なるほど。「テーブルクロス引きと同じ原理」だよ。って言えばいいのか! [よもやま話]

原理原則を正しく理解していれば、理解が早い。
そういう経験をちかごろ噛みしめている。

仕組み、技術的な背景を理解しないで便利さをただただ享受する。
これは決して悪いコトではないと思う。

①いち消費者としては、それでいい。製造業者は、ユーザーに難しいことを意識させることなく
ただただ心地よさを提供することで喜んでもらえることを目指したい。

②反面、ときにユーザーもその仕組み、技術に興味を持たれる方々がいる。
普段、気にしないで使っていただけるユーザーの方々でもトラブルに見舞われたとき、
はたまた、普段とは違う使い方をしたいと思ったときは、技術的な背景を知りたくなる。
知らないといけなくなる場面がある。

よって、①なるべく単純化して説明する工夫を模索するが
同時に、②原理原則を正しく理解する努力もするようにしている。

いや②原理原則をおざなりにして ①だけを考えようとする(身近にこのタイプのヒトが多いだけに)
 このアプローチの弊害を感じている。

バランスよく考える習慣をつけていくためにもこの本日の題材で考察しておきたい。

「圧電素子を用いたアクチュエーター」への理解を題材に
①、②のアプローチを考察してみたい。

まず基本的理解として

圧電素子には、
(1)力を加えると変形して電圧を発生する性質(圧電効果)と
(2)逆に、電圧をかけると伸び縮みして力を発生する性質(逆圧電効果)がある。

この性質を利用して、加速度センサー(*1)などのセンシング技術として活用されたり、
メカ駆動のアクチュエーターとして様々な分野で活用されている。


スライド2.JPG

スライド7.JPG

スライド9.JPG






■ミスターかくし芸~堺 正章~ テーブルクロス~早や技!お見事!



(*1)
加速度センサーのタイプとしては、圧電素子を使ったもの以外にも
歪みゲージ式、 動電式、半導体式などがあるが、圧電素子を使った加速度センサーは、
歪みゲージ式、 動電式などの他方式のセンサと比較して以下の特徴があります。

高感度 · 小型
広帯域…低周波から高周波計測まで可能
測定範囲が広い…微弱振動から大加速度まで
機械的強度が高い
耐環境性が良い
電源が不要(プリアンプ内蔵型を除く)

[1]圧電アクチュエーターの原理(村田製作所 HP)
http://www.murata.com/ja-jp/products/mechatronics/actuator/basic

スライド4.JPG

[2]圧電アクチュエーター(メカニズム)(富山村田製作所HP)
http://www.murata.co.jp/toyamamurata/product/actuator.html
スライド5.JPG
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。