仁王立ちの革命家 (発想の来た道) 堀木エリ子 [機内番組]

これも先日の菅野敬一さんを取り上げていた ANAの機内で観た「発想の来た道」からの話。なかなか異色のキャリアをもつ女性和紙工芸作家 堀木エリ子さんの話。

大学を出て彼女は、銀行に務めていた。何にでも熱中するあるのが彼女の特徴らしく、学生時代は学業やクラブ活動にとことんは励んだ。銀行に務めたときは、業務というよりディスコ通いに熱中するイケイケギャルだったとのこと。そのイケイケ度は半端なかったとのこと。

その彼女に訪れたターニングポイント。そもそも「頑張る」性格にターニングポイントが訪れて化学反応を起こした。とにかく、和紙作りをしている工房を観た時に受けた衝撃を表現するとそうなるらしい。和紙作りに見せられて、それを紹介するイベントをやりたくなり呉服屋をスポンサーにつけイベントを盛大にやった。イベントとしては大好評だったが、事業としては大赤字。3000万円もの赤字を出してしまった。とのこと。当然、社長は怒ったそうだ。堀木さんは、初期投資とおもって欲しかったらしいが伝わらなかった。

彼女の作品は、ジャパンモダニズム。和紙を大胆につかった内装、オブジェ。和紙は、通常畳三畳くらいの大きさを漉くのが限界とされていた常識をやぶり、茶室全体を一枚の和紙で包み込む。そんなチャレンジを成功させた。「お茶室は、宇宙。」という言葉を聞いて、宇宙には継ぎ目が無い。それでは一つの大きな紙で茶室全体を包もう!と思ったそうだ。思うだけでも凄いが、それを作ってしまったから凄い。施工依頼先も彼女の仕事の質の高さに感服。出来上がりは一発目から完璧だったという。
そういう彼女の斬新なデザインとアイディアで作られた作品がいろんなところに存在しているとのこと。(例:上野原縄文の森展示館(鹿児島)、善き牧者愛徳の聖母修道会(大阪)、東京ミッドタウン(六本木)など)
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どうやってそんなに大きな和紙をつくったかというと、いままでのような道具を使わずに地面の上で和紙を作ったそうだ。そういう堀切さんの「発想の種」はどこにあるのか?という問いに対しては、とにかく「なぜ、なぜ、なぜ」の自問自答を繰り返す事だという。全ての事には理由がある。それを解読することが発想に繋がるということらしい。

新しいものを作る事になる、誰も作らなかったものをつくることになるので、職人さんの道具は使わない。道具を作るところから全てが始まるとのこと。習った通り、人が遣っている通りのところからは変革は生まれないというのが彼女の主張。

最後に彼女が言っていた言葉も痛快だった。「本出そうと思っているんだけど題名はね、”仕事が趣味でなぜ悪い!”」だって。大変魅力的。彼女の生き方に憧れてしまう。

こんなんまで作ったとのこと。彼女も凄いが京都という街も凄い。
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「あなたの気付きは凄い。」と友人、知人、先輩方から言って頂く事がある。嬉しい。が、気付きで終わらせるつもりもないし、実際次のアクションにつなげているつもり。まだまだ成果が足りないのか。僕自身も堀木さんや、菅野さんのようにガッツり見える形で結果をだしていきたい。

ではでは。
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