地理的距離の重要さ。 貿易における「引力の法則」からみる優位性 台湾 [出張・旅行]

先月、出張の際の飛行機のなかでぼんやり考えながら描いていた。以前、伊藤元重さんの話を聴いてなるほどと思った、貿易における「引力の法則」(オランダのティンバーゲン)がヒントだ。
(貿易における重力モデル Trade Frictions and Welfare in the Gravity Model
:ヤン・ティンバーゲン(Jan Tinbergen, 1903年4月12日 - 1994年6月9日))


2国間の貿易額は、両国の距離が近いほど大きくなり、当事国のGDPや一人あたりのGDPが大きいほど、貿易額が大きくなるというもの。

現在経済活動が活発になっているかつ、今後の成長も期待できるエリアである環渤海圏、アセアン連合諸国などを丸で囲んでみるとこんな絵が見えてくる。このディンバーゲンの引力の法則が正しいとすると、この中心に位置する台湾の地理的優位性があらためて浮き彫りになる。

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中国視点だけではなく、インドを視野にいれても自然な見方だ。

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で、加えて華僑、印僑、ユダヤなどの世界の物流、商流の流れのカギを握るひとたちのテリトリーを重ねるとさらに面白いものが見えてくる。

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話は、変わるがこれも1月だったかにANAラーニング主催のセミナーで朝日新聞東京支社に出かけたときのことをふと思い出した。朝日新聞東京支社があるのは築地だが、そのエリアには、主要な新聞社のオフィスが例外なく存在することに気付いた。情報メディアとしてインターネットメディアへと移行したとしても、情報における地理的「引力の法則」は成立して続けるような気がした。

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情報も結局は、人。情報に感情がこもって初めてコミュニケーションが成立すると考えるとごく自然なことなのかもしてない。(シリコンバレー、オフィスで働くなどもそういうことなのではないだろうか。)

ではでは。
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