差別化、差別化。論理的に考えすぎて結局みんなと同じになってしまう皮肉。ならばトコトン自分らしく。と開き直ってしまって良いのでは。それが結果として差別化につながる。 [書籍・雑誌]
完全にハマってます。出路雅明(著)『ちょっとアホ!理論』倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった!
部屋のなかが本だらけ。手狭になったのもあって、最近はもっぱら、図書館で借りる。一回読んだ上でほしくなったら電子書籍を探す。なければ、通常の紙の書籍を購入する。という行動パターン。この本は、読んでる途中に欲しくなってたまらなくなったので購入しちゃいました。
(2冊あるのは、1冊は図書館のもの。1冊は、先ほど届いた本。)
なるほど。と思うことの連続。MBA的な経営指標、手法を否定的に表現していながらも、なるべく意識しないようにしむけて、実のところMBAの観点でみても優れた経営手法を実践している。知識というよりも、知恵がつまった本。という印象で読み進んでいる。
たとえば、「差別化」が競争優位になるための必須条件。それを意識して企業努力したが差別化を意識して意識して結局たどり着くのは、差別化されないごく当たり前の製品、サービスに落ち着いてしまう。理論的なアプローチの行きつく先は、そこにあるように思う。
それどころか、差別化を忘れてとにかく「今、目の前にいるおきゃくさんを喜ばして、買ってもらえて売上げがあがるんだったら、別に差別化とかそんなもん、どうでもいいやん!」で、自分たちの気持ちに素直に好きにやったら、結局、お客様のよろこぶ差別化になっていた。そうだ。[1]
つまり、差別化、差別化。論理的に考えすぎて結局みんなと同じになってしまう。トコトン自分らしく。で良いのでは。それが結果として差別化につながる。ってことなんじゃないだろうか。
(ヤンミ・ムン(著)『ビジネスで一番、大切なこと』のなかで、コモディティ化が進むメカニズムを見事に説明していたのを思い出す。が促進されるのは、皆が真面目に他社と差別化しようとするからだ。『市場で起きていること。「競争力」=「差別化・差異化」→各社懸命に差異化する。→違いが微細になる。→お客様にとって意味が薄れる。→愛着が薄れる。。。』この差異化する際にみな違いを測ろうとする。つまり測定項目が共通化されその項目の中で差別化、優劣を付けることになってしまう。すべての項目で皆、満点を獲ろうとしてしまう。という説である。詳しくは、第8回 「ビジネスの本質」(ヤンミ・ムン コモディティのメカニズム)を考える を参照のこと)[2]
もう少し言うと、その自分らしさ、自分のスタイルがお客様から支持されなかったら? それは、誰のためにもならないのでそのビジネスは淘汰される。需要が換気されないようなら誰の為にもなっていない。無くても良いということになる。残酷でもなんでもない、それが自然の摂理だといえる。世の中の人を幸せにする。そのためにこそ企業は存在するのだから。
で、この本だが、思いっきり派手な装丁の本で題名も大きな文字で「アホ!」って書いてある。電車の中で読んでてもなんか妙な目で見られている気がするし、家で読んでたら7歳の娘に「お父さん大丈夫。アホって?」心配される始末。妻にいたっては、「そういう(本)のも、仕事に役に立つのよね。」と言われてしまった。そんなアホ!とかいう本読んでる時間があったら家族サービスしてよ。という趣旨のコメントだった模様。
まあ、この本の流れからするとこの表紙デザインは、しょうがない。というか、不可欠な演出となって絶妙のバランスになっている気がする。
ではでは。
[1]
[2]
部屋のなかが本だらけ。手狭になったのもあって、最近はもっぱら、図書館で借りる。一回読んだ上でほしくなったら電子書籍を探す。なければ、通常の紙の書籍を購入する。という行動パターン。この本は、読んでる途中に欲しくなってたまらなくなったので購入しちゃいました。
(2冊あるのは、1冊は図書館のもの。1冊は、先ほど届いた本。)
なるほど。と思うことの連続。MBA的な経営指標、手法を否定的に表現していながらも、なるべく意識しないようにしむけて、実のところMBAの観点でみても優れた経営手法を実践している。知識というよりも、知恵がつまった本。という印象で読み進んでいる。
たとえば、「差別化」が競争優位になるための必須条件。それを意識して企業努力したが差別化を意識して意識して結局たどり着くのは、差別化されないごく当たり前の製品、サービスに落ち着いてしまう。理論的なアプローチの行きつく先は、そこにあるように思う。
それどころか、差別化を忘れてとにかく「今、目の前にいるおきゃくさんを喜ばして、買ってもらえて売上げがあがるんだったら、別に差別化とかそんなもん、どうでもいいやん!」で、自分たちの気持ちに素直に好きにやったら、結局、お客様のよろこぶ差別化になっていた。そうだ。[1]
つまり、差別化、差別化。論理的に考えすぎて結局みんなと同じになってしまう。トコトン自分らしく。で良いのでは。それが結果として差別化につながる。ってことなんじゃないだろうか。
(ヤンミ・ムン(著)『ビジネスで一番、大切なこと』のなかで、コモディティ化が進むメカニズムを見事に説明していたのを思い出す。が促進されるのは、皆が真面目に他社と差別化しようとするからだ。『市場で起きていること。「競争力」=「差別化・差異化」→各社懸命に差異化する。→違いが微細になる。→お客様にとって意味が薄れる。→愛着が薄れる。。。』この差異化する際にみな違いを測ろうとする。つまり測定項目が共通化されその項目の中で差別化、優劣を付けることになってしまう。すべての項目で皆、満点を獲ろうとしてしまう。という説である。詳しくは、第8回 「ビジネスの本質」(ヤンミ・ムン コモディティのメカニズム)を考える を参照のこと)[2]
もう少し言うと、その自分らしさ、自分のスタイルがお客様から支持されなかったら? それは、誰のためにもならないのでそのビジネスは淘汰される。需要が換気されないようなら誰の為にもなっていない。無くても良いということになる。残酷でもなんでもない、それが自然の摂理だといえる。世の中の人を幸せにする。そのためにこそ企業は存在するのだから。
で、この本だが、思いっきり派手な装丁の本で題名も大きな文字で「アホ!」って書いてある。電車の中で読んでてもなんか妙な目で見られている気がするし、家で読んでたら7歳の娘に「お父さん大丈夫。アホって?」心配される始末。妻にいたっては、「そういう(本)のも、仕事に役に立つのよね。」と言われてしまった。そんなアホ!とかいう本読んでる時間があったら家族サービスしてよ。という趣旨のコメントだった模様。
まあ、この本の流れからするとこの表紙デザインは、しょうがない。というか、不可欠な演出となって絶妙のバランスになっている気がする。
ではでは。
[1]
ちょっとアホ!理論 倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった!
- 作者: 出路 雅明
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2006/05/30
- メディア: 単行本
[2]
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