「すべき(正しさ)」よりも「やりたい(情熱)」が人を動かし、結果を出す。 [書籍・雑誌]

よく以前から時折考えていたテーマを考えてみた。キッカケになったのは、Diamond Harvard Business Review 2013年8月号[1]に掲載されていた記事(南場智子さんへのインタビュー記事”我々は永遠にベンチャーである”)だった。

その記事のテーマは、アントレプレナー(起業家)として求められるもの。優秀なアントレプレナーとそうでないアントレプレナーの違い。という切り出しでの内容でだった。しかし、南場さんもその中でコメントしているようになにもアントレプレナーに限った話ではなく、マネジメントどころか、一般社員にも共通して必要な要素を考察していた。

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いつものように僕自身の理解や考え方を書き残しておこうとおもう。次回同様のテーマを自分の中で考察するための種とするために、南場さんだけではなく、様々な方々からもらった気付き、自らの体験からくる理解で綴りたいと思う。

 アントレプレナー、創業者に限らず、まず経営者は明らかに”Wants"の人たちである。
◯○したい。△△やりたい。というひとたち。理屈よりも意志が先行する人たちのこと。

それに対して、マネジメント、管理者たちは、"Should" の人たち。(部下は)こうすべき。と考える人たち。Wantの人たちのやりたい。に理屈をくっつけて、従業員に業務をこうすべきだ。と伝えるひとたち。

そして従業員たちは、"Must"のひとたち。□□しなければ。と思う人たち。しなければ。に縛られているので新しい仕事を提案しても拒絶反応を見せる傾向が非常に強い。[2]

これは、”残念な人”シリーズで有名な山崎将志さんによる表現。なるほどと思った記憶がある。

組織が大きくなる、そして創業者から次世代に経営がバトンタッチされると、Wantの人たちが居なくなる。存在しづらくなる。と言った方がよいのかもしれない。Shouldの人たちが幅を利かせるようになる。これは企業規模が拡大していくと同時に、ルーチンワーク業務比率が会社全体の業務の中でふえてくることから必然的に起きる現象。(南場さんや楽天の三木谷さんは、そうならないようにいつまでもベンチャーであり続けるんだ。[3]と発信し続けている。んだと僕は理解している。)

企業も成長しながらその規模に応じて変化して行かなければならない。経営者そのものがそれに対応できるように変化していかなければならない。それが出来ないのであれば、その段階段階で最適なタイプの経営者にバトンタッチしていかなければならない。その企業の変化を変態。と表現しているのが

[1]Diamond Harvard Business Review 2013年8月号 南場智子 ”我々は永遠にベンチャーである”(DHBR編集部によるインタビュー記事)
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Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 08月号 [雑誌]

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 08月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/07/10
  • メディア: 雑誌



[2]2011年2月8日山崎将志さんのカラーズオープニングイベント@コンファレンススクエアエムプラスのパネルディスカッションでのコメントに筆者が一部加筆

[3]2013年3月9日 楽天本社にて
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