成長していく。ってのはこういうことなのかもしれませんね。 [よもやま話]

ヒトって、っていうか僕自身、なかなか変われない。

ってつくづく思います。

そんなに簡単に変わらないし、実際、ヒトって変われるんだろうか? 

とすら思うことが多いです。

担当者のアサイメントを考えたり、新しいアクションを起こす際にヒトを集めようとしたときにも
それを強く感じます。

とどのつまりがヒトなんだな。最後はと思わされますね。

優れたアイディアとか環境を用意しても、関わるヒトがそれに対応できないと何も実現できないですし、

それが実は、何か特定のことをこなす能力そのものよりもその人の人格だったり、キャラクターが鍵になるように思うのです。

だからこそ、本質的なところで変える、変わってもらうことが難しい。
鍛えてなんとかする。というよりも、鍛えようがあるかないか。そこがポイントになると感じるのです。

ぼくも若かりし頃は、なんとか鍛えれば戦力になる。なんとでもなる!と思って、あまり深く考えずに担当者を採用したこともありましたが、甘かった。逆に反乱されてしまった経験があります。今考えても自分の愚かさを嘆いてしまいます。(もっとクールに対応すべきだったと。出来ない、成し遂げようとする気持ちはキャラクターが鍵になる。それを変えるのは、生半可ではない。というかそもそも採用の際に厳選すべきだというのが結論です。という意味で僕自身が、甘かったのでしょうね。)

愚痴が続いてしまいましたね。




書き残したかったのは、そんなことではなく 見事に学びのプロセスを歩んでいる事例です。
まさに、それを実感している途中なので記事にしてみたかったのです。

題材は、日本サッカー界。
ワールドカップという舞台、機会の度に確実に学び、成長し続けていると感じています。

スクリーンショット 2018-07-01 13.42.19.png



それを冷静に感じさせてくれたのが、今回のワールドカップ ロシア大会直前に放送された
『岡田武史とレジェンドたちが斬るFIFAワールドカップ』NHK
です。






以前は、日本のサッカー界にとってワールドカップは、夢のまた夢だった。(ラモス瑠偉さん)
ワールドカップの映像を見る機会すらなかった。

世界のサッカーに近づく、ワールドカップに出場するということはその一つの指標。

ワールドカップ出場の壁は高かった。といっても、今一歩のところまでこぎ着けたときもあった。
いまでも話題になる1986メキシコ大会予選などがそれ。その際の対韓国戦などはいまもなお語り継がれている。
一歩先に、プロリーグ(Kリーグ)を発足させた韓国との差がそこに現れていた。

準備不足だとかいろいろ言われながらもプロリーグの発足(1993年)したり、

ナショナルチームの監督として、外国人監督(ハンス・オフト氏)を採用するなどした。

ドーハの悲劇(1994年アメリカ大会予選)で涙を飲むも、その後(1998年フランス大会以降)6大会連続出場。

当たり前のように、ワールドカップに出場する国になった。

いつかは、ワールドカップで優勝したい。
という思いを胸に ワールドカップに臨んでいる。

とは言っても、まだまだ世界の壁は厚い。
予選通過もままならないのが実際。

日本チームが一皮むけないと、次のステージに進めない。
一皮むける。ために何が欠けているのか?
を先の番組で討論していたのが興味深かったです。

・日本のサッカーを知る、アジアのサッカーを理解している日本人監督 の採用。
・『戦う』 選手、戦術、戦略が必要。
・選手は、監督の指示に従いながらも、自らの判断、決断で動くことが出来る。
・サッカーの遊びの部分を理解、プレーに盛り込める選手が必要。
 プレー中に『あっち向いてホイ』のような遊びが出来るくらいじゃないと戦えない。
 指示どおりの動きでは、勝てない。

そんなことを議論していたと思います。

今回のロシア大会。西野ジャパンは、予選リーグを突破した。
ポーランド戦での闘い方をいろいろ批判する向きはありますが、

これは、日本のチームが戦うために必要なことを一つ、実行に移せていたのではないでしょうか。
事実、したたかさがないと、勝負には勝てないものです。

ふと他に目をやるとこんなことを思うのです。
イングランドのサッカーや、日本の柔道などは、『美しく』勝つことこだわりが半端ない。
いや、勝つこと以上に、『美しく戦うこと』を大切にしているようにさえも見えます。

ステージが彼らのようにトップクラスにまでくれば、
『美しく』と『勝つ』のバランスをうまく取れるようになるのかもしれません。

『したたかさ』を手に入れた、そんなワールドカップがこのロシア大会なんじゃないかな。
確実に成熟度を上げたと感じさせる西野監督の采配であり、選手の戦いぶり。

そんなことを考えながら、こんかいのワールドカップ ロシア大会を感慨深く見つめています。

ベルギー戦での闘いぶりも楽しみですね。

ではでは。


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。