『プロフェッショナル論』 [講義・授業]

先日のブログ記事でスペシャリストではなく、プロフェッショナルを目指せ。という文を引用したが、その自分の中で今一番の旬、仕事力、プロフェッショナル論に関して考えてみたいと思う。

 プロフェッショナルというのも人によって定義や、寄せる思いは違うと考えた方が良さそうである。人それぞれにはスタイルがあり、そのスタイルの違いこそがプロとしての価値を生み出している。と考えるからだ。内田和成先生もまさにそれを強調した上で、彼のプロフェッショナル論を披露してくれた。
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 かなり簡略化した僕自身のメモなので、その場に居た人にしか正確に伝わらない部分が多い。裏を返せばそういう前提でここに残しておきたいと思う。


『内田和成のプロフェッショナル論』
「リーダーシップは、生き様」プロフェッショナル論もこれが全てというわけではないです。内田和成のプロフェッショナル論、内田和成の生き様を今日はお話します。

・ 本当に好き嫌いだけで仕事が出来るほど甘くはない。好きな事をやる為には嫌な事もやらないとイケナイ。(コンサルティングの仕事もカッコいい仕事ばかりではない。泥臭い地面を這いつくばるような事が大半。データ入力などのつまらない仕事もやるがそれをやらずに、いわゆるコンサルのカッコいい部分の仕事は成り立たない)
・ プロフェッショナルは結果が全て。(引用:堀紘一さんの「徹夜事件」頑張った?徹夜した?徹夜してこのレベルか)
・ わくわくドキドキ派(その対極にあるのは、出来れば安全策派。どちらが正しいではなく、先が見えない。やってみて引っ返さないと行けないかもしれないような策を選択してしまう。それはわくわくドキドキを大切にしたいからです。)
・ 知的・アイディアに関係する事は、人がやらないようなことに挑戦するというのが姿勢。でも、挑戦しないモノ事ももある。敢えて挑戦しないようにしている物もある。食べ物やファッションには保守的であることにしている。
・ 運やツキを大事にしている。経営は勘だとおもっている。
・ 経営は勘。でも山勘ではない。ギャンブラーではなく、勝負師であれ。ギャンブラーは「運を天に任せる」が勝負師は、「運までも自らが仕切る」『勝者の思考法』二宮清純(著)より引用
・ プロは言い訳をしない。例えばプロ野球選手。「今日は天気が悪い。新しいバットが馴染まなくて。」料理人が「食材が悪かった」こんな、言い訳をするようでは一流のプロとは言えない。
・ 私は、Agentタイプ。主体的に経営をする人。したい人をPrincipal。人にアドバイスする人をAgentと言う。
・ 好きじゃないとやらない。→やらないとその分野での成長が止まる。でも好きじゃない分野で成長しなくてもいいなんて考えもあるかね。
・ 本物・一流になるプロは、元々持っている視座が違う。(米長邦雄(著)『人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ』4段になる前に5段、6段になったら自分はどういう将棋を打つかを考えている。)
・ プロは努力する。努力をした。一見天才?と見える人たちこそいい仕事ができる。ジーコは、天才? ゴール前には、パターンが1000通りあるんだ。その1000通り全てにおいて100%成功するように練習する。それだけやればとっさのときに自然にプレーとして出る。
奥山デザイナー(フェラーリーなど)は、毎日100個の新しいデザインを書いている。そうしていないとお客様の前で閃かないのだ。
・ 持って生まれた才能よりも日頃の努力(女性パイロットの話。最初は腕で飛ばそうとして技を磨く。次に頭で。でも結局は、心で飛ばすことに気付く。心を磨くことです。
・ 自分の形に会社を変えるくらいじゃないとダメだと思う。自分を組織に合わせるのではつまらない。PCの父アラン・ケイ 将来を予想する最良の方法は、自分自らで作り出す事だ。
・ ビジネスマンは、「“心と技”を磨くべき」
・ 視野・視座・視点 を大切に。視野:広く見るようにしないと不意打ちにあう。視座:2つ上のポジションの立場で物事を見る。一つ上のポジションとはとかく利害関係が生じるので。視点:やはりユニークさが大切
・ 私は叱る。さもなくば、期待水準のバーも上がらない。コーチングは、叱らないというが。
・ 『得意淡然(トクイタンゼン)』とは、得意な時、物事がうまく行って居る時、あるいは絶頂の時に、淡々と振る舞い、決して奢らず、常に謙虚に、冷静沈着に 行動することです。反対に『失意泰然(シツイタイゼン)』とは、失意の時、物事がうまく行っていない時、逆風に逆らって向かっている時、あるいはどん底の 時に、悠然と構え、何事にも動ぜず、ゆったりと落ち着いて行動することです。長い人生の中ではこの『得意と失意』が必ず交互にやって来ます(六然より)
・ おススメの図書
① ジョエル・パーカー(著)『パラダイムの魔力』 
② 西堀栄三郎(著)『創造力―自然と技術の視点から』絶版になったので出版社と掛け合って別タイトルで再販。現タイトルは『技士道 十五ヶ条 ものづくりを極める術』
③ 司馬遼太郎(著)『項羽と劉邦』
④ 二宮清純(著)『勝者の思考法』
⑤ 営業のハウツー本

・人間学ぼうと思えばサルからでも学べる(堀紘一)
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ではでは。
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