「至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり」これを貫き通した人 吉田松陰 [テレビ・ラジオ]

2度泣いた。

先週4月19日(日)に放送された『花燃ゆ』第16話”最後の食卓~松蔭の江戸送り~”を観たときのこと。

巷では、視聴率が低い。と騒いでいるようですが僕には最高の番組。毎週のめり込んでいる。

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場面は、井伊直弼による安政の大獄。
萩長州藩の野山獄中の吉田松陰が江戸送りになるまでのシーン。

家族や門下生たちは、松蔭に厳しい処分が下るであろうことを予想して大いに悲しみ、どうすれば助けることができるか思いをめぐらせるが、そんな周囲の心配をよそに、当の松蔭本人は死を怖がるどころか、むしろ、江戸での取り調べにおいて自身の考えを主張し、幕政に一石を投じるまたとない機会を得た。とメラメラと熱い思いをたぎらせる。それで死ねるなら本望。と考えるような人物。

そんな松陰の気質を知り尽くしている家族は、江戸での取り調べの際になにも隠す事無く語り尽くし、
自らの主張を井伊直弼にぶつけるだろう。それによって松蔭に厳しい処分が下るであろうことを予期していた。なんとか思いとどまらせようとする妹文、自分たちがどうこうしても考えを変えるような松陰ではない。と悟っていた父。

江戸に送られる前夜に看守のはからいで、最後の食卓を家族で囲む松陰一家。母を悲しませないようにと明るく振る舞う松陰。

常人では、理解できない松陰のこの思い、言動を見るにつけ泣けて泣けてしょうがなかった。

この回の放送でも、
「至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり」(孟子)

「草莽崛起(そうもうくっき)」(志をもった在野の人々が一斉に立ち上がり、大業を成し遂げようという考え)をクローズアップしていた。

『私は「理念、戦略、戦術」という言葉を大事にしています。明治維新で言えば、吉田松陰が理念を形成し、坂本龍馬や西郷隆盛が戦略を考え、伊藤博文や大久保利通が戦術を考えた。そうやって日本は近代国家になった。』(生田正治)

やはり、吉田松陰は なによりも『志』を大事にした人だった。


「(島田君)君の志はなんですか?」と今、松陰に問われたら口ごもってしまうだろうなあ。
そんな事をシミジミと思いながらまた心が熱くなり、松陰神社に足が向いていた。

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ではでは。

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[4]
生田正治の名言・格言|ビジネスマンは理念、戦略、戦術を常に考えろ
http://systemincome.com/11713


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