【糸井重里】「喜んでもらおうよ」朝日新聞(仕事力) [新聞]

糸井重里さんも、昔から今の糸井さんじゃなかったんだ。いろいろ経験を積んで今の糸井さんがある。ってそういう記事。ターニングポイントというか、ターニングポイントを超えた頃に始めたのが「ほぼ日刊イトイ新聞」ということらしい。
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 若い頃は、勢いで仕事をしていた。それでもまかり通ったというか旨くいった。が45歳頃に後悔することになったそうだ。いわゆるしっぺ返し。彼の場合は社会的制裁というより、なんか自分の中で納得出来ない状態になったようだ。文脈がそういっている。ただ、そこで気づいたことは、昔コピーライターを遣っていた頃とあまり変わっていなくて、人が不自由だと思う事を僕も不自由だと思って、それを解き放ち、喜んでもらいたいと思った。「ここにこんな素敵な考え方があるよ」「こんないいものがあるよ」と教えて上げる。働くには、自分にとって何が大切かを探す必要がある。というのが糸井さんの考え。
 さらには、自分一人ではどうしようもなくて、何とも出来ない状況になって自己嫌悪に陥りそうになったときは、親鸞聖人の言葉を思い出すそうだ。「人は、命を授かったことで、誰からも認められている」
「働いているなかで誰かが喜んでくれるという事は、自分が居てよかったということ。仕事を通して存在を肯定してもらうこと。」なかなか良い表現だと僕も思う。人間生きていて大切なのが「手応え」その手応えはどうやって感じる事が出来るのか、得る事ができるのか。といえば他人からの反応だとおもうのだ。(逆に一番怖いのは、他人からの無視。攻撃される以上に怖い。これは西條剛央さんも言ってた。)で、糸井さんが嬉しかった言葉の一つが「糸井さんの会社は、あった方がいいかいしゃになりましたね。」ですって。素敵じゃないですか。「記事や商品、サービスなどは、そう認めてもらうための媒介なんです。」そう、もの手段はなんでもよいわけです。他人に感謝される。「君がいてくれて良かった」と思ってもらえるか、言ってもらえるかが人生において大切なことなんだと僕も思う。
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「「君がいて助かったよ」っていわれるほどカッコいいコトはない。思いっきりバットを振って、ちゃんと芯に当たって届いたという事実ほど働きがいになることはないよね。自分だってこうやって、あの人を喜ばせようと具体的なプランを描けば、仕事は動き始める。世間が考えるようないいことをしているのが素敵なじぶんなんじゃないくて、喜ぶ人の顔を思い浮かべて生き生きしているのが素敵な自分だと思う。それがあなたの仕事なんですよね。」なんか、最後のパートは、そのまま書き写してしまった。それぐらい素敵な糸井重里さんの記事だった。

ではでは。

できることをしよう。―ぼくらが震災後に考えたこと

できることをしよう。―ぼくらが震災後に考えたこと

  • 作者: 糸井重里&ほぼ日刊イトイ新聞
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/12/16
  • メディア: 単行本



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