『数学者』と『映像スペシャリスト』の両刀使い。シニアサイエンティストDominic Glynnさん。Pixar [よもやま話]
映像のスペシャリストにして、数学者。
なんか、めちゃめちゃ憧れます。
この組み合わせは、決して不自然な事でないことは、多くの人たちが知ってますよね。
映像表現を突き詰めていくと、数学的な知識、センスが必要になりますからね。
でも、ここまで堂々と数学者と名乗れる人は少ないのかもしれません。
そう言う意味で憧れちゃいます。[1]
で、こんなことを思い出しました。
かなり前に、会社に講演しに来てた高橋俊介さんが言ってたのを。
『現代のキャリア形成において起きているコト』
⑴想定外の変化が起きる仕事環境(予測可能性が低い)
⑵同時に深い専門性が求められる。
単なるジェネラリストでは太刀打ち出来ない分野が増えている。
この時代に対応していくためには、
違ったベクトルを持つ専門性を複数持つことが求められる。[2]
予測可能性の低いモノ(例) 育児......こうすればいい。という答えが無い。
どう育てたらどういう子供になる?
どうい子供にしたらいい?
→答えが無い!ですよね。
予測可能性の高いモノ(例) 試験......傾向性があって努力の方向性も明確。
日程まで決まっている。
じゃ、どうすればいいの?
『目的合理』ない生き方ではなく、『価値合理』な生き方をすればよい。というのが結論でした。
『目的合理』とは、目的を達成するためにやる。目的にあわせて思考、行動する。
『価値合理』とは、正しいから、大切だからやる。何のためとかは考えない。
→稲盛和夫さんの言う『人間として正しいコトをしてください。』
迷ったら、『どちらが人間として正しいかで判断してください。それだけです。』とも通じますね。
(そういえば、稟議の際に
『島田の言っているコトは、正しいコトをやろう。ってことだからヤルナ。とは言えない
けど。。。。』ってことを言われたコトがあります。
僕の提案の多くは、経営数値上のインパクトとして見えづらい提案がどうしても多く、
経営判断をする側からは、そういう発言にならざるをえなかったんでしょう。
でも、僕のなかには『風が吹いたら桶屋が儲かるんだ!』的な信念あっての提案の
数々だったんですけどね。
まあ、桶屋がなにものか。を相手にもイメージできるように説明出来てない。
それが僕の抱える課題ということなんでしょうねW
話は、大きく逸れましたが『複数の専門性』を身につけるというコトは大切なこと。
これは疑うべきも無いコトのように思います。実感としてもありますね。
Dominic Glynnさんの場合は、その専門性のベクトルが実は近い方向性にある。が、
各々の専門性の深さがとてつもなく深い。というところに魅力と憧れを感じました。
彼らは、扱う色で様々なものを映像の形で表現しています。映画=エンターテイメント
完全に感性の領域であり、センスがものを言う世界。と一見片付けられてしまいそうですが
実のところは、かなり工学的なアプローチが下支えしているのがよくわかりました。
そのベースとなる『色彩工学』の領域は、感情、感性に訴えるための色を定量的に扱えるように
すること。つまり、クリエーターはもちろん、制作に関わる人全ての共通言語化のために
物理学だったり、心理学、生理学といった複数の工学を駆使しているのです。[3]
僕がいま取り組んでいるコトも『エンジニア』に『クリエイター』の気持ちを理解させることです。
クリエーターさんの言葉や想いをエンジニアに翻訳することで、エンジニア自身が理解できるよう チャレンジし続けています。翻訳どころか僕自身の理解もまだまだ不足してるのも事実ですが
やるしか無い。という想いで取り組んでいます。
つまり、本来僕自身、文理両刀使い、いやそれに芸術分野にも理解をふかめなければならない
と思っています。道は大変険しく、長いようです。
ですが、この僕の想いに共鳴してくれる多くのクリエーターの皆さんからは、
多大なるご協力を得られています。お陰で頓挫せず継続できているというのが現状です。
この場を借りて感謝を言いたいです!皆さん、ありがとうございます。
感覚的なものを共通性と再現性をもたせるために数値化したり、学問として整理している
この色彩工学。僕の取り組みの象徴的な領域のように思えます。
次回、多少違う角度で取り上げてみたいと思っています。
ではでは。
[1]Getting to know Dominic Glynn
数学者、映像のスペシャリストになった背景を自分の言葉で語っています。これも興味深い。
(自身に降りかかったネガティブ?な出来事から興味を持って掘り下げることで今日がある!)
https://www.khanacademy.org/partner-content/pixar/color/color-101/v/dominic-glynn
[2]高橋俊介(著)『キャリアショック』
[3]色彩工学
なんか、めちゃめちゃ憧れます。
この組み合わせは、決して不自然な事でないことは、多くの人たちが知ってますよね。
映像表現を突き詰めていくと、数学的な知識、センスが必要になりますからね。
でも、ここまで堂々と数学者と名乗れる人は少ないのかもしれません。
そう言う意味で憧れちゃいます。[1]
で、こんなことを思い出しました。
かなり前に、会社に講演しに来てた高橋俊介さんが言ってたのを。
『現代のキャリア形成において起きているコト』
⑴想定外の変化が起きる仕事環境(予測可能性が低い)
⑵同時に深い専門性が求められる。
単なるジェネラリストでは太刀打ち出来ない分野が増えている。
この時代に対応していくためには、
違ったベクトルを持つ専門性を複数持つことが求められる。[2]
予測可能性の低いモノ(例) 育児......こうすればいい。という答えが無い。
どう育てたらどういう子供になる?
どうい子供にしたらいい?
→答えが無い!ですよね。
予測可能性の高いモノ(例) 試験......傾向性があって努力の方向性も明確。
日程まで決まっている。
じゃ、どうすればいいの?
『目的合理』ない生き方ではなく、『価値合理』な生き方をすればよい。というのが結論でした。
『目的合理』とは、目的を達成するためにやる。目的にあわせて思考、行動する。
『価値合理』とは、正しいから、大切だからやる。何のためとかは考えない。
→稲盛和夫さんの言う『人間として正しいコトをしてください。』
迷ったら、『どちらが人間として正しいかで判断してください。それだけです。』とも通じますね。
(そういえば、稟議の際に
『島田の言っているコトは、正しいコトをやろう。ってことだからヤルナ。とは言えない
けど。。。。』ってことを言われたコトがあります。
僕の提案の多くは、経営数値上のインパクトとして見えづらい提案がどうしても多く、
経営判断をする側からは、そういう発言にならざるをえなかったんでしょう。
でも、僕のなかには『風が吹いたら桶屋が儲かるんだ!』的な信念あっての提案の
数々だったんですけどね。
まあ、桶屋がなにものか。を相手にもイメージできるように説明出来てない。
それが僕の抱える課題ということなんでしょうねW
話は、大きく逸れましたが『複数の専門性』を身につけるというコトは大切なこと。
これは疑うべきも無いコトのように思います。実感としてもありますね。
Dominic Glynnさんの場合は、その専門性のベクトルが実は近い方向性にある。が、
各々の専門性の深さがとてつもなく深い。というところに魅力と憧れを感じました。
彼らは、扱う色で様々なものを映像の形で表現しています。映画=エンターテイメント
完全に感性の領域であり、センスがものを言う世界。と一見片付けられてしまいそうですが
実のところは、かなり工学的なアプローチが下支えしているのがよくわかりました。
そのベースとなる『色彩工学』の領域は、感情、感性に訴えるための色を定量的に扱えるように
すること。つまり、クリエーターはもちろん、制作に関わる人全ての共通言語化のために
物理学だったり、心理学、生理学といった複数の工学を駆使しているのです。[3]
僕がいま取り組んでいるコトも『エンジニア』に『クリエイター』の気持ちを理解させることです。
クリエーターさんの言葉や想いをエンジニアに翻訳することで、エンジニア自身が理解できるよう チャレンジし続けています。翻訳どころか僕自身の理解もまだまだ不足してるのも事実ですが
やるしか無い。という想いで取り組んでいます。
つまり、本来僕自身、文理両刀使い、いやそれに芸術分野にも理解をふかめなければならない
と思っています。道は大変険しく、長いようです。
ですが、この僕の想いに共鳴してくれる多くのクリエーターの皆さんからは、
多大なるご協力を得られています。お陰で頓挫せず継続できているというのが現状です。
この場を借りて感謝を言いたいです!皆さん、ありがとうございます。
感覚的なものを共通性と再現性をもたせるために数値化したり、学問として整理している
この色彩工学。僕の取り組みの象徴的な領域のように思えます。
次回、多少違う角度で取り上げてみたいと思っています。
ではでは。
[1]Getting to know Dominic Glynn
数学者、映像のスペシャリストになった背景を自分の言葉で語っています。これも興味深い。
(自身に降りかかったネガティブ?な出来事から興味を持って掘り下げることで今日がある!)
https://www.khanacademy.org/partner-content/pixar/color/color-101/v/dominic-glynn
[2]高橋俊介(著)『キャリアショック』
キャリアショック どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるか? (ソフトバンク文庫)
- 作者: 高橋 俊介
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/06/28
- メディア: 文庫
[3]色彩工学
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