「(組織内での)出世のため」に求められる事。 [よもやま話]
仕事が出来る!
と言われる人の共通点の一つに、
モノゴトを「シンプルに考える」というのがあるかと思います。
大抵 仕事が進捗しないのは、モノゴトをややこしくしているからに違いとすら思います。
進捗していない仕事ほど、アレコレ悩み、考えてばかりいて手足が止まってしまっているように
思います。
そんな時にからなず思うのです。
「アレコレ悩んでいる暇があったらとっととやっちまえばいいのに。」と。
最善の方法とか、最良の結果を出したいから、考えている。みたいな反論をされると
益々、言いたくなります。
「そんなのやってみないと分からないじゃん。」
「やりながら修正すれば良いんだって。」って。
ゆっくり構えて、考え込んでいるから益々、悩みが増えて動けなくなる。
しなくて良い心配まで背負い込んでしまう。というネガティブなループに入り、
抜け出せなくなる。
そして真面目な人ほど、そのネガティブループからさらに深みにはまるのです。
成果を出せない自分に憤りと不安を感じ、最悪の場合は「うつ状態」に近づいてしまうことすらあります。
この状況が、組織の上から下まであらゆる階層でなされたとしたら、それは大変なことになりますね。
でも、それが多くの組織の実態。大組織ほどその傾向が強いように思うのです。
大曽根幸三さんの名言を記した
「急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 [1]なども
「結果を出す奴、出し続けている奴は、モノゴトをシンプルに考える。
忙しいから、シンプルに考えないと間に合わないからそうせざるを得ない。とも言える。
そうやってシンプルに考えて、素早く行動に移しているから益々、仕事が回ってくる。
それをこなすために、さらにシンプルに考え行動に移す。」だから、
急ぎの仕事は、忙しいやつに頼むに限る。と解説されていました。
(大曽根さんの金言が詰まっている本で、これ以外にも刺さる事が無数に書かれています。
読み手次第では、無限の学びが得られる本だと思います。)
そして、ケン・シーガル著の「Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学」は、さらにシンプルに
モノゴトを捉えることの重要性をスティーブジョッブスによる事例を題材によりストレートに表現した本でした。
これらの本を読んでから6年程度たっていますが、この考え方は変わらず支持しています。
僕の場合も物事を進めるにあたっては、つとめてシンプルに考えるようにしています。
はじめからそうできたとは思っていません。
その僕がシンプルに考えられるようになったのは、二度の海外赴任体験がそうさせてくれたように思います。
日本に居た頃は、大勢の中で業務をこなしていました。方針ややり方などを決める際には、基本合議制で裁量も少なかった。
反面、海外で仕事していた際は、少人数なのにカバーすべき業務内容は格段に大きい。その代わりに裁量は十分与えられている。そんな環境でした。
じっくり悩んでいる暇もないし、逐一お伺いを立てている義務も余裕もない。そんな中で仕事を進めていると、自然とThink Simple、Act Quickになるものです。
ただ、時々シンプルに考え過ぎると弊害も生まれたりするんじゃないかな。
といいうか、「シンプルに考えろ!」と強制したり、シンプル過ぎて。。。。って事も
あったりするかもな〜。って思うようになりました。
僕自身が、シンプルに考えて、素早く行動に移すことに慣れていたのは、そういう環境に身を置けたからというのがあるようです。
「簡単じゃん。シンプルに考えれっばいいだけじゃない。やるだけだよ。やるだけ。」
と言っても、大量の業務と裁量を与えてもらった事がない人たちには、この言い方だけでは、
ピンとこないどころか、プレッシャーになったりするだけなのかもしれません。
単純に考えろよ。とか、シンプルに考えなよ。やるだけじゃん。
というだけではなく、そういう風に振る舞えるような環境に身を置かせてあげる。
そんな必要性をこの歳になってようやく、感じたりしています。
葉っぱをかけるだけの上司だった僕のことを、
おそらく、後輩や外の人からは、僕自身が「Too Simple」(シンプル過ぎる!)と感じていたのかもしれません。
自分の仕事が「バカっ早さ」を誇る前に、そういう配慮が出来る人間であったらなー。
後悔先に立たず。
本当にそうです。
でも、気づいたら実行に移せばいいだけです。それこそThink Simpleですね。
何事にも遅過ぎる。はないはず。
(ただし、会社という組織の中、出世のためには、年齢に応じた成長というのが求められるため
「遅過ぎる」というのは有ります。組織が大きくなればなるほど、大器晩成というのは、成り立たない
仕組みですからね。)
(出世のことは忘れて、人間の成長そして、世の中への貢献という視点で考えれば)
気づいた時に行動に移す。それでいいのです。
ようやくそう思えるようになりました。
ではでは。
[1]https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-06.html
[2]
[3]
と言われる人の共通点の一つに、
モノゴトを「シンプルに考える」というのがあるかと思います。
大抵 仕事が進捗しないのは、モノゴトをややこしくしているからに違いとすら思います。
進捗していない仕事ほど、アレコレ悩み、考えてばかりいて手足が止まってしまっているように
思います。
そんな時にからなず思うのです。
「アレコレ悩んでいる暇があったらとっととやっちまえばいいのに。」と。
最善の方法とか、最良の結果を出したいから、考えている。みたいな反論をされると
益々、言いたくなります。
「そんなのやってみないと分からないじゃん。」
「やりながら修正すれば良いんだって。」って。
ゆっくり構えて、考え込んでいるから益々、悩みが増えて動けなくなる。
しなくて良い心配まで背負い込んでしまう。というネガティブなループに入り、
抜け出せなくなる。
そして真面目な人ほど、そのネガティブループからさらに深みにはまるのです。
成果を出せない自分に憤りと不安を感じ、最悪の場合は「うつ状態」に近づいてしまうことすらあります。
この状況が、組織の上から下まであらゆる階層でなされたとしたら、それは大変なことになりますね。
でも、それが多くの組織の実態。大組織ほどその傾向が強いように思うのです。
大曽根幸三さんの名言を記した
「急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 [1]なども
「結果を出す奴、出し続けている奴は、モノゴトをシンプルに考える。
忙しいから、シンプルに考えないと間に合わないからそうせざるを得ない。とも言える。
そうやってシンプルに考えて、素早く行動に移しているから益々、仕事が回ってくる。
それをこなすために、さらにシンプルに考え行動に移す。」だから、
急ぎの仕事は、忙しいやつに頼むに限る。と解説されていました。
(大曽根さんの金言が詰まっている本で、これ以外にも刺さる事が無数に書かれています。
読み手次第では、無限の学びが得られる本だと思います。)
そして、ケン・シーガル著の「Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学」は、さらにシンプルに
モノゴトを捉えることの重要性をスティーブジョッブスによる事例を題材によりストレートに表現した本でした。
これらの本を読んでから6年程度たっていますが、この考え方は変わらず支持しています。
僕の場合も物事を進めるにあたっては、つとめてシンプルに考えるようにしています。
はじめからそうできたとは思っていません。
その僕がシンプルに考えられるようになったのは、二度の海外赴任体験がそうさせてくれたように思います。
日本に居た頃は、大勢の中で業務をこなしていました。方針ややり方などを決める際には、基本合議制で裁量も少なかった。
反面、海外で仕事していた際は、少人数なのにカバーすべき業務内容は格段に大きい。その代わりに裁量は十分与えられている。そんな環境でした。
じっくり悩んでいる暇もないし、逐一お伺いを立てている義務も余裕もない。そんな中で仕事を進めていると、自然とThink Simple、Act Quickになるものです。
ただ、時々シンプルに考え過ぎると弊害も生まれたりするんじゃないかな。
といいうか、「シンプルに考えろ!」と強制したり、シンプル過ぎて。。。。って事も
あったりするかもな〜。って思うようになりました。
僕自身が、シンプルに考えて、素早く行動に移すことに慣れていたのは、そういう環境に身を置けたからというのがあるようです。
「簡単じゃん。シンプルに考えれっばいいだけじゃない。やるだけだよ。やるだけ。」
と言っても、大量の業務と裁量を与えてもらった事がない人たちには、この言い方だけでは、
ピンとこないどころか、プレッシャーになったりするだけなのかもしれません。
単純に考えろよ。とか、シンプルに考えなよ。やるだけじゃん。
というだけではなく、そういう風に振る舞えるような環境に身を置かせてあげる。
そんな必要性をこの歳になってようやく、感じたりしています。
葉っぱをかけるだけの上司だった僕のことを、
おそらく、後輩や外の人からは、僕自身が「Too Simple」(シンプル過ぎる!)と感じていたのかもしれません。
自分の仕事が「バカっ早さ」を誇る前に、そういう配慮が出来る人間であったらなー。
後悔先に立たず。
本当にそうです。
でも、気づいたら実行に移せばいいだけです。それこそThink Simpleですね。
何事にも遅過ぎる。はないはず。
(ただし、会社という組織の中、出世のためには、年齢に応じた成長というのが求められるため
「遅過ぎる」というのは有ります。組織が大きくなればなるほど、大器晩成というのは、成り立たない
仕組みですからね。)
(出世のことは忘れて、人間の成長そして、世の中への貢献という視点で考えれば)
気づいた時に行動に移す。それでいいのです。
ようやくそう思えるようになりました。
ではでは。
[1]https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-06.html
[2]
急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 (角川SSC新書)
- 作者: 石田 修大
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2008/03
- メディア: 新書
[3]
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