発想の来た道~十人十色の発想術~ (ANAの機内ビジネス番組) [機内番組]
成田からフランクフルト行きのANA便の中で機内番組”発想の来た道”を観た。今回は、過去に取り扱った10人のスペシャル・ダイジェスト版~十人十色の発想術~もあった。そこに出ていた10人のそれぞれの発想のヒントに関して書き残しておきたい。(やらなきゃならない仕事があるのについついこの記事書いている。これも今回のヒントの一つだ。)こういうことやってると海外にいることもすっかり忘れてしまう。
①「巨大和紙で建築を変えた」 堀木エリ子(ほりきえりこ)
*プロフィール*
1962年京都市生まれ。和紙商品開発会社を経て2000年に堀木エリ子&アソシエイツを設立。成田国際空港第1ターミナル到着ロビーなどを始め公共施設、ホテルなど多数の建築空間で作品を展開するほか、舞台美術などで海外でも活躍。日本建築美術工芸協会賞、インテリアプランニング国土交通大臣賞、ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞2003、日本現代藝術奨励賞など多数受賞。
手漉き和紙の常識を変えた。手漉き和紙1500年の歴史に革命をもたらした。
発想方法は?
“出来る前提”でものを進めるということは出来る結果を生む。
出来ない選択さえ捨ててしまえば出来るしか残らない。
例えば、飛べる前提で飛行機を考えたから出来た。ということ。
②「衝撃の日本酒を造った男」 井澤治平(いさわじへい)
ブルーチーズに合う日本酒(元GEN)を造った。
高級な日本酒を造った。それにジンジャ―エールを入れたり、水で割ったり。
おにぎりで味わったり。いままでにない日本酒の楽しみ方を提案した。
日本酒の現状を見たときに面白くない、つまらないと思った。あらゆるシーンで
盛り上がる酒をつくらないと面白くないと思った。これがキッカケ。
酒造りの基本は、伝統に決して甘えないこと。
③「客を呼ぶインテリアデザイナー」 片山正道(かたやままさみち)
ゴディバチョコイスト原宿店、ナイキ原宿店、ユニクロ世界進出においてNY、Paris
などの主要都市の基幹店のデザインを手がけた。
20~30のプロジェクトを同時に手掛ける。
バブル崩壊で仕事が無かった時は、「日本の社長」という本をみて電話かけて営業もした。
発想方法は?
「方程式は捨てて行かないといけない。毎回毎回、ど素人でいたい。」
出来るだけ素人でいることで発想する。
④ 「元大統領を驚かせた料理人」 料理人 輿水治比古(こしみずはるひこ)
美食家で知られるクリントン元米国大統領はが大絶賛。
燻製醤油。液体を燻製する。という斬新な発想。
天才料理人とよばれる、輿水だが、料理をならったことがない元歯科技工士。
「(どんなことでもまず)やってみる事が大事」
やった人にしか次の答えがない。やった人には、失敗してもなにしてもとにかく次の
答えが出てくる。経験ってどんなことでも絶対プラスになる。
失敗覚悟でやってみることで発想を手に入れる。
⑤「土壁をアートに変えた男」 左官 挟土秀平(はさどしゅうへい)
ユニークな施工法。例えば寒天を土壁にいれることで土壁に穴ぼこ模様が出るよう
にする。
2008年洞爺湖サミットで大陸移動説 をイメージした作品。
ペニンシュラ東京で6階まで吹き抜け土壁。
仕事がゼロでも作品作りに挑戦し続けた。
東京は、フェアだと思った。しがらみは関係なく仕事がくる。
「同時にいくつもの仕事を抱えること」が発想法。
(仕事が)たくさんあったほうが追いつめられることで発想が生まれる。直面してい
ることは人間やりたくないと思う。やらなくてはいけないと思うと頭が逃げて違う仕
事のことの発想をしてくれる。別のことがバーッと浮かびが上がる。自分が冴えたと
ころにばかり行けばいいわけだ。仕事の同時進行で冴えた発想をする。
⑥「ディジタルサイネージ」 開発者 井部孝也(いべたかや)
電子看板の開発者。カメラが人の顔を認識する電子看板。
年齢、性別、広告を見ているか見ていないか、最大100人までの認識が出来る。
人が広告をみているかいないかで表示広告を変える。
自分の中にあるアイディアを出しつくしてまずは、アイディアを渇らす。
もう出ないというところまで会議でアイディアを絞り出す。
そうすれば、普段気にもかけていないことが頭に入ってきて発想につながる。
⑦「加圧トレーニング」 発明者 佐藤義昭(さとうよしあき)
体の一部を締めてトレーニングすると効率よく筋肉トレーニングが出来る。
ヒントは、高校生のころに正座をしていて思いついた。
正座をした後の足と筋肉トレーニングをした時と似た感触がある。
もしかして、筋肉を太くするために血流を抑えるというのが有効かもしれない。と思った。
自分の体を実験台にして何年もデータを取りづづけた。が、なかなか信用してもらえなかった。が30年たって特許がおりた。(有効性が認められた。)
東大病院などでも採用している。
発想法?
「苦しむこと。苦しみの後に発想がくる。苦しみをさけずに自分からぶつかっていく。」
⑧「日本の未来を変える」 若きテクノロジスト 猪子寿之(いのことしゆき)
ルーブル宮殿のメインホールにデジタルアートを入れた。丸井のインターネット販売
サイトを再構築して売上60%アップ。ハイテクハンガー。
チームラボ会社の会議室には壁がない。もしかしたら、プロジェクトメンバー以外が
良いアイディアをもっているかもしれない。
⑨「予約殺到のカプセルホテルを創った男」 油井啓介 (ゆいけいすけ)
9h(ナインアワー)には外国人が殺到。最先端の睡眠システム。
どこの国の人でもわかるアイコンによる表示。シャンプー、リンス、ボディーソープはすべてオリジナル。都内のラグ ジュアリ―ホテルで使っているものの成分分析もした。
エジプトメンのタオル、館内着。グッドデザイン金賞などの賞をとった。
発想法?
「行きたい場所を先に決める無理やりそこに行く。それにより発想が始まる」
⑩「夢のツリーハウスを作る男」 小林崇(こばやしたかし)
日本の第一人者。気に優しい工法で世界でも評価が高い。
この仕事を始める前はダメダメ人間だった。やりたいことがなかなか見つからなかった。
社会に全く順応できなかった。
ツリーハウスのためならどうなってもかまわない。と思ったのがこのツリーハウス。
好きなことをやり続けただけ。気がづけば日本を代表するツリーハウスクリエータになっていただけ。
ああいう大人もいる。とおもえば若い人も気が楽になる。
ちゃんとやっていかないといけない。
発想法?
「生き方に責任を持つ。」という覚悟から生まれる。
なかなか興味深い、さらには含蓄がある言葉の数々。こういう番組を作っている、流しているところにもANAの強さがあるように思う。
なんでこんな記事かいているんだろうか?俺は。自分の所属するコミュニティに共有して居心地をよくしたいからだろう。きっと。つくづく自分ってキュレーターって自分でも思う。(質の高さはまた別の話(笑))
そうだ、仕事をしよう。(ここブラッセルではまだ朝4時。まだまだ挽回が効く?)
ではでは。
①「巨大和紙で建築を変えた」 堀木エリ子(ほりきえりこ)
*プロフィール*
1962年京都市生まれ。和紙商品開発会社を経て2000年に堀木エリ子&アソシエイツを設立。成田国際空港第1ターミナル到着ロビーなどを始め公共施設、ホテルなど多数の建築空間で作品を展開するほか、舞台美術などで海外でも活躍。日本建築美術工芸協会賞、インテリアプランニング国土交通大臣賞、ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞2003、日本現代藝術奨励賞など多数受賞。
手漉き和紙の常識を変えた。手漉き和紙1500年の歴史に革命をもたらした。
発想方法は?
“出来る前提”でものを進めるということは出来る結果を生む。
出来ない選択さえ捨ててしまえば出来るしか残らない。
例えば、飛べる前提で飛行機を考えたから出来た。ということ。
②「衝撃の日本酒を造った男」 井澤治平(いさわじへい)
ブルーチーズに合う日本酒(元GEN)を造った。
高級な日本酒を造った。それにジンジャ―エールを入れたり、水で割ったり。
おにぎりで味わったり。いままでにない日本酒の楽しみ方を提案した。
日本酒の現状を見たときに面白くない、つまらないと思った。あらゆるシーンで
盛り上がる酒をつくらないと面白くないと思った。これがキッカケ。
酒造りの基本は、伝統に決して甘えないこと。
③「客を呼ぶインテリアデザイナー」 片山正道(かたやままさみち)
ゴディバチョコイスト原宿店、ナイキ原宿店、ユニクロ世界進出においてNY、Paris
などの主要都市の基幹店のデザインを手がけた。
20~30のプロジェクトを同時に手掛ける。
バブル崩壊で仕事が無かった時は、「日本の社長」という本をみて電話かけて営業もした。
発想方法は?
「方程式は捨てて行かないといけない。毎回毎回、ど素人でいたい。」
出来るだけ素人でいることで発想する。
④ 「元大統領を驚かせた料理人」 料理人 輿水治比古(こしみずはるひこ)
美食家で知られるクリントン元米国大統領はが大絶賛。
燻製醤油。液体を燻製する。という斬新な発想。
天才料理人とよばれる、輿水だが、料理をならったことがない元歯科技工士。
「(どんなことでもまず)やってみる事が大事」
やった人にしか次の答えがない。やった人には、失敗してもなにしてもとにかく次の
答えが出てくる。経験ってどんなことでも絶対プラスになる。
失敗覚悟でやってみることで発想を手に入れる。
⑤「土壁をアートに変えた男」 左官 挟土秀平(はさどしゅうへい)
ユニークな施工法。例えば寒天を土壁にいれることで土壁に穴ぼこ模様が出るよう
にする。
2008年洞爺湖サミットで大陸移動説 をイメージした作品。
ペニンシュラ東京で6階まで吹き抜け土壁。
仕事がゼロでも作品作りに挑戦し続けた。
東京は、フェアだと思った。しがらみは関係なく仕事がくる。
「同時にいくつもの仕事を抱えること」が発想法。
(仕事が)たくさんあったほうが追いつめられることで発想が生まれる。直面してい
ることは人間やりたくないと思う。やらなくてはいけないと思うと頭が逃げて違う仕
事のことの発想をしてくれる。別のことがバーッと浮かびが上がる。自分が冴えたと
ころにばかり行けばいいわけだ。仕事の同時進行で冴えた発想をする。
⑥「ディジタルサイネージ」 開発者 井部孝也(いべたかや)
電子看板の開発者。カメラが人の顔を認識する電子看板。
年齢、性別、広告を見ているか見ていないか、最大100人までの認識が出来る。
人が広告をみているかいないかで表示広告を変える。
自分の中にあるアイディアを出しつくしてまずは、アイディアを渇らす。
もう出ないというところまで会議でアイディアを絞り出す。
そうすれば、普段気にもかけていないことが頭に入ってきて発想につながる。
⑦「加圧トレーニング」 発明者 佐藤義昭(さとうよしあき)
体の一部を締めてトレーニングすると効率よく筋肉トレーニングが出来る。
ヒントは、高校生のころに正座をしていて思いついた。
正座をした後の足と筋肉トレーニングをした時と似た感触がある。
もしかして、筋肉を太くするために血流を抑えるというのが有効かもしれない。と思った。
自分の体を実験台にして何年もデータを取りづづけた。が、なかなか信用してもらえなかった。が30年たって特許がおりた。(有効性が認められた。)
東大病院などでも採用している。
発想法?
「苦しむこと。苦しみの後に発想がくる。苦しみをさけずに自分からぶつかっていく。」
⑧「日本の未来を変える」 若きテクノロジスト 猪子寿之(いのことしゆき)
ルーブル宮殿のメインホールにデジタルアートを入れた。丸井のインターネット販売
サイトを再構築して売上60%アップ。ハイテクハンガー。
チームラボ会社の会議室には壁がない。もしかしたら、プロジェクトメンバー以外が
良いアイディアをもっているかもしれない。
⑨「予約殺到のカプセルホテルを創った男」 油井啓介 (ゆいけいすけ)
9h(ナインアワー)には外国人が殺到。最先端の睡眠システム。
どこの国の人でもわかるアイコンによる表示。シャンプー、リンス、ボディーソープはすべてオリジナル。都内のラグ ジュアリ―ホテルで使っているものの成分分析もした。
エジプトメンのタオル、館内着。グッドデザイン金賞などの賞をとった。
発想法?
「行きたい場所を先に決める無理やりそこに行く。それにより発想が始まる」
⑩「夢のツリーハウスを作る男」 小林崇(こばやしたかし)
日本の第一人者。気に優しい工法で世界でも評価が高い。
この仕事を始める前はダメダメ人間だった。やりたいことがなかなか見つからなかった。
社会に全く順応できなかった。
ツリーハウスのためならどうなってもかまわない。と思ったのがこのツリーハウス。
好きなことをやり続けただけ。気がづけば日本を代表するツリーハウスクリエータになっていただけ。
ああいう大人もいる。とおもえば若い人も気が楽になる。
ちゃんとやっていかないといけない。
発想法?
「生き方に責任を持つ。」という覚悟から生まれる。
なかなか興味深い、さらには含蓄がある言葉の数々。こういう番組を作っている、流しているところにもANAの強さがあるように思う。
なんでこんな記事かいているんだろうか?俺は。自分の所属するコミュニティに共有して居心地をよくしたいからだろう。きっと。つくづく自分ってキュレーターって自分でも思う。(質の高さはまた別の話(笑))
そうだ、仕事をしよう。(ここブラッセルではまだ朝4時。まだまだ挽回が効く?)
ではでは。
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