レッドブル翼をさずける。 [講演会・セミナー]

最近、どうも動画映像関係の技術および、映像業界の動向に関する記事ばかりになっていた。

ちょっと『マーケティング』っぽい話にも触れてみたいと思う。
(もちろん、映像業界のトレンドを意識する際は、マーケティングも念頭に考えている)

先日、佐藤達郎さんのお話しを拝聴する機会に恵まれた。
優れた広告からヒントを貰おう。自分のビジネス、マーケティング活動に活かそう。というのが趣旨。
内容は、著書『これからの広告』の教科書 の内容を中心に解説いただいた。

[1]

「これからの広告」の教科書

「これからの広告」の教科書

  • 作者: 佐藤 達郎
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2015/06/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



方法論としての提示、具体的な事例の提示などもあり大変勉強になった。

『これからの広告』の作り方 8つのメソッド [1]
 ①USPはいらない~差別化よりもウィル(意思)~ 
 ②表現は、統一するな ~消費者との接点によって見せ方を変えよ~ 
 ③わざとわかりにくく ~消費者に謎かけする 突っ込みが入れたくなるような作り~ 
 ➃まずは楽しませる ~『商品の良さ』より『良い時間』を提供せよ~ 
 ⑤個別戦よりも走力戦 ~一本の広告全体の仕掛け効果を~ 
 ⑥伝えるから繋げるへ ~送り届けるのではなく拡がる経路をつくる~ 
 ⑦演出しない。作り込まない ~ライブ感こそ人の心を動かす時代である。 
 ⑧商品名は最後まで出さない。~少ない予算でも広告効果は、生み出せる。 

詳細は、著書[1]に譲ることにして、そのときずっと僕が考えていたことをココに残しておきたいと思う。

[2]

レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

  • 作者: ヴォルフガング・ヒュアヴェーガー
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2013/10/24
  • メディア: 単行本




『8つのメソッドのうち、数個のメソッド要素が入っていれば大概成功する。』というのが佐藤さんの弁。

いま僕自身が興味をもって調べているのがレッドブルなのだが、

そのレッドブルは、ひとつを除いて全てを網羅している。
いや超越している。というのを実感。


『レッドブルのマーケティング、ブランディング戦略』の凄さを認識出来た。


一番、大切なのはやはり『ブランド・ウィル』
(そのブランドが何をしたいと思っているのか。

①この意志を明確に持つこと。
②そしてそれを市場に対して明言(約束)すること。
③継続的に達成し続けること。

これブランディングの本質。と心得ている。

そして、広告は、そのための手段に過ぎない。(別に広告を軽視しているのではありません。広告というもののポジションを自分なりに単純化させるために、なかば乱暴な表現をしてみただけです。)

『Redbull gives you wings (レッドブル翼をさずける)』 これがレッドブル社のブランド・ウィルであり
ブランドタグライン。全マーケティング、いやビジネスなのだ。

翼をみんなに与えるために、レッドブルは存在し、行動しつづける。

red-bull-gives-you-wings-helmet-suzuka.jpg

翼を与えるその象徴として、F1レーザー(の卵)だったり、サッカーチーム、エアチームへのサポートだったり、エクストリーム系スポーツの創出、支援だったりするだけで、レッドブルはどんな人に対しても翼を与えたいと思っているのだろう。


















この日の僕は、新しいネタを求めて重労働のあとに勉強会を訪れた。
(重労働とはいえ、時間的には余裕があったので会場前で時間調整出来る位だった
 昼食抜きで朝10時~17時まで、トイレ休憩以外はぶっ続けで展示会の説明員をやってたので
 重労働と言っても許されるかなW)

結果は、
今興味をもって掘っているテーマの整理材料に。
これもこれでまた有りがたいコト。(いつもながらこの勉強会には感謝してます!今回も得難いものを得た)

加えて思ったのが、
やはり自分の興味によって同じ講演でも感じること、得るものは違うもの。
きっと、僕と同じ見方で聴いていた人は居ない筈。


レッドブルのCEOマシッツ氏は、『Redbull gives you wings(レッドブル翼をさずける)』このタグラインを生み出すのに3年かけたそうだ。[2]

『レッドブル翼をさずける。』
なんだか漠とした表現なだけに大きな意味を包含出来ている。

勝手な解釈かもしれないが、
『レッドブルは、あなたのチャレンジを支援します。そして、その夢を叶えるための機会・手段を提供します。』
彼らの活動を観ていると、そういう事なんだろう。と思うのである。


小手先ではない、マーケティングがここにある。

益々、レッドブルから頭が離れない。

ではでは。
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