Thought Leadership と呼べる企業。P&G [講演会・セミナー]
これは、一橋大学教授 一條和生さんの講演会を拝聴したことに端を発しています。Thought Leadership。我々にはあまり聞きなれない言葉ですが大変大事な概念だと思いました。Globalかつ中長期視点で何かに取り組んでいて、そのGlobal Big Issue(世界共通の大きな課題)に向かって先頭を切って取り組み社会貢献している企業。そんなような意味だそうです。企業名を挙げるとGE(環境保護、健康)、企業共同研究(Connect & Development)、IBM(コンセプトリーダー)P&G(Sustainablity)、Nestle(消費者の変化する価値観に対応。インド、ナイジェリアなどあらゆるマーケットに適合した製品の開発と地域貢献。Bottom Of Pylamidを顧客に変える。)
こうやって見ると日本の企業は、まだまだ遅れている。と思いませんか。ますます市場がGlobal化が進むことに対しては、誰しも同意できるところかと思います。そういうGlobal化が進む七で日本、日本の企業が果たすべき貢献というのはなにも中国と伍するとかではなく、Thougtht Leadershipの企業、国家である。と認識されることではないでしょうか?ちょっと話が大きくなってしまいました。Thougth Leadership企業のひとつP&Gに話を移します。
このThougth Leadershipという考えを聞いて興味を持ち始めていたP&G。運よく神戸本社に出向いてお話をきかせていただいたことがあります。P&Gジャパンも初めからいまのような成功企業だったわけではなく、日本に進出したころは撤退すら撮り立たされたくらい厳しい状況だったといいます。日本という市場は、Marketの要求する質とかがたかく、かつ閉鎖的というが背景。逆に日本からみたP&Gは黒船と称されたくらい。日本の体質というのは、昔も今も変わらないということでしょうか。
P&Gの社員の方にいろいろ聞いていて学んだことは、すべてにおいて”掛け声”だけに終わらず本質的な行動に移しているという点です。彼らの企業理念である”Consumer is Boss".”企業の財産は人材である。「世界の人材工場」とよばれ、GEなどの優良企業の経営者を多数輩出しているというだけあって、人材育成にたいする熱意とかしくみがいきわたっている。実際僕が話しさせていただいた方々も話ししているだけで肌で感じる”優秀さ”がにじみ出ている感じでした。Globalに関しても真のGlobal化、活人が徹底されています。会社のロビーで見かける社員の大半は、多国籍。25カ国の国籍の社員がP&Gジャパンに(交流)在籍しているとこことです。よく言うGender Diversityってのがありますが、そんなのは初歩。P&Gは、Global Diversityが確実に実践されている企業です。これぞThougth Leadershipです。魅力的な企業P&Gというが僕の印象です。
■プロジェクトを成功させるためには。
1.Final Distinationを伝えよ。プロジェクトの最終形のイメージを!
2.正しく難しいことをやる。安易な方向に流れないこと。
3.消費者に”驚き”と”納得を”
和田さんの著書からの引用でした。素敵ですね。
P&G式 世界が欲しがる人材の育て方―日本人初のヴァイスプレジデ
ントはこうして生まれた
- 作者: 和田浩子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/08/22
- メディア: 単行本
2010-05-02 07:26
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