【糸井重里】「格好良さ」に惹かれる / お客さんと直接話すと”生産は消費で完成する”というのことがよくわかる。」 [新聞]

朝日新聞2月19日(日)コラム「仕事人」。先日も書いたが今月は、糸井重里さん。先週に引き続きなかなか魅せられる記事だったのでココに記しておきたい。
 「喜んでもらおうよ」
 「格好良さについてかこう」なぜその人に惹かれるのか
 「やわらかくいよう」

なんか、見出しだけ観ていても糸井さんって自然体なんだな。とツクヅク思う。変に難しいこと、カッコいい事を書こうとか言おうとかしない。それがなんかとても格好いい。

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 コラムのなかで糸井さん流の格好いいと思ったことの事例が書いてあったが、「人や社会のお仕着せの考え方じゃなくて、打算がない。そういうところから力が湧いてくるものなんじゃないですか」たとえば、役職や立場による序列よりは、なんか憧れるんだよな。好きなんだよな。生き方格好いいんだよな。と思うことで動機づけられるほうが長続きするし、良い仕事出来る。って話。
 こういうコメントって肩肘はってたりしては書けないと思う。力が抜けているからこそ本質に迫れている気がする。糸井さんの場合は、格好つけようとしないことが格好よさになっているってことだろうか。糸井さんの職場環境も雑誌で読んだ事があるが、ガツガツしていないんだけどハードワーク。って印象をうけた。けっして序列で押し付けて仕事をするというより、厳格なルールで押さえつけて仕事をさせるというより、何をやったら楽しいだろうか。今なにに自分は興味があるだろうかをシンプルに突き詰めている。それが他人からみても面白かったり、楽しかったり、興味をそそられたりしているように思う。
 クリエーターとかに限らず、こういう要素はイノベーターに求められる事なのではないだろうか。カッチリ決められた業務体系からは、イノベーションは生まれない。生まれにくい。だからなのではないだろうか、Googleなどが20%ルールを義務化しているのは。と最近ツクヅク思うのだ。通常業務以外の事をやりなさい。というのがこのルールのメッセージ。一種のブートレッキングを制度化したもの。理想を言えば、これをお仕着せではなく自発的にやれる環境があれば良いのだろうがそれも実際は難しかったりする。だからルール化なのではないかと常々想像している。(なんか最近このテーマに取り付かれちゃってるな。僕。)

何れにしても、気になり始めて久しいのが糸井重里さん。この2冊は、机上にいつもある。
新聞記事から雑誌BRUTUSの記事に想起してしまったので、この際雑誌の記事に関しても多少触れておきたい。

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糸井さんの人柄、考え方が反映されている事務所、仕事の仕方も魅力的だ。
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この言葉、いいな〜っ。ぐっときた!「お客さんと直接話すと”生産は消費で完成する”というのことがよくわかる。」
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「Dont't think , Feel. Think に邪魔されるな。そしてFeelを怖がるな。」

彼のアプローチにも今後の日本、若者の才能を活かす仕掛けのためのヒントが見え隠れするように思う。僕も、最近の若者は余程優秀かつポテンシャルが高いと思う。なにも表面上ガッツイているだけがやり方ではないし、次のステップに文化、民度が上がるための方法として昔良しとされていたやり方から変わっていかないといけないのだと思う。

それを糸井重里さんを初め、黒須誠治さん、中竹竜二さん、西條剛央さん、枝川義邦さん、松川孝一さん、三原康司さん、西山茂さん、柳孝一さん らからプンプン感じるのです。(これはあくまで主観。でも主観というか相性と気付きのサイクルというのは関係があると思う。僕が気付きを貰える人が、誰でも共鳴するとは限らないからだ。)なんの話だったか多少とっちらかったが糸井さんは、アメーバーのような人。見る人、聞く人、接する人によって異なった存在に見える。それぐらいの多様性の人だ。

有名人、芸能人が糸井さんのことを表現すると十人十色の言い方になる。そういう人から見ても糸井重里って多面性があるってことなんだと思うな。
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高校1年生だったかに読んだ。この本。あとあと気づいたが糸井さんが取材編集したもの。当時の僕にとって強烈な印象。影響を受けたと思う。
成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫)

成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫)

  • 作者: 矢沢 永吉
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 文庫




これからも目がはなせない。
糸井重里 これから.JPG

ではでは。

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