遠藤功さんのサイン本もらっちゃった。Colors (遠藤功 vs 山崎将志対談) [講演会・セミナー]

先日、ビジネススクールColors Business College (CBC)の説明会に行ってきた。お目当ては、CBCの会長も務める遠藤先生と「残念な人の思考法」や「残念な人の仕事の習慣」などの「残念な人」シリーズで評判の山崎将志さんの対談。

pict%20033_400x300.jpg

今回は、山崎さんの話を軸に遠藤さんと山崎さんとで話を膨らませたり、掘ったりする形式の対談がありかなり刺激的。肚におちた〜っ。と実感出来るものだった。

スライド267.JPG


山崎さんの主張のなかで特に光ったのがこれ。
「仕事の成果」=(能力)x(やる気)x(プライオリティ)
これに対してのお二人の会話が実に興味深かった。肚に落ちた。
どんなに能力があっても、やる気があっても駄目。プライオリティ付けを間違うと全く意味が無い。
当然、プライオリティが正しくても、能力ややる気がなければ成果は出せない。というのも分かる。

「頭は悪くない。でも仕事が出来ない。」という人の原因はこの3要素で説明がつく。ってことらしい。

プライオリティを現場レベルでも正しく行うには、企業としての目標設定が明確で全体に浸透していることが大切。ちゃんとした目標がないから、各部署、現場において個別最適のためのプライオリティがなされる。業務連鎖が起きない。という話につながる。と理解した。これは大企業にとって共通の悩みかつこれを克服しないと存在が危ぶまれる内容。いま多くの日本企業が直面しているのはこの課題だと思う。

創業当初は、会社を軌道に載せる。という分かりやすい目標。右肩上がりの経済状態が続いていたときもとにかく作れ。売り上げ伸ばせ。という目標設定のもとにプライオリティ付けが出来ていたので複数部署間での業務連鎖も機能していた。いまは、なにやら目標も定められずに迷子になっているのが現状。
ことの序でに。ドラッガーも「経営者の条件」の中でこんな事を言っていたことを思い出した。医者というのは、「病気を治す。」という分かりやすい、誰もが賛同する業務目標を持っているので業務を進める上での阻害要因が少ない。目標設定すると一言で言ってもどういう目標設定をするかが経営者としての腕の見せ所。自社企業文化や、コアコンピテンシーに加えて自分たちのおかれている現在の経済、社会情勢などを総合的にみてどうするか。を考えなくては行けない。

もう一つズッシリ心にのこった山崎さんの言葉は、”「視点」を増やすことが重要。”
例「半額5倍の法則」(価格を半額にすると売上が5倍になる)というのが経験的に分かっている。
 だがそれを観る視点が立場がことなると違うという話。

コンサル視点:他の業種にも当て嵌められないか、ベストプラクティスにならならか?        
学者視点:なぜそうなるのだろうか? 論理的に言えるのか?(真理の探求)
経営者視点:よし!自分もやってみるか!(根拠要らない。とにかくやってみたい。Wantの人)
サラリーマン視点:えぇー、なんかまた仕事増えそう。。(余計な事はやらせんでくれ〜っ。)

今は、商売になる(売れる)モノやコトは
want ≫ must > should
ものがありふれたこの時代には、より心に訴えるものでなくては売れない。
まさに、暇つぶし社会におけるビジネス。として商売を再考するひつようがある。(昔、英国貴族がひまつぶしに始めたのがスポーツの起源。なにか似ているな。)

これを組織になぞらえて表現すると。
経営者は、want で考える。(とにかくやりたい。ありき。)
マネージメントは、shouldの人。(部下は○○すべきだ。)
従業員は、mustの立場。(やらねばならないこと。やってはならないこと。を考える。)

そう考えると我が社も含めて、日本企業の多くに不在なのが経営者。マネージメントが会社のトップをやっている。ここが根源。なにをやりたいかがないから目標も定まらずに迷子になってしまうのだろう。(柳井さんや、孫さんなどは、経営者だ。)

ポイントは、
どれが正しい。正しくない。という話ではなくいろいろな視点があるという認識をしておくことと出来ればそういう違った視点でも物事を捉えられるようにしておくと良い。という話。

「視点」を増やすには? ”他とは違ったソースに触れること!”
①高い目標を持つ『やりたい』
②視点のセットを持つ (誰の立場でみるか)
 ・木も見、森も見る
 ・上位/下位/対概念
 ・メタファー、見立て
 ・パッシブ、アクティブボキャブラリー
③他とは違ったソースに触れる
 ・一流に触れる
 ・ヒトがバカにするものから面白さを見出す(流行ものが何故はやっているのかを知ることは大切)
 ・海外の情報に触れる(Timeなどのビジネス雑誌など。日本のメディアの情報は、偏りすぎている。かつ閉鎖的。これは僕も感じる。)

「残念な人」に話を戻すと。「残念な人は作られる」
 •(残念な人の真逆の)出来る人の2つの強み。を上げるとこうなる。らしい。
  ーみんなと同じ事が出来る。
  ーみんなと違う事が出来る。
 •プライオリティの適否の重要性(を理解していない。出来ない人。)

説明会の終わりに抽選会があり、遠藤さんのサイン入り本をもらった。ラッキー。
「現場力を鍛える」「見える化」は既にもっているので本当にラッキー。CBCさんありがと。

スライド252.JPG

先ずは、一歩踏み込んで欲しい。まずは、「動け」というのが遠藤さんのメッセージのようだ。
自分の事を知る為に異質と出会いなさい。とのメッセージもビンビン来た!
スライド253.JPG

CBCに関してちょっと触れておく。説明会に行くまではちょっと腑に落ちない部分もあったのだが彼らの目指すところを聞いてなるほど。と思った。
「頭でっかちにならずに、コミュニケーションなども学んだ一流ビジネスマンを作る」
その為に このようなカリキュラムを用意している。
 BI (MBA的なもの)
 CI(コミュニケーションスキル。英会話力、話し方や書き方。見た目改造講座など。)
 HI(教養を身につける。クラッシック、芸術、ワイン講座など。)

 ビジネススクールより敷居が低い。間口を広く、敷居を低く。これを次のステップとして欲しいとのこと。インターネットが発達したこの時代、ますます知識、情報の入手は簡単になる。知識だけでは駄目。コミュニケーション、対人関係、文化、異文化への理解や教養を身につけることがこれからは益々重要になる。
いろいろ(カリキュラムは)用意してあるので自分の興味のあるところから始めてほしい。先ずは、一歩踏み込んで欲しい。「動け」というのが遠藤さんのメッセージのようだ。

「自分との出会い」が一番大事だし、ビジネススクールに期待して欲しいところ。自分の事を知る為に異質と出会いなさい。
なるほど、自分の目標設定次第ではこういうスタイルの学校もありだな。。
またCBCの説明会に言ってみようと思った。

スライド202.JPG

ではでは。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。