必ずしも先行者が勝つとは限らず、各企業がもっている内部資産と外部資産を上手に使えば、後追いの企業が勝つ方法がある。ってところですが(これまた解説します。)このi-Tunesの先行度合いは、並大抵じゃないようです。
加えてi-Padの登場。まだ手にとったことがありませんがやはりSteve Jobs恐るべしですと実感した次第です。
ではでは。
(ご縁あって内田先生ご自身の著書、異業種競争戦略論にサインいただきました!実はまだ読んでいないんですが保証します。イケテルことは講演会とブログを拝見してで実感していますから。)
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